酸っぱいものを食べさせる シークワーサー 名護勝山シークワーサー園

投稿No:8512

シークヮーサーとは酸っぱいものを食べさせること 第176回沖縄訪問(10)

酸っぱいものを食べさせる シークヮーサーは酸っぱい

沖縄の方言では「シー」は「酸」、「クワス」は「食わし」の意味です。

「シークヮーサー」というみかんの名前は酸っぱいものを食べさせる、という意味になります。

シークヮーサーの果実には、天然のビタミン・クエン酸・ノビレチンが豊富に含まれ、特に皮部分に多くの栄養素が含まれています。

疲労回復に効果のあるクエン酸や、ビタミンC、ビタミンB1、カロチン、各種ミネラルなども含有するヘルシーな果物としてメディアにも紹介され、一躍シークヮーサーは全国的に有名になりました。

ノビレチンという成分には、がん抑制効果が期待されていて、長寿との関連が注目されています。

ノビレチンは柑橘系の植物に多く含まれる成分で、ミカンやグレープフルーツなどにも含まれています。

飛び抜けて含有量が多いとされているのがシークヮーサーなのです。

酸っぱいものを食べさせる 名護市勝山シークワーサー園

名護市の有限会社勝山シークヮーサー園に来ました。

農業生産法人 有限会社勝山シークヮーサーの事業内容は、シークヮーサーの栽培、加工・販売をしています。

代表取締役は 安村弘充さんです。

所在地は、〒905-0002 沖縄県名護市勝山9番地です。

名護市は「やんばる」と呼ばれる、沖縄県北部地域に位置しとても自然豊かな場所です。

そのやんばる名護市にある勝山は人口160人ほどの集落です。

勝山シークヮーサーの経営理念

勝山の土に合うシークヮーサーで里を育てようと、

ハルサー(畑人)たちが集まって農業生産法人有限会社勝山シークヮーサーを立ち上げました。

大切にしていることは、新鮮で良質な原料を使うことです。

この経営理念がこだわりであり、役目、使命とも言えます。

勝山シークヮーサー園の経営方針

この先もシークヮーサーで勝山シークヮーサー園がが食べていくには、

お客様へ長く愛される商品を作らなければならず、そのためには美味しくなければなりません。

品質には妥協せず、流行りやブームを越えていかなければなりません。

外部の方からはよく「品質管理が行き過ぎる」と言われたりもしますが、お客様へ安心安全を届けるためには一切の妥協を許さない部分だと思います。

収穫したシークヮーサーはその日の夕方までに工場へ運び、穴開きや虫食いなどを必ず人の手と目でチェックしています。

シークヮーサーを選別する基準は、

「自分の子どもや孫達に食べさせても良いシークヮーサーなのか」

という想いで基準が成り立っているそうです。

シークヮーサー果樹園にはシークヮーサーの実がいっぱい

勝山シークヮーサーの事業所の敷地には、シークヮーサーの木が沢山植えられていました。

収穫期の最盛期は過ぎた時期でしたが、シークヮーサーの実がまだ残っていました。

シークヮーサーの実は、徳島のスダチの大きさぐらいです。

すだちも、シークヮーサーも、表面がまだ青いうちが商品価値があります。

黄色くなると、商品価値は下がってしまいます。

シークヮーサーが注目されたのは、ノビレチンの効能がテレビで紹介されてからです。

テレビの効果は、爆発的にシークヮーサーの人気に火をつけたのです。

ヤンバルの、沖縄らしい山は、シークヮーサーを植えるために、開墾されて自然を壊していく弊害も見受けられます。

シークヮーサーの栽培熱も、行き過ぎれば弊害が予想されます。

【出典:勝山シークワーサー

シークワーサーの効能

シークワーサー特有の栄養素とは

シークワーサーの栄養素のうち、特に優れているのがビタミンCですが、他に前述のノビレチン、ヘスペリジン、シネフリン、クエン酸が挙げられます。

ビタミンCは免疫力を高めて風邪を予防するほか、肌コラーゲンの合成を手伝い美白を促す効果もあります。

また、細胞の老化やがん化の抑制にも大きく関わっています。

ヘスペリジンは毛細血管をしなやかに保ち、あざを作りにくくするといわれています。

また、歯ぐきからの出血や高血圧の治療効果を助ける働きをするそうです。

クエン酸はカルシウムやカリウムなど、体に必要なミネラルの吸収を促進します。

これにより、痰切り、喉の痛みの緩和、体内pHのバランス維持、結石予防などの効果をもたらします。

シークワーサーの皮には特に多くのポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールとは抗酸化物質の1つであり、抗がん・抗炎症効果があることでも有名です。

また、皮に含まれるビタミンPには免疫機能を正常に保つ作用があり、

抗がん作用があるほか、アレルギー体質改善に効果があるとして注目されています。

【出典:たべるご

シークヮーサーにも沖縄県特定市域経営支援が給付されていました

沖縄の北部振興策には、政府からの補助金が毎年、投入されています。

このシークヮーサーの果汁工場は、工費は1億2,966万円で建てられています。

そのうち国からの補助金は8,232万円で、総工費の63.5%を占めています。

自己資金は、4,733万円なので、36.5%の負担で済んでいます。

総工費の約三分の一の自己負担で事業が拡大できるんです。

これも、沖縄振興の目的に沿うからです。

国からの補助金を頂いても、リスクはあります。

シークヮーサー果樹園の場合は、台風被害です。

沖縄には、巨大な台風が毎年のように通過していきます。

暴風雨に遭えば、シークヮーサーの木は折れる、シークヮーサーの実は落ちるというリスクがあります。

シークヮーサーの栽培もリスクが高い

シークヮーサーはテレビで紹介されて以来好調ですが、いつまでもブームが続くとは限りません。

忘れられると、シークヮーサーも売れなくなります。

テレビで紹介された直後に、びっくりするほどお客さんが詰めかけて、店の前に行列ができたという飲食店の事例はたくさんあります。

シークヮーサーも例外ではありません。それに、台風のリスクもあります。

商売は難しいと思いながら、シークヮーサー園を後にしました。

シークヮーサー 関連記事 アーカイブ

 

2019年12月30日(月)


←前へ:第176回沖縄(9)

→次へ:第176回沖縄(11)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください