「直径7センチの小宇宙」カプセルトイ(ガチャガチャ)の世界の奥深さに感心
投稿No:9705
「直径7センチの小宇宙」 ガチャガチャ カプセルトイの世界を知り、驚きです プロフェッショナル仕事の流儀
ガチャガチャは身近に
わが社では、来店して下さった方が
少しでも待ち時間の苦痛を和らげ、楽しめるように、
ガチャガチャの機械を数カ所に設置しています。
無料利用は、ブリスターバック回収にご協力いただいた方や
お子様が対象です。
我が社のガチャガチャは
バンダイの商品ではないですが、
どの商品もそれぞれきっと、
開発者のたくさんの思いが詰まっているでしょう。
身近なものだからこそ、
気付きにくかったですが、
この番組を通し、カプセルトイの世界の
奥深さを知ることが出来ました。
プロフェッショナル仕事の流儀
プロフェッショナル仕事の流儀という番組が
放送されていました。
この番組は、さまざまな分野の第一線で活躍中の
一流のプロの「仕事」を徹底的に掘り下げる
ドキュメンタリー番組です。
今回の放送内容は、
カプセルトイの世界の内容でした。
なんとなく見ていましたが、
カプセルトイの奥深さに深く感心しました。
今回ブログで紹介したいと思います。
カプセルトイとは、
いわゆるガチャガチャのことで
硬貨を入れレバーを回すと
カプセル入りの玩具が出てくる自販機のことです。
現在ガチャガチャは、空前の
第5次ブームを迎ていると言われていて
2022年の市場規模は
610億円に達したそうです。
ガチャガチャを回す理由としては、
1位は「欲しい商品がある」、
2位は「何が出るか分からないワクワク感」という
調査結果がるそうです。
ガチャガチャといえば
かつては「子どもの玩具」という
イメージが強かったのですが、
現在では専門店が次々と登場し、
子どもから大人まで
幅広い年齢層の方で賑わっているのです。
大人の間で大ブームを
巻き起こしている商品も多数存在します。
発売される新商品は、
毎月300種類を超えているそうです。
それだけ、人気の証拠です。
プロフェッショナルでは
株式会社バンダイが開発している
カプセルトイについて紹介していました。
おもちゃ開発者の誉田恒之さんが、
今回の主人公です。
この誉田さんは、バンダイの
カプセルレストイの第一人者で、
数々のカプセルトイの
ヒット作を生み出しています。
いきもの大図鑑シリーズ
誉田さんが特にこだわったのは、
いきもの大図鑑シリーズだと言います。
このいきもの大図鑑シリーズは、
とても大きな売り上げをほこっていて、
大人気商品だそうです。
いきもの大図鑑シリーズが
なぜそんなに人気かと言うと、
その生き物の再現度です。
とても高い再現度で作られていると言います。
その再現度の高い商品を
作り出すまでには、多
大な労力がかかっています。
まず、造りたい生体の細部まで、調べます。
そして、サンプルを作ってみます。
その後、博物館などへ出向き、
実物を見たり、触ったりして、
自分達が作ったサンプルとは
何がどう違うのか、細部まで確認し、
何度も作り直すそうです。
。
細部まで再現された、
完成度の高いフィギュアは、
その生物が好きなマニアにも、
とても人気がでるそうです。
何度も何度も、造り直し、
本物と比較し、たくさんの時間と労力をかけて
一つの商品を作り出します。
この「いきもの大図鑑シリーズ」は
再現度の高さから、
学校の教材にも使用され、
カプセルトイの概念を変えてきました。
お金を掛ければ、
完成度の高いフィギュアを作るのは、
そう難しい事ではありませんが、
カプセルトイという、低単価のおもちゃの中で
どのように、驚きのあるものを作れるか、
ということが課題だと言っていました。
私は、この技術と情熱に、深く感心しました。
それと同時に、カプセルトイの世界は
こんなにも奥深いものなのかと、
衝撃を受けました。
カプセルトイは子供が楽しむものだと
今までは思っていましたが、その考えは、
この番組を見て、一気に変わりました。
この、生き物大図鑑シリーズは
昆虫などの虫を商品化することが多いですが、
爬虫類シリーズも現在、
売り始めているそうです。
虫と言う枠にとらわれず、
様々な生体に挑戦し、作成していくのは、
きっと思っている以上に大変なことです。
現在、爬虫類を飼育する人が増えており、
このようなマニアックな生物でも、
大変人気だと言います。
このアルマジロトカゲは、
マニアの間には人気で、
実際に飼育しようとすると、
生体の価格が数十万円もするそうです。
実際に飼育するとなるとなかなか手が届かないため、
このようにカプセルトイのフィギュアで
楽しむ人もいるのでしょう。
生き物の他にも、
人気のアニメのフィギュアは、
大人に人気だそうです。
現在、カプセルトイのケースの大きさは
直径68ミリが主流のようですが
直径90ミリのカプセルトイのケースが
販売される予定です。
ケースの直径が22ミリ変わると、
どうなるでしょうか。
それは、たった22ミリ大きくなるだけで、
内容量は2倍になると言うのです。
その内容量の増加に伴い、
もっと精巧な、商品を
中に入れられるようになります。
できることの幅が広がり、現在は
未知の大きさのカプセルトイに挑戦しているそうです。
本当に、まるで小宇宙です。
私達から見れば、
カプセルトイのケースは小さな球体ですが、
その中に、開発者の努力と情熱とアイディアが
たくさん詰まっているのだと、改めて感心しました。