米不足 解消なるか? 淡路島ではお米の収穫が始まりました 米不足はなぜ起きているのか

投稿No:10012

米不足 解消なるか 淡路島ではお米の収穫が始まりました 米不足と生産者の苦悩 未来への課題

淡路島をドライブしていると

見かける田んぼはどこも

黄金色に染まっています。

稲穂は太陽の光を受けて輝き、

収穫の時を待っているかのように

静かに揺れています。

お米の農家さんが

収穫した米を天日干ししているのを

見掛けました。

あっという間に、新米の季節がです。

収穫されて干されている風景は

とても美しいです。

最近、米不足が

深刻な問題になっています。

淡路島でも、スーパーの棚を見ると、

いつもは大量に並んでいるお米が

品薄になっているのが目に付きます。

売っていたとしても、

高額になっています。

まもなくお米が底をついてしまうという

令和の米騒動と呼ばれる現象が

起きているのです。

特に関西の品薄がひどいようで

お店に行っても買えなかった

という声も良く聞きます。

日本人の米消費量は年々減少しているのに

なぜ、米不足が起きているのでしょうか。

 

原因の1つは、

昨年2023年に各地で起きた

大雨や高温被害による

お米の不作だそうです。

昨年は全国各地で総雨量1,000㎜を

超える大雨が発生、台風や線状降水帯による

大雨でお米などの農作物に

甚大な被害をもたらしました。

原因の2つ目に考えられるのが、

インバウンド(訪日外国人観光客)による

お米需要の増加だそうです。

(参考:JRE MALL

しかし、お店の店主に話を聞いてみると

お米が、ないわけがない、

と言っていました。

どこかにあるはず、誰かが

隠しているのではないか、という意見です。

確かに、今までここまでの

米不足はなかなかなかったように思います。

そもそもの原因として、

農業従事者の高齢化や減少が

大きな影響を与えていると思います。

米作りには多くの労力が必要ですが、

若い世代の農業離れが進み、

生産体制が縮小している地域もあります。

また、 農業に必要な機械、

特に稲作には田植え機やコンバインなどの

専用機器が欠かせません。

しかし、これらの農機は非常に高価で、

農家にとっては大きな負担です。

1台数百万円から

高いものでは数千万円もする農機を、

個人の農家が導入するのは容易ではありません。

稲作のための設備投資が大きくなる一方で、

米の価格は長らく安価に設定されていたため、

農家にとって収益が見合わない現実があります。

お米の価格が安すぎた?

これまで、お米は

「手軽で安価な食べ物」として

広く消費されてきました。

しかし、その裏には農家の努力があり、

その対価が正当に評価されていたかといえば、

疑問が残ります。

機の導入や維持費、労力を考えると、

これまでのお米の価格はむしろ

「安すぎた」と言えるかもしれません。

現状の米不足を機に、

消費者側もお米の価値について

再考する時期が来ているのかもしれません。

農家の方々が安心してお米を

作り続けられる環境を整えることが、

未来の食卓を支えるために不可欠です。

お米は、日本の食文化において

なくてはならない存在です。

新米が出来て、少しでも米不足が

解消されたらと思います。

また、生産を支えている人たちへの

感謝の気持ちを忘れず、

これからも大切にしたいものです。

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