朝ご飯の話題は、忍者ハットリ君は「忍忍でござる」と言いました。徳川家康は、「人の一生は重き荷を背負うて 遠き道を行くがごとし 」と言いました。こんな教訓話です。
今日は、息子とリッキー君も一緒に朝ご飯です。
子ども達から言われることは、「こんなに手の込んだ朝ご飯を作ってくれる奥さんはいないよ、ちゃんと感謝しながら食べないといけないよ」と言われています。
どれほど手が込んでいるのか、丁度朝からやって来た息子とリッキー君が検分してくれました。まず、一番手が込んでいるのは、粕汁です。
粕汁の粕は、淡路島の千年一酒造で買った粕です。この中には、鮭、大根、人参、こんにゃく、油揚、サツマイモ、ネギ、柚子、などが入っています。
食材を見ると、集めるのに手間がかかっています。先日の舞鶴とれとれセンターでは、一夜干しのするめ、干しカレイ、かまぼこを買ってきています。
ちょっと手をかけたのは、ベーコンエッグと、干しカレイを焼く事です。
頂き物も混ざっています。九州・博多の久原本家の椒房庵(社主:河邉 哲司)です。辛子明太子を生で頂きます。焼くより、生の方が明太子の味が良いのです。
リッキー君は、朝ご飯を食べてきているので、松葉博雄が食べているご飯を欲しがりません。
今日は、11月11日です。会社では、経営会議を幹部社員の皆さんが自主的にしています。
経営会議に参加してみる事にします。今日はどんなテーマで会議をしているのでしょうか?
進学の勉強方法と同じ様に、効率の良い会議で、効果の上がる会議になるためには、会議の目的が重要です。
悪い例は、小さな事に議論が足を取られ、大きな成果を見失う事です。大きな事業所の例ですが、研究開発の会議では議論が進まないのに、自転車置き場のテーマでは相当な議論になった例もあります。
つまり、身近で、簡単で、自分も発言できる細かい事なら、議論は弾むのです。しかし経営成果には繋がりません。
息子も子どもを育てる事で、かなり自分自身が成長しているように思えます。幼児を育てると、なかなか聞き分けてくれず、我慢我慢、忍忍の連続です。昔、漫画の忍者ハットリくんで、ハットリ君はいつも「忍忍でござる」と言っていました。
辛抱辛抱、子育ても辛抱、会社経営も辛抱、ご飯作りも辛抱、あれも辛抱、これも辛抱です。
そして「辛抱という棒に花が咲く」と言われています。これで思い出すのが徳川家康です。徳川家康は、「人の一生は重き荷を背負うて 遠き道を行くがごとし」 と言っています。
幹部社員の人達も、仕事の前に早く出社して、経営会議をするのも辛抱です。この辛抱の棒に花が咲くようにするには、会議の参加者が真剣に議論しなければ、時間の無駄になります。
社長のためと思わないで、どうしたらお客様に喜んで頂けるかという視点から、会議をしなければいい結論は出ません。
何となく会議をしているようでは、こんなにやっているという言い訳で終わってしまいます。根底には、何で?どうして?と思う問題意識がなければ、短時間で良い意見は出ません。
ご飯を食べながら、息子とリッキー君にこんな教訓的な話をしていると、息子からは、お父さんはお母さんに、ちゃんと朝ご飯のお礼を言っているん?と、釘を刺されました。
2012年11月11日(日)