奥さんは思う 家で作るか  店で買うか 美味しい梅干しはどちら? 天日干しは殺菌効果 梅干しの土用干し

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奥さんは思う 家で作るか  店で買うか 美味しい梅干しはどちら?  天日干し 梅干しの土用干しは殺菌効果

奥さんは思う 家で作るか  店で買うか 美味しい梅干しはどちら? 

梅干しは大好きです。
 
 
梅干しは、食欲が無いときも、もっとご飯を食べたいときも、おかずが足りないときも、
 
少しご飯が残ったときも、夏バテの時も、食卓に欠かせません。
 
問題なのは、梅干しを自宅で作る方が美味しいのか、お店で買う方が美味しいのか、どちらが美味しいのかまだ、結論が出ていません。
 
 
庭の梅の木から、毎年沢山の梅の実を採取しているので、
自宅で梅干しを作る選択肢は、捨てられません。

奥さんは思う 自宅で作る梅干しを美味しくするには

奥さんは思う 梅干しを自宅で作ると 手間がかかります 土用干し

8月に入ってから、いいお天気が続いています。

7月に漬けた梅干しも良い具合に漬かっています。

その梅干しを奥さんが土用干ししてくれました。

土用干しとは、その名の通り夏の土用のころ、7月下旬から8月上旬の晴天が続くときに、

あらかじめ漬けていた梅干しを干すことを言います。

日干しすることで、太陽の紫外線で殺菌効果が高まり、保存性も高まるそうです。

この土用干しした状態の梅を「白干し」と呼び、塩分が20%前後となります。

また、日干しをしていないものは「梅漬け」と呼ばれます。

因みに、梅干しが赤紫蘇を使って着色されるようになったのは、江戸時代になってからだと言われています。

出典 Wikipedia

家で作る梅干し 梅干しの土用干し 赤梅酢

さっそく準備をしていきます。

瓶にはこのようにメモを貼って、いつ漬けたかがわかるようにしています。

澄んだ色の梅酢が鮮やかです。

奥さんは思う 自宅で作る梅干し 梅酢エキスを漉して分離

たっぷりの梅酢に漬かった状態の梅と梅酢をボウルに受け、その後に濾して分けます。

梅酢エキスをこぼさないよう、慎重にボウルに移していきます。

赤紫蘇のいい色が梅干しに綺麗についていて、このままでも美味しそうです。

見てるだけで唾液が出てきそうですね。

果皮も柔らかく漬かっているようです。

梅干しと梅酢を濾し終わりました。

奥さんはする 家で作る梅干し 赤紫蘇も一緒に ざるに広げて天日干し

さっそく、ざるに広げて干していきます。

赤紫蘇も一緒に干します。

今回、奥さんが丁寧に梅をざるの上に広げて、赤紫蘇も一緒に干しました。

期間は3日ほどですが、奥さんがもう1日干せばよかったと言っていました。

干すのは3~4日が目安のようです。

奥さんは納得 自宅で作る梅干し 白干し

きれいに乾燥して「白干し」になりました。

奥さん曰く、カリカリに乾燥した赤紫蘇は、フードプロセッサーで細かくすり潰して「ゆかり」にする予定だそうです。

それも楽しみです。ご飯がすすみそうですね。

さて、3日間干した梅干しを再び煮沸消毒した瓶に瓶詰めにします。

奥さんは思う 家で作る梅干しの土用干し 梅酢エキスの使いみち

ところで、このたっぷりの梅酢エキスはどうしましょうか?

奥さんがその使いみちを考えているところです。

ポピュラーなところではしょうがを漬けて「紅ショウガ」を作りますが、これはもう奥さんが作ってしまいました。

夏が旬のミョウガを漬けても美味しいかもしれないと奥さんが言っています。

どんなものを漬けるのか、私も楽しみです。

そして、今年の梅干しの出来栄えを賞味するのもまた、楽しみです。

我が家では奥さんが本当に色々なものを手作りしてくれます。

手作りだと原材料も分かる上に、調味料の量を加減することもできます。

因みに、昨年は「梅漬け」を作りました。

ここまでの作業工程 振り返り

奥さんは考えた 家で作るか美味しい梅干し 梅漬けは梅を干さない梅干しです。

完全自家製を作るととても手間と時間がかかるので、お店で梅酢と赤しその出来合いを買いました。

これに漬けると、梅干しを干さなくても梅漬けができます。

梅を干さないなら、梅干しとは言えません。

そうです、梅干しではなくて「梅漬け」です。

味は、酸っぱくて、梅干しと変わりません。

中ぐらいの大きさの梅を使います。

梅酒を作るときは、熟す前の青梅を使いましたが、梅干しの場合は熟れた状態の梅を使います。

旦那さんも頑張る 家で作る美味しい梅干し 梅の実は自家製 

梅の木に梅の実はぎっしり実っています。

それもそのはず、梅の木の周辺の土に肥料を何回も施したのです。

使った肥料は牛糞です。

牛糞を年に二回施しました。

今年も収穫した後は、牛糞を梅の木の周りにたっぷり施しました。

梅の実を収穫してみると、小さな梅の木なのに大きな鍋いっぱいの梅が収穫できました。

今年の青梅も収穫したので、この梅の木からは二回目の収穫です。

水を張った鍋に梅の実を一晩漬けておきました。

梅のあく抜きは、青梅のときにします。

熟した梅にはアクはないのですが、青梅も交じっていたので、あく抜きしました。

翌日、ざるに広げて日陰で干しました。

梅の実の芯も抜いておきました。

十分に乾くと、塩漬けにして重しを乗せるのが普通です。

奥さんの方法 家で作る梅干し 塩漬けをしません

今回は新しい梅干しの方法の「梅漬け」をトライします。

簡単に梅干しを作る方法です。

乾かした梅の実を煮沸消毒したガラス瓶に移します。

塩を使わないので、減塩効果があります。

家で作る梅干し 出来合いの 赤しそ 梅酢 

楽ちんして、酸っぱい梅漬けをつくります。

出来合いのしそ梅酢をスーパーマーケットで買ってきました。

赤しそも出来合いの物を買ってきました。

この赤シソとしそ梅酢を直接梅の上からかけて瓶詰にしました。

これで終了です。大変ラクチンでした。

昔通りの梅干しを作ろうとすると、大変手間がかかります。

一日中家にいるわけではないので、梅の実を干したりしまったりするのはできないのです。

瓶の中に入った梅の実は窮屈そうです。

窮屈そうな梅の実の上に、シソの葉を被せて、しそ梅酢を一瓶全部流し込みました。

これでほぼ梅の実はしそ梅酢に漬かります。

少しだけ頭がしそ梅酢から出ている梅もあります。

しばらく時間がたてば、梅の実から果汁が出て、全て梅の実はしそ梅酢に漬かるはずです。

夏バテには酸っぱい梅が食べたくなる

人は疲れると、レモン・梅などの酸っぱいものが食べたくなります。

その理由は、酸っぱいものに含まれる「クエン酸」にあります。

体が疲れると「乳酸」がたまりますが、この乳酸を体の外に出すのに大切な働きをするのが「クエン酸」です。

このクエン酸は新しい乳酸が体の中で作られるのを防ぐ役割もあります。

酸っぱいものが食べたくなる時は、体が疲れてくる、乳酸がたまっているというシグナルのようです。

夏バテや暑さで体が弱ってくると、クエン酸を含んだ酸っぱい梅を食べたくなるのも道理に適っています。

美味しい梅干し カビ発生に注意

注意すべきことはカビ対策です。ガラス瓶を熱湯で煮沸消毒しておくことです。

梅はホワイトリカーで洗うと殺菌できます。

殺菌できていなければ、カビが発生する恐れがあります。

梅の実も、しっかり乾かすことです。

水が残っているとカビの原因になります。

折角作った梅づけがカビでだめにならないよう、注意が必要です。

しばらくして、梅の実がどのようになったかをチェックする必要があります。

その時、梅しその酢が均等に梅に漬かるように混ぜ返す必要もあります。

どんな梅干しができるか楽しみです。

家で作るか 買うか 美味しい梅干しはどちら?まとめ

家で作った梅干しには、愛情が湧いて、こちらの方に味方します。

買ってきた梅干しは、誰が、何を使って、どのようにして、作ったのか分かりません。

梅の木を植えて、育てて、梅の実を採取して、梅干しにして、土用干しをしてまで手を掛けた梅の方が美味しいのです。

昔ながらの梅干しづくりは手間がかかって大変です。

そこで、便利で安直な方法は梅を干さない梅漬けの方法です。

赤しそ・梅酢はお店で売っています。

これを使えば、簡単に梅漬けができます。

カビ対策だけ注意が必要です。

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2019年7月7日(木)

店で買う梅干し 選び方

店で買う梅干しの選び方 製法で選ぶ

梅干しの製法は「梅干し」「調味梅干し」「梅漬け」の3つに分かれています。

製法による違いは塩分濃度です。

塩分が気になる方は必ず確認しましょう。

お店で買う梅干し 無添加で強い塩味が特徴の「梅干し」

無添加で強い塩味が特徴の「梅干し」
「梅干し」は梅と食塩のみで作られた梅干しのことで、保存料や甘味料などの添加物が入っていません。

昔ながらのしょっぱい梅干しが食べたい人や、食品添加物を避けたい人におすすめです。

塩抜き作業を行っていないため、梅の持つ多くの栄養素を丸ごと摂取することができます。

ただし、塩分濃度は20%前後のものもあり、一日に食べる量には注意が必要です。

お店で買う梅干し 美味しく塩分が抑えられた「調味梅干し」

美味しく塩分が抑えられた「調味梅干し」

市場の多くを占める「調味梅干し」は、梅干しを水やお湯などで塩抜きして、

調味液に漬けて作られるものです。

梅干しに比べて塩分濃度が抑えられているため、塩分摂取を控えたい人におすすめ。

はちみつやブルーベリーで味付けされているものもあるため、

梅干しの「酸っぱさ」や「しょっぱさ」が苦手な人でも食べやすい味になっています。

ただし、塩抜きの際に栄養素が流れ出てしまっていたり、

保存料や甘味料などの食品添加物が加えられていたりする点には注意してください。

添加物が気になる人は、原材料をチェックするようにしましょう。

お店で買う梅干し  酸味やカリカリ食感が楽しい「梅漬け」

酸味やカリカリ食感が楽しい「梅漬け」

「梅漬け」は天日干ししていない、塩で漬けただけの梅干しです。

カリカリとした食感が特徴で、熟していない青梅を使い、

卵の殻などのカルシウムと一緒に漬けて作ります。

通常の梅干しと見た目は大きく異なりますが、

栄養価や得られる健康効果はほぼ同じ。

お菓子感覚で食べやすいですが、塩分過多にならないよう食べすぎには注意しましょう。

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