お墓参りです。毎月行きたいお墓参りも、年に2度ぐらいしか行けていません。
遠い場所のお墓参りは、お墓参りが大きな負担になります。お墓を住居の近くに移せばと言われても、お墓は移してはいけません。原点、オリジナルだからです。 広島(1)
年が明けたので、今年最初のお墓参りに行ってきます。お墓まで少し距離がありますが、移動は車を使って、中国縦貫道路を使います。
途中の休憩は龍野です。龍野には、姫路が近いせいで、今年のNHKの大河ドラマ、「黒田官兵衛」にちなんだお土産類が並んでいます。
龍野と言えば、これまでは醤油でしたが、今年は龍野と言えば、「黒田官兵衛」になりそうです。
気は焦ります。露天風呂で、瀬戸内海に沈む夕日を見たいからです。
1月の夕日は早く、6時にはもう、日が沈んでしまいます。露天風呂に6時までにたどり着くには、あと何時間、あと何十分と、刻々と夕暮れが迫ってきています。
三原を過ぎて、国道58号線を瀬戸内海の海を見ながら走っていると、それでなくとも、脇見運転による事故の多いところなので、急いで事故ったら、元も子もありません。
東の空には月が昇ってきています。向こうの島の山の端から、月が出たばかりです。これなら、夕日より月見もいいなあと、気を取り直しました。
みはらし温泉 夢の宿に着くと、梅の花が咲いていました。サービス係の女性に尋ねると、例年より開花が早くて、あまりに早いので、あれは狂い咲きではないか、と言われているそうです。そういえば恋の物語に、狂い咲きの恋というものもあります。
定宿の夢の宿は、会員カードを持っていると、幾分ディスカウントがあります。なんとかリピートを取ろうというマーケティングが、垣間見えます。
屋上の露天風呂に来てみると、夕日はすでに沈んだ後です。波のない静かな瀬戸内の海です。
この温泉は、地下2000mからくみ上げている天然温泉です。海の水が地下から出てくるので、温泉の塩分は海水とほとんど同じです。
誰もいない露天風呂で、30分ほどゆっくりとお風呂に入って、瀬戸内海の島々を見ていました。お風呂からあがり、奥さんと一緒に、別棟の食事処に向かいます。
途中見えたのは、東の海から上がってくるお月様です。魚三昧の個室で、ビールを頂きます。もちろん、食事も頂きます。
カワハギの薄造りを注文しました。大きなウマヅラハギです。
食事は、釜飯にしました。お刺身を食べて、ビールを飲みながら、奥さんとあれこれ話しているうちに、釜飯のロウに火がついて、20分もすれば、釜飯の出来上がりです。
出来るものなら、毎月お墓参りをしたいと思います。しかし、なかなか時間が作れません。
今回のお墓参りでは、尾道に住んでいるTさんと連絡を取って、一緒に食事でもできたらと思っていましたが、生憎Tさんが、尾道には不在で、お会いするのはまたの機会になりました。
今日の夢の宿は、平日のせいか、1月のせいか、お客様は極僅かです。8月に来たときは、夏休みで、お客様が多いときもありました。
釜飯は、牡蠣の釜飯と、あなごの釜飯です。
ウマヅラハギのアラは、味噌汁にしてもらいました。この夢の宿から少し足をのばせば、瀬戸内海の魚を使ったお寿司屋さんもあるのですが、風呂から上がったあと、寒い中で外出をしていると、風邪を引きそうなので、夢の宿の中で、食事を済ませました。
また月の輝く海を見て、別館に戻ります。本当に静かな海です。
部屋で、テレビを見ていると、マレーシアの番組がありました。奥さんの好きな、占い師の話です。マレーシアの占い師が、日本のテレビ局に取材を受けて、ディレクターの手相を見ています。
奥さんは占いが好きですが、見てもらう占い師は、大抵、奥さんより松葉博雄に興味を持って、占いをしたがります。これまでの経験では、タダでも良いから見せてほしい、と本職の占い師に言われたこともあります。
【過去に行ったみはらし温泉一覧】
2014年1月15日(水)