パソナ本社機能 淡路市へ移転します。経済より景観が大切です
投稿No:8785
パソナ本社機能淡路市へ移転 市民の不安は経済性から視ている施設ばかり。景気より景観が大事。 市民の不安1.西海岸の交通渋滞2.西海岸の土地価格が急騰中3.良好な緑の景観が壊されている、淡路市の景観をどうするの? パソナ本社機能が淡路市に来たら淡路市はどうなる? 兵庫県立淡路景観園芸学校④ 「花と緑の街づくりを目指して」
「花と緑の街づくりを目指して」 花と緑の効果 パソナ本社機能淡路市へ移転 市民の不安
今回の講義のテーマは「花と緑の街づくりを目指して」です。
講師は林まゆみ教授です。
花と緑は人に対してどのような効果をもたらすのでしょうか。
3つの効果があります。
①内面的効果
②実用的効果
③社会的効果 です。
①花と緑は、それを見ることによって心が豊かになったり、
幸せな気分にする精神的な健康が得られます。
②実用的効果は、肉体的健康をもたらします。
③社会的効果は社会的な健康をもたらしてくれます。
このような効果についての講義がありました。
このあと、班別ワークショップに移ります。
ワークショップのテーマは、気になるところ 何処の?何が?どうしたい?
班別ワークショップのテーマは、
「花と緑の街づくりを目指して」に対して「気になるところはどこか?」
1.どこの場所?
2.その課題は何なのか?
3.どうしたいのか?
景観園芸キャンパスの中で見つけるか、
あるいは身近なところで見つけて、イラストマップを作って、
発表して下さいという課題です。
このテーマは今日仕上げるのではなく、
来春3月までに仕上げるテーマです。
今日のところは素案のようなレベルで良いそうです。
パソナ本社機能淡路市へ移転 市民の不安
4班の4人はテーブルを囲んで、どこの何が気になって、
それをどうしたいのか、
ポストイットにいくつも書いて模造紙に貼り付けました。
淡路島の受講生は、
やはり皆さんパソナのことが気になるようです。
パソナ本社機能淡路市へ移転 市民の不安 パソナは 淡路市の景観をどうするの?
淡路市には今、パソナを代表とする外からの企業が、
淡路市の花と緑の景観を壊しています。
景観とは、淡路市の日々の生活の積み重ねから築きあげられた共有の価値観が、
市民に見える形で具現化されたものです。
パソナは私企業の営利中心の価値観で、
市民の価値観とは異なる価値観を優先しています。
これを何とかしないと、一度壊した環境、
コンクリートで塗り固めた自然はなかなか戻りません。
このような意見が出てきました。
パソナは淡路市の景観をどうするの? 西海岸の集中したパソナの集客施設
淡路市の西海岸には、
多くのパソナの商業施設が並んでいます。
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船でクルーズした時に撮影した
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2020年10月にオープンした
アトラクションと新たなイベントの写真です。
写真引用 ニジゲンノモリ公式HP
写真引用(CRAFT CIRCUS) 『kaiten-heiten.com』HP
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これらの商業施設は、
淡路島の景観を経済性から視ている施設ばかりです。
これまでの市民の価値観とはかけ離れた奇抜な施設が
周囲の景観を壊していると言われています。
パソナ本社機能淡路市へ移転 市民の不安 パソナの淡路島進出は景観的にどのような影響なのか
淡路市に現われている影響は、
1.西海岸の交通渋滞
土日、休日にはパソナ施設へのレジャー客で、
生活道路は渋滞し、日常的な市民生活に支障発生
2.西海岸の土地価格が急騰中
地域コミュニティの土地に対する愛着が、
投機的な期待に変化し、景観より経済性志向が芽生えている
3.良好な緑の景観が壊されている
街づくりを経済性から観るのではなくて、
コミュニティから視てほしいものです。
景観とは、地域コミュニティで営まれてきた
日々の生活の積み重ねのなかから、
自ずと築きあげられた共有の価値観が、
社会に見える形で具現化されたものです。
パソナ本社機能淡路市へ移転 市民の不安 淡路市民は、パソナの景観への影響を深刻に受けています。
受講生同士で意見の交換をしてみると、
淡路島の市民の方からは、
急速に変化している景観についての違和感が数多く出ました。
市民にとっては、
パソナの経済性優先の淡路島への進出に関心が高いようです。
パソナは目先の経済性が優先で、
淡路市民にはこれまで築いてきた日常生活が優先なのです。
双方には、相当な乖離があるようです。
「景気より景観」です。
パソナさん!淡路市の景観をどうするの? 全体を括るテーマは「景気より景観」
①何処? 花と緑の淡路市
②課題は? 景観変化の進行
③どうしたいの? 景観保全
このように4班の意見がまとまり、
私がプレゼンをすることになりました。
それぞれの班から、代表者が班の意見を発表しました。
林まゆみ教授からは、
今日は初回なので、この先さらに意見を追加して
来春3月に意見を完成させて下さいと、講評がありました。
講義の進行は、社会人大学院生を対象にしているような、
実践的なゼミのような雰囲気でした。
2020年10月8日(木)