ハブのいる島 伊平屋島。伊平屋島訪問記(2)

ハブのいる島、伊平屋島では、夜道の石垣や草むら、朽ちた家屋、ハブの出そうな所は、行かないようにと注意を受けました。 第138回沖縄訪問(5)

ハブのいる島、伊平屋島

ハブのいる島、伊平屋島では、夜道の石垣や草むら、

朽ちた家屋、ハブの出そうな所に近づくと、

棒きれでも、紐でも、ハブに見えてきます。

伊平屋島は、「てるしの」の島と言われています。

伊平屋島のパンフレットには、伊平屋島に来て、

「帰る頃には、きっと伊平屋ならではの自然に魅了されていることでしょう」と、

表記されています。

さて、どんな島でしょう? 

初めて訪問するお家に来た時のように、

初めて訪れる島には期待が高まります。

この島には5つの地区があります。

船のデッキから見ると、

山の間にダムが見えます。

伊平屋島は本島から離れたら離島です。

島の人口は約1500人くらいです。

片山正喜さんは予約をとってくれて、

レンタカーを借りる事になっています。

伊平屋号は、前泊のフェリー岸壁に接岸し、これから上陸です。

伊平屋島案内図を見ると、

伊平屋島はタツノオトシゴのような形をしています。

神戸と那覇を結ぶ沖縄便で飛行機の窓から見ると、

この細長い山が背筋のように伸びた、

伊平屋島をいつか来てみたいものと、

あこがれていました。

その憧れの島は、珊瑚礁に囲まれた緑の島です。

島の海岸線は白い砂浜に囲まれて、

白い縁取りをしたような綺麗な島です。

さっき乗ってきた伊平屋号を岸壁から見ると、

船腹には「がんばろう 日本!」と書かれ、

東日本大震災と福島原発事故からの

復興を呼びかけているように感じます。

前泊港の港設備に、

島の特産品である天然モズクが沢山集められて、

大きなポリバケツに仮置きされています。

まずはレンタカーを借りて、足を確保します。

レンタカーのお店を探していると、

フェリー乗り場のすぐ前に

琉球新報の移動編集室のバスが停まっていました。

ひょっとすると、琉球新報の北部支社局の

小山猛三郎さんがいないかと、

バスを覗いてみても、人影が見あたりません。

タクシー会社の看板には、

「歓迎ハブタクシー」と書いています。

ハブのいる島へようこそ!と、あまり嬉しくない形容詞です。

伊平屋島はハブがとっても多いそうです。

レンタカー会社に入り、車を借ります。

料金は、二日借りて8000円です。

レンタカー会社の女性の社員が言うことには、

本島のように自動販売機があちらこちらに置いてあるわけでないので、

海に行く時は、必ず自前の飲み物を用意しておくようにと、

アドバイスがありました。

これからレンタカーに乗って、

伊平屋島の属島である、離島の野甫に向かいます。

野甫は離島でしたが、今は野甫大橋で結ばれています。

途中、スーパーに寄って飲み物を買います。

伊平屋島では、モズクの栽培が盛んなようで、

漁港の空いた場所には、

モズク網が一面に広げられ、天日干しをしています。

野甫の民宿は、その名も民宿野甫です。

片山正喜さんが電話で民宿のおじさんに予約をしてくれています。

どんな民宿なのか、これから民宿野甫を探しにいきます。


←前へ:第138回沖縄(4)

→次へ:第138回沖縄(6)


ヤシガニは、ハブがいると人が近づかないので、守られています。

ヤシガニは、ハブがいると人が近づかないので、守られています。ヤシガニがいると、自然が守られているかどうかの判断にもなります。 第138回沖縄訪問(9)

ヤシガニは、ハブがいると人が近づかないので、ハブに守られています。

ハブは、ヤシガニから恩恵を受けているのでしょうか?

ヤシガニ研究会の蕎麦田俊夫さんが、

松葉博雄が沖縄にいる事を知っていました。

ホテルのベランダに風になびく旗を見たからです。

そこで電話があり、那覇で行われる

ヤシガニ会の総会に出席しませんか?というご案内でした。

それが、伊平屋島行きと重なってしまい、

残念ながらヤシガニ研究会の総会には出席できない代わりに、

松葉博雄の任務は、伊平屋島での

ヤシガニの生息状態を調査する事になりました。

夕食まで時間があるので、また歩いています。

アダンの実がなっています。

アダンの実がなる頃は、ヤシガニが出る頃です。

坂道を歩きながら考えています。ヤシガニとハブとの共生の事です。

沖縄の島には、ハブがいる島と、ハブがいない島がとびとびにあります。

ヤシガニの住むところと、

ハブの住むところは、同じ様な場所にあります。

人がヤシガニを取りに行こうとすると、

一方ではハブが守ってくれる場所と、

他方ではハブが守ってくれない場所では、

ヤシガニが捕獲される結果が大きく異なります。

つまり、ヤシガニはハブに守られていると思います。

伊平屋島にはハブがいるので、

ヤシガニを観察しようとすれば、ハブとの遭遇があります。

ハブを避けて、ヤシガニだけを観察する方法はどうするべきか考えています。

今晩ヤシガニがいそうな所に行ってみたいです。

17時半頃になると少しずつ日が傾いてきました。

島にはあれやこれや花が咲いています。

伊平屋島のマンホールの蓋は、

島の代表的な観光資源の念頭平松の絵柄です。

伊平屋島の住宅地を歩いてみると、

人の住んでいない古い家も、あちらこちらにあります。

浜辺に出て、橋の下を歩いてみます。

伊平屋島には橋が2つかかっています。

途中小さな島を利用して島をつないだようです。

人口およそ110人の島を一周するのは、1時間もあれば終わりました。

また、民宿野甫に戻り、もう一度浜辺に行ってみます。

お昼の灼熱のような暑さはおさまり、

静かな波が寄せては返し、返しては寄せています。

こんな静かな海なら、もう一度、

出来るだけプールで泳ぐ姿に近づけて、

この浜辺で泳いでみたいものです。

民宿野甫に帰って晩御飯になるのを待ちます。

なかなか晩御飯になりません。

お腹が空いています。7時ちょうどに、配膳が始まりました。

民宿のおじさんは、アバウトな感じの割には、

時間は punctualyです。

旅に出て、知らない所でゆっくり落ち着いて頂く晩ご飯は、

今夜はどんなものが出るかなぁと

、家では考えれないような期待感が募っています。

頭の中では、伊平屋島の物価と、

民宿の一般的な評価と、

今夜の晩ご飯が何かのベクトルに繋がって、

どんどん美味しそうな晩ご飯になってきています。

民宿は一泊2食付きで5,500円です。

沖縄の離島の民宿は、素泊まりで3,000~3,500円くらいです。

そうすると残りは食事代です。

きっと美味しい物が出るはずです。

ところが、値段のわりには寂しいお料理です。

メインディッシュは魚のフライ、もずく、豆腐くらいです。

ちょっとこれではお腹が空きそうです。

同宿の人で、横浜から来ているお嬢さんがいました。

沖縄の離島をあちらこちら行ってるようです。

トカラ列島にも行ったことがあるそうです。

晩御飯が終わって、ちょっと一服すると、

片山正喜さんに運転をお願いして、

ヤシガニツアーに行きます。

20時からです。期待のヤシガニは見つかるでしょうか。

ヤシガニが居るところにはハブがいるので、

そう迂闊には進めません。

ヤシガニがいそうな所、

ヤシガニが道路を横断するところを見るくらいしか、

安全にヤシガニを見る方法がありません。

と思っていたら、本当にヤシガニが道路にいました。

ところが、既に車に轢かれた無惨な姿でした。

轢かれて死んでいました。可哀想なことです。

見たところ、少し腐敗しているので、

1日くらい経っているのでしょうか。

蟻がたかっていました。

ヤシガニが舗装道路を渡って、別の茂みに移動する、

その横断中に車に踏まれたようです。

全身を踏まれたのではなくて、

どうも右手の辺りを踏まれたようです。

ヤシガニはその後歩けなくなったのでしょうか。

元気な姿でなくて、残念なことです。

与論島に行ったときのことを思い出します。離島の夜は、真っ暗です。

伊平屋島でも、集落から離れて、畑に来れば周囲は真っ暗です。

ここで車のライトを消して、頭上の夜空を見ていました。

神戸では見えない、天の川が見えました。

ガスの様な、煙のような、

細かい粒子が流れを作るような天の川です。

こんな天の川を見るのは何年ぶりでしょうか?

残念ながら天の川は写真に撮れません。

ヤシガニツアーが終わり、

なんとなくお腹が空いてきて、何も食べるものが無いので、

片山正喜さんが本島のほうに行ってスーパーで買い物をしたいというので、

車で島尻スーパーに行きます。

島尻スーパーです。お昼寄った所です。

ここで、地元の泡盛を買って帰ります。

片山正喜さんはお酒を飲まないので、

松葉博雄は民宿の部屋で、一人今日の一日の反省をしながら、

泡盛を、静かに深く味わっています。

2012年7月13日(金)


←前へ:第138回沖縄(4)

→次へ:第138回沖縄(6)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください