山を削る 夕日の丘からは、名護市勝山の山が消えて、海が見えている 安積 登利夫さんとドライブ

山を削る   第176回沖縄訪問(11)

山を削る 名護市勝山では、山を削っている

名護市勝山では、山を削って砂利を獲得していました。

山は平地になるほど削られていました。

神戸市は、団地の土地造成に、山を削って、土をベルトコンベアで港に運び、その土で海を埋め立てて、山と海の両方から、土地を獲得した事例があります。

調べてみると、山を削る事例は、中国にもありました。

「700の山を削って平地に」中国史上最大の山地開発計画に科学者が警鐘

中国甘粛省の首都蘭州市の当局は、2012年に、土地不足を理由として、ある大規模プロジェクトに乗り出した。

700以上の山々を、ブルドーザーで削って平らにするという「蘭州新城」開発プロジェクトだ。

「700の山を削って平地に」中国史上最大の山地開発計画に科学者が警鐘

たとえば、山を削って平らにすることは露天掘りの鉱山でよく行われているが、「そのような造成地に都市が建設された例はない」と科学者らは指摘している。

研究者たちによると、蘭州の工事は2013年3月にいったん中断された。

ひどい大気汚染のため、環境アセスメントが必要と判断されたからだ。

しかし、市当局と請負業者は待機コストを懸念し、環境アセスメントが未完であるにもかかわらず、4週間後には工事が再開されたという。

「経験不足と技術的難題がプロジェクトを遅らせ、コストを膨らませている。

環境への影響も十分に検討されていない」と、研究者たちは指摘している。

【出典:「Ryan Grenoble 日本語版:水書健司/ガリレオ」】

山を削り、飛行場をつくる

広西チワン族自治区河池市に建設されていた空港が、このほど完成した。

この空港では、いくつかの山の山頂を切り崩して平らにしたところに、長さ約2.2キロメートルの滑走路が敷設されている。現代快報が伝えた。

この「山頂空港」に着陸する旅客機の乗客は皆、「驚き」と「スリル」で胸が一杯になる。

同空港に敷設された滑走路は、世界で最も幅の狭い滑走路のひとつで、離発着は1時間につき3便に限られている。

河池空港建設プロジェクトの投資総額は8億5千万元(約138億7千万円)、昨年末に竣工した。

同空港は、今のところ、自治区内で海抜が最高地点にある空港で、空港所在地周辺には、山が65座、谷が23カ所あり、最も高い山に行くにも、標高差70メートルを下らなければならない。

【出典:「人民網日本語版」2014年7月14日】

このように、各地で山を削って、山が新たな用途になっています。

ドライブがてら、着いたところは夕日の丘

同じホテルのオーナーで、東京の紳士服仕立ての安積登利夫(あさか とりお)さんとドライブです。

目的地なしで着いたところは、名護の夕日の丘です。

ここは、以前に来たことがあります。

今日は飲食店はどこもお休みで、食事をする場所も見つからず、どこか食べるところはないかと、適当にドライブして見つけたところです。

安積さんは、この辺りに来たことがないので、私の案内に大感激です。

山を削る様子が丸見え 夕日の丘

 場所は名護市勝山です。

ちょっと変わった面白いカフェです。

看板には「景色(絶景)みるのはただ…です」と書かれています。

 

夕日の丘のオーナーは、今日はお客が来ないので、私たちが来たことに喜んでくれて、

歓迎にお店に吊るしていたバナナをサービスに食べてくださいと、ちぎってくれました。

今日出来る料理は沖縄そばだけです。

お客様は誰もいません。私たち3人だけです。

山を削る目的は、山を削って砕石をとっています。

運が良ければダイナマイトの爆発の瞬間が見られるという情報もありました。

山を削って40余年

向かいの山を削って砕石を採取している工事現場は、何十年か前は大きな山だったそうです。

あの山があったときは、今見える名護の海は、山に隠れて見えなかったそうです。

それが、山を削っていくうちに、山はどんどん低くなって、今では名護の海が見えるようになったそうです。

工事現場から砂埃が舞い上がりますが、夕日の丘のオーナーとしては、山が低くなって視界が開けて名護の海まで見えるようになった方が嬉しいそうです。

日本中に山がありますが、家の前の大きな山がなくなっていくようなことは滅多にありません。

夕日の丘はカラオケカフェ

ここにはカラオケ設備があって、夕方になると、カラオケ同好の人たちが集まって喉を競うそうです。

隣近所が離れているので、大音響で歌っても、近隣からクレームはありません。

好きなだけ歌えます。1曲100円だそうです。 

カラオケは拍手するのがマナー

私は尋ねました。

カラオケを歌ってる人で、上手な人とヘタな人いると思いますが、ヘタな時でも拍手喝采するのですか?と尋ねました。

これはカラオケのマナーで、例え下手であっても、周りの人は拍手するそうです。

中には拍手を勘違いして、それならもう一曲と、何曲も何曲も続ける人もいるようです。

こうなってくると、どうやってカラオケを止めさせるかが周りの人達の問題になるそうです。

カラオケステージには名護の海の絵

奥の方にはカラオケのステージが用意されていて、名護の海のきれいな絵が描かれています。

この絵をバックに、乗りに乗ってカラオケを歌う人が集まるそうです。

今日は沖縄そばだけですが、普段だと色々メニューがあります。

山を一つ削るのに、毎日機械で掘っても、40年以上かかっています。

もし、一つの山に金・銀・銅などの鉱物資源があれば、掘っても掘っても40年は資源が続くことになります。

この山は道路工事に使う砕石用の砂利や砂を採取しています。 

周りにまだ山がいくつもあるので、全部掘りつくしたらまた次の山が待っています。

掘りつくした山は平地になるので、新しい土地が利用できることになります。

資源が獲得できて、副産物に土地ができることは理想的なことですが、近隣の人は砂埃で大変です。

ここからは、海の向こうに、夕日が沈んでいく景色が見えます。

晴れた日の夕日は、とてもきれいだそうです。

成程、ここは夕日の丘です。

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2019年12月31日(火)


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