査読付き投稿論文 採択 研究のおもしろさとは 謎が解けたようなおもしろさ 【社長経営学69】
投稿No:10242
経営行動科学学会誌に掲載 研究のおもしろさとは 謎が解けたようなおもしろさ 【社長経営学】シリーズ69
経営行動科学学会で
報告を行ないます。
経営行動科学学会第10回年次大会で、
「経営理念の浸透が顧客と
従業員の満足へ及ぼす効果」を発表する日です。
与えられた時間の中で、
研究してきたことを
きっちり報告することになります。
テーマごとに各部屋に別れ、
同じ時間帯に、それぞれの部屋で、
たくさんのテーマについて
発表がスタートしています。
一番目の方が報告された頃は、
傍聴者もまだ少なかったのですが、
松葉博雄の発表のときは、
多くの方が来られました。
発表が終わった後に、
たくさんの方から質問も頂きました。
大阪府立大学大学院のゼミの皆さんも
応援の聴講に大勢来ていただけました。
経営行動科学(JAAS)掲載
論文
が、経営行動科学学会の
査読論文に原著として採択されました。
2008年1月に受稿され、
その後複数の匿名による査読者の先生から、
半年以上をかけて査読を受けました。
査読者からは、
論文を読んでいくうちに、
推理小説のようなおもしろさを
感じたとのコメントをいただきました。
この論文では、
経営理念の浸透が顧客満足(CS)と
従業員満足(ES)を
両立させているという仮説を検証しました。
学会誌への投稿と、論文掲載が、
博士課程には、求められています。
投稿論文は、
経営行動科学学会に2008年1月に受稿され、
その後、複数の匿名によるレフリーの先生から、
査読を受けます。
そして、査読に対して、
また、書き改める箇所を書き換えします。
査読と改稿の後、7月末に
経営行動科学学会誌に受理の連絡を頂きました。
目標が2本の査読付き投稿論文のうち、
まずは1本が受理されたので
気持ちが軽くなりました。
論文が掲載された
学会誌『経営行動科学(JAAS)』8月号
が手元に届いたのは
10月になってからでした。
これまで誰にも明らかに
されていなかった問題を明らかにした、
その研究成果が認められました。
振り返ってみると、
実に研究のおもしろさとは
謎が解けたようなおもしろさだと感じました。
このように、
テーマを決めて、発表するまでに、
明石芳彦先生の指導を受けながら、
準備を何ヶ月もして、練りに練って、
学会発表に応募します。
全国大会での発表のチャンスを頂くと、
さらに発表の練習をして、
制限時間以内に終了するように、練習をしました。
予想される質問にも、
想定問題を作り、解答を準備していました。
このような時間の経過を見ると、
一本の論文を考えて、発表して、
論文にして、査読を受けて、
やっと掲載される訳ですが、
およそ1年は掛かります。
発表のチャンスを頂けなかったり、
応募しても、採用されないことも多くあります。
2008年8月号「経営行動科学」の巻頭論文として、
採用されたことを嬉しく思います。