海が泣いている 辺野古の海が泣いている 神戸から沖縄へ辺野古上空から見えた海 

海が泣いている 辺野古の海が泣いている 神戸から沖縄へ辺野古上空から見えた海 第176回沖縄訪問(1)

海が泣いている

神戸空港から那覇空港へフライト中に、

お天気が良ければ、窓から琉球列島が見えます。

離島が見えると、離島へ行った時のことを思い出します。

浜辺を見ると、浜辺を思い出します。

今、飛行機の窓から見えているのは、辺野古の埋め立て地です。

神戸空港を飛び立ち、上昇を続け、

およそ1万メートルの高さへ水平飛行を続け、

沖縄が近ずくと、順次高度を下げて行きます。

高度が下がってきたので、辺野古の埋めてて地は、

かなりはっきりと見えてきました。

上空から辺野古の埋め立て地を見ると、

辺野古の海は、美しさが消えて、辺野古の海は、泣いています。

海を埋めて飛行場を作ることは、大変な工事です。

土砂は潮に乗って流れ、付近の海は、濁った海になっています。

海が泣いている 一年前から泣いている

埋め立ての外周は、コンクリートに囲まれ、

どの辺までが埋められるのか、見た目にはっきりと見えます。

政府が2018年12月に

初めて埋め立て土砂を投入して1年経過しました。

埋め立てられて、土砂が満たされているのは、

岬の先端部分の当りで、まだわずかな部分です。

しかし、付近の海は、青い海ではなくなっています。

海はさらに泣き続けそう

工事を進めていると、軟弱地盤が見つかり、

地盤補強が必要と言われています。

予算は膨張し、9000億円を超えて、1兆円に迫りそうです。

飛行基地として使えるようになるまで、

工事期間は10年ほどかかると言われています。

海を泣かせない、反対運動

下の写真は、辺野古にヘリポートの基地を計画していた頃、

反対運動が起きた時の埋め立て計画予定地の写真です。

2006年1月に、辺野古に行った時には、反対派の座り込み運動が始まっていました。

辺野古の海に続く浜辺

辺野古の浜辺を訪れたのは、2013年7月でした。

辺野古の浜辺は、もともとは、静かな美しい浜辺です。

浜辺を歩くと、細かい砂浜に足跡が残ります。

突いた足跡も、潮が満ちてくれば、また消えて、きれいな浜辺に戻ります。

長い間、繰り返してきた自然の浄化作用は、

人の手で消えることもあります。

美しい海を傷つければ、海は泣きます。

海は泣いて、人も生活環境破壊に泣いて、

辺野古地区には、辺野古の住民の皆さんの日常的な生活があります。

ここに空港ができると、

その騒音は大変な生活環境破壊になることは、想像できます。

2015年3月に訪れた辺野古公民館では、地域の人が集まって、辺野古区総合展示会をしていました。

展示会では、沖縄のどこにでもある、

地域の人たちの生活の様子が伝わってきました。

琉球列島の海は、美しい海が続いています。

これが、当たり前と思っていた時代から、青い海は当たり前ではなくなります。

土地を増やすには、海を埋め立てるのが普通になって来ています。

海は泣いています。

埋め立てられて、泣いています。

沖縄の海はあちらこちらと埋め立てられて、海は泣いています。

飛行機から見える海は、海が泣いている原因は、

遠くて理解しにくいのですが、空から地上に降りて現地に行けば、

海が泣いていることが、身近に感じることができます。

出来るだけ現地を見て、

海が泣いている現実に触れたいと思います。

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2019年12月26日(木)


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