沖縄恩納村で糠漬けを広めようと、糠床は神戸から持って来ています。キュウリ、ナス、瓜、 キャベツなどを糠味噌の浅漬けで頂くと、 お茶漬けにもとてもよく合います。 第87回沖縄訪問(1)
沖縄恩納村で糠漬けを広めます 糠床は神戸から持って来ています。キュウリ、ナス、瓜、 キャベツなどを糠味噌の浅漬けで頂くと、 お茶漬けにもとてもよく合います。
【沖縄の伝統行事「ハーリー」は、旧暦5月4日に行われます。「ハーリー」が終わると、沖縄は梅雨が明けて、夏の高気圧に包まれます。 その1】
沖縄の伝統行事「ハーリー」は、旧暦5月4日に行われます。
朝8時に家を出て、神戸空港に向かっています。
これから、第87回沖縄訪問が始まります。
今日の神戸の天気は、雨です。
9時30分の沖縄行き便です。
今日の飛行機は、少し小型の飛行機ということで、
荷物の持込みを制限されました。
普段、飛行機の機内に持って入ることの出来る、
スーツケースの小さいキャリー付きのバッグも、
貨物室に預けるということになってしまいました。
機内のサイズも狭くて、
「もしこれが、お相撲さんだったらどうするのかな?」
と心配するぐらい狭かったです。
神戸空港を出発して、1時間45分のフライトで、
飛行機は那覇空港に着陸しました。
レンタカーを借りて、これから恩納村前兼久に行きます。
沖縄レンタカーの車は、いつもの車です。
すでに10万キロを走った車なので、
「減価償却もすっかり終わった車だ」
と冗談を言い合っています。
高速道路を通って、石川インターを経由して、
前兼久に着いたのは、1時前でした。
食べようと行ってみると、
木曜日は定休日ということで、お休みでした。
予定を変えて、
ほっかほっか亭でお弁当を4つ買って、
金城千賀子さんのお宅に行きました。
利絵ちゃんも一緒に、お弁当を頂くことにしました。
今、前兼久の村は、近づくハーリーの大会に備えて、
準備が行われています。
前兼久の漁港の広場では、ハーリー船が広場に出されて、
夕方になると、練習が始まります。
婦人会の方たちは、おもてなしの料理に、
何を作るか話し合い、料理を分担し合っています。
神戸から持ってきた今回のアイディアは、糠(ぬか)味噌漬け
恩納村前兼久の集落では、ぬか漬けの食文化は無いようです。
糠は、コメを精米した時にできます。
沖縄で、コメが出来るとことは僅かな場所です。
問題は、赤土と、水田の水と、日照りです。
金城家でも、ぬか漬けをしていません。
それなら、我が家で普段、食べている、糠(ぬか)味噌漬けを
金城正則さんのお家でやってみようということです。
そこで、お昼ごはんを食べた後、
「おんなの駅」に野菜を買いに行くことにしました。
ダイビングスクールのピンクマリーンクラブには、
大勢のダイビング客が泊まっているようです。
夏の野菜である、キュウリ、ナス、瓜、
キャベツなどを糠味噌の浅漬けで頂くと、
お茶漬けにもとてもよく合います。
夏に、野菜を摂るには絶好な摂り方です。
まず、糠床を作ります。
最近は、糠床は、スーパーでも売られているのですが、
我が家のぬか床を種菌とするように、
神戸から種糠を持って来ています。
これをよくかき混ぜて、
醗酵させて漬けていくことになりますが、
ヨーグルトの菌と同じように、
ずっとこの糠床は、継承しなければいけません。
毎日混ぜることが、原則です。
糠を足していけば、糠床は続きます。
味もどんどん、自分流の味になってきます。
これをこれから沖縄の金城正則さんのお家で、
作ることになっています。
「おんなの駅」では、
キャベツの新しいものが見当たらなかったので、
キュウリとナスを買いました。
いったんホテルに戻って、
休憩をしてから、朝日会に向かいます。
翌朝 ぬか漬けが出来ました
昨日、漬けたナスやキュウリ、キャベツを取り出して、
朝ごはんに頂きます。
キャベツは、汁気をよく出し、
糠床の塩分を吸収してくれています。
キュウリの漬かり方は、ぴったりの漬かり方です。
ナスは、切ったときは瑠璃色の綺麗な艶をしていましたが、
少し時間を置けば、すぐに黒ずんでしまいます。
2007年6月14日(木)