美味しいスイカ選びは音で判断です。あわじ花さじきの帰りに、スイカに詳しそうなおじさんに出会いました。

淡路島で散歩がてら、南海トラフ大地震に備えて、もし津波が来たときに、高い所へ避難するルートを開拓しようとしています。 淡路での穏やかな休日(3)

夏野菜を買いに、フローラルアイランドに、奥さんのお供をします。7月の下旬になると、夏野菜は気の毒になるくらいの低価格です。

松葉博雄の好きな、野菜のぬか漬けの食材です。買ったのは、きゅうり、白瓜、なすびです。

かんかん照りなら外を歩けませんが、少し雲が出てきたので、奥さんの接待に、国営明石海峡公園の山頂にある、あわじ花さじきに、車で上りました。

あわじ花さじきは、春の花が終わり、秋の花が始まるまでの端境期で、あまり目を引くようなお花畑になっていません。

前回、5月に来たときは、花さじきはお花で一杯でした。

≫2013年5月9日(水)

しかし、眺望は絶景で、花が無くても、ヨーロッパの丘陵を思い出させるような、なだらかな山には、近くに牧場もあります。

孫のU君や、リッキー君を連れてくるには、ぴったりの場所です。

ここから見ると、須磨や長田の景色が一望できます。

夏には、夏しか咲かない花もあって、花さじきの隅の方に、小さな花の群生がありました。

夏らしい可愛い花が一面に咲いています。

夕方になると、大磯漁港には、鳥が集まって来ています。浮きブイに体を預け、魚が飛び上がるのを、じっと待っているようです。

夕方の涼しくなったころ、奥さんと二人で、山側の畑や田んぼがある丘陵地に、散歩に出かけました。

畑には、美味しそうな瓜や、スイカが実っています。ご近所の家庭菜園をしているご婦人からは、熟れた瓜を二つ、いただきました。

スイカ畑に、スイカに詳しそうなおじさんがいたので、立ち寄って、熟れたスイカの見分け方を伝授してもらいました。その秘訣は、ずばり、スイカを叩いたときの音だそうです。

南海トラフ大地震に備えて、もし、津波が来たときに、高い所へ避難するルートを、頭の中に覚えようとしています。上に上に上がっていくと、畑を焼いているおじさんがいました。

この方に、どの辺りに逃げたらよいか?尋ねてみました。お話では、東浦の方では、過去に津波の被害が記録に残っていないそうです。

内海だから、津波は来ないでしょうと、ずいぶん楽天的な答えでした。むしろ、津波の心配をしていると言うと、笑われました。

更に、避難ルートを開拓するため、山の上の方へ登っていきます。

田んぼに注いでいる水は、近くの山から流れ出た、湧き水です。触れてみると、ひんやりと冷たい湧き水です。

あちらこちらの畑には、瓜やスイカ、メロンが実っていますが、鳥害や、いのしし、狸、鹿などの害は無いのでしょうか?

かなり上の方に上がってきました。眺望も良くなりました。ここまで逃げてこれれば、津波から逃げ切れるでしょうか?

下り道にも、花が咲き、ぶどうが実っていました。

またまたスイカです。もし、作っている人がいれば、分けてもらいたい気持ちです。

なかなか美味しそうなスイカで、無人販売制度で、値札を貼っていれば、買って帰りたいところです。

かくして、避難ルート開拓を兼ねた、奥さんとの夕方の散歩は、約1時間で終了です。とても爽やかな散歩でした。

2013年7月18日(木)