恩納村指定文化財ウドゥイガマは、万座毛の近くです。昔、踊りの練習場だったそうです。
万座毛のお土産屋さんで、1歳児の孫娘用に、むーむーを選んでいます。 第148回沖縄訪問(9)
恩納村指定文化財のウドゥイガマは、万座毛から少し離れた場所にあります。一般には観光バスで万座毛に案内されても、ウドゥイガマまで案内される事はありません。
ウドゥイガマは、恩納区の八月村芝居の演目を練習した場所であったことから、その名前が付けられました。
沖縄の各地区の集落には、公民館があります。今の時代は、集落での行事は公民館で行っていますが、昔、まだ公民館のない時代には、屋根があって皆が集まれる場所は、洞窟のガマで行っていました。
ガマの入り口には、恩納村指定文化財である事を示す白い杭が立っています。
ガマに入ってみます。階段が歩幅にそって付けられています。滑らないようにゆっくりとガマの中に入っていきます。
沖縄には各地に、大きな洞窟ガマがあります。思い出すのは、天照大神とゆかりのあるガマと言われている、伊平屋島のくまや洞くつです。
ガマの中は、20人くらいの大人が、車座になって話をしたり、踊りの練習をする事が出来る広さがありました。
海に向かって、大きく岩が開いています。海の方向に出ていってみます。
海に続く浜辺には、波で押し寄せられた珊瑚のかけらや、貝殻がつもりに積もって、歩くと心地よい刺激が足裏に伝わってきます。
この珊瑚のかけらを神戸に持って帰りたくなって、片山正喜さんの帽子を借りて、帽子の中に珊瑚のかけらと、貝殻を詰め込みました。
ガーデニングの飾りにぴったりの珊瑚のかけらですが、ビジネスとして、大量の珊瑚のかけらを恩納村の浜辺から持ち出されると、自然破壊に繋がるので困ります。
周りは、ごわごわとした溶岩が固まったような、珊瑚岩です。
この辺りは、万座毛生活環境保全林整備事業が施工されている場所です。
向こうの道路側から、簡単に入って来られる道がありました。しかしゲートは閉じられています。
車を引き返して、万座毛の方向に戻ると、やや開けた場所に、直射日光を避ける待合所がありました。
この辺りから東シナ海を眺めると、絶景です。
万座毛と言われる由来は、万人が座れる程広い草原という意味ですが、万座毛から離れたこの場所もかなり広い草原でした。
万座毛の正規の入り口に戻ると、そこには観光客相手に土産物屋さんが軒を連ねています。
土産物屋さんによくある、ウミガメの剥製もありましたが値段は不明です。
このあたりの地図を見ると、前兼久と万座毛は、とても近い事が分かります。
恩納村は、紐のように長く伸びた村で、恩納村の中には15の字があります。
奥さんは、孫娘の為に、何か可愛い着物を選んでいます。お店の人は、買う気を見せると積極的に服を勧めてきました。その中で奥さんが選んだのは、1歳児が着るような、ハワイの普段着のムームーでした。
2014年11月5日(水)