淡路市のびわの味は、土地の肥沃度で味が変わります。びわの味比べ 自宅の岩屋と大磯の二か所のビワの味比べ

投稿No:8661

淡路市のびわの味は、土地の肥沃度で味が変わります。びわの味比べ 自宅の岩屋と大磯の二か所のビワの味比べ びわの味は、土地の肥沃度で味が変わります

びわの実は、童謡ゆりかごのうたに登場します

北原白秋の書いた童謡 ゆりかごの歌には、ビワの実が登場します。

   ゆりかごのうた  作詞:北原白秋/作曲:草川信

一、揺籃のうたを カナリヤが歌うよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

二、揺籃のうえに 枇杷(びわ)の実が揺れるよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

びわの実がなるころは、6月に入ってからです。

このころは気温も上がり、

お庭でゆりかごをビワの樹に結ぶには、良い気候です。

あわじ市大磯のびわ びわのみを揺らす人

ゆりかごの上に、びわのみがゆれるよ と北原白秋は詠みました。

一方、こちら淡路市大磯では、

奥さんがびわの実を揺らしています。

びわの実を揺らすのは、びわの実を収穫するためです。

びわの実には袋掛け

びわの実には、鳥害を防ぐために、

紙袋を掛けて、びわのみを守っています。

袋掛けしていれば、びわの実は無傷で収穫できます。

びわの実の採集は、低い所から

びわのみを揺すっても、びわのみは落ちてきません。

手が届く低い所のびわのみは、

両手を使ってもぎ取っています。

奥さんの手が届かない、少し高い所のびわのみは、

旦那さんの私と交代です。

大磯のびわは、何度も肥料を施しましたが、

甘さは未だ足りていません。

もっと、もっと、土地に肥料が必要です。

それには、数年かかりそうです。

短期間では土地の肥沃度は向上しません。

びわのみのたかいところは脚立に登って採集

手を伸ばしてみても、

さらに高いところのびわのみは、採れません。

こうなると、脚立に登っての採集になりました。

夢中になっていると、脚立から落下することもあります。

奥さんは心配して、もうその辺で止めたらと、下から声がかかります。

びわの実で、骨折などをしたら、

この後の人生が暗くなります。

奥さんの言うように、ほどほどのところでストップです。

びわのみの先端場所は竿で叩いて

脚立で取れない、ビワの樹の先端部分のびわのみは、

竿で叩いて落としました。

辺りどころが悪ければ、びわのみに傷がつきます。

慎重に、上を見ながら竿で叩いていると、

首がしんどくなってきます。

そうなると、ビワの実の傷のことより、

自分の首の痛さが優先されて

つい、勢いよく竿でビワを叩いてしまいました。

肥沃な土地の あわじ市岩屋のびわ

大磯のびわは、海のそばのびわに対して、

こちら岩屋のびわは、丘のびわです。

明石海峡から吹き上げてくる、

北の風を受けて育っています。

朝昼の寒暖の差もあって、

びわのみには甘さがあります。

甘さの原因には、温度差の他に、土地の肥沃差があります。

大磯の土地は、造成地で、土は山の土砂です。

それに対して、岩屋は元は水田だったので、

土地が肥えているのです。

土地の肥沃度は競争優位の源泉

経済学では、土地の肥沃度は作物の収穫に影響を与えるので、

肥えた土地と痩せた土地とを比べると、肥えた土地には、

レントと称する競争優位の源泉があると教えています。

同じビワを栽培していても、

肥沃度の高い土地でビワを作れば、

びわの味は美味しくなり、

他のびわより高く売れることにつながります。

これが、土地の肥沃度が競争優位の源泉になる事例です。

ご近所さんとびわ狩り

家庭菜園のそばにあるビワの樹は、

5本もあって、収穫は大変です。

今日は、ご近所の中村夫妻に来てもらって、一緒にびわ狩りです。

びわの樹は大きく、手が届くような低い所には、

びわの実はありあせん。

高い所にあって、短い竿では届きません。

試しに幾つかビワを収穫してみましたが、

残念ながら鳥につつかれて、

どれも傷物ばかりでした。

剪定をしていないビワの樹は、枝が自由に生い茂って、

下の方には光が当たっていません。

そのため、鳥たちにとっては、

絶好の獲物になっていたようです。

びわを狙う鳥たち

短い竿を、長い竿に取り換えて、

ビワの樹の先端部分を狙ってみました。

先端部分のびわの実は、熟れすぎていて、傷んでいました。

これでは、食べられません。

 

低いビワの樹で収穫

場所を変えて、低い木のびわの方へ移動です。

こちらは、私が庭師にお願いして、

ビワの樹を剪定しているので、

びわの樹の低いところまで、光が当たっています。

中村さんと、私は高い所のびわを収穫しました。

脚立を使えば、かなり上の方のびわのみを収穫できました。

収穫しながら、試しにびわの実を食べてみると、

こちらのびわは、甘くて美味しかったです。

カラス、ヒヨドリなどの鳥たちは、

びわの実の食べ頃を知っています。

岩屋のびわには、袋掛けをしていなかったので、

かなりのびわが、鳥たちにつつかれていました。

岩屋のびわの収穫は、ほとんどを中村夫妻に差し上げました。

一度に食べきれない程なので、ジャムか、

ジュースにすると、ほどん出来ます。

しかし、その作業は大変な手間がかかりそうです。

 

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2020年6月13日(土