花と緑のまちづくり 栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工で腰が痛くなりました 

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花と緑のまちづくり 花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 兵庫県立淡路景観園芸学校・実習演習記⑦

花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 1.ねらい

兵庫県立淡路景観園芸学校では、

花と緑の栽培実習があります。

実際の花壇への植え込み方法の基本的技術と

植栽デザインなど花壇づくりに必要な技術の実習です。

今回は、花の栽培の実習です。

インストラクターについて、花壇に向かいます。

キャンパスには、いくつもの花壇があります。

花壇を班別に分担して、

花の栽培の実習に取り組みました。

花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ① 担当花壇の割り当て

インストラクターに率先されて、

実習花壇に植栽を行います。

花壇には、A花壇、B花壇、C花壇 、 D花壇、

E花壇と名前が付けられていて

班ごとに担当する花壇が割り当てられていました。 

花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ② お手本の実演

担当花壇が決まると、インストラクターが

実際の植込みの準備の見本を見せてくれました。

キャンパスにはイノシシが出入り自由なので、

相当荒らされていました。

季節が変わると、以前に植えた花は枯れています。

それらの片づけが必要です。

花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ③花壇の片づけ 草抜き

これまでの花壇の片づけから始まりです。

農具は、学校が用意してくれています。

イノシシがミミズを食べるために掘った穴が、

あちらこちらにあります。

昨年の花壇はすっかり荒れているので、

整地作業に取り掛かります。

先ずは、草取りです。

鍬を使って草が抜きやすいように耕します。

手で抜ける草は先ず引いて、

固まった根は鍬で耕しました。

耕すと、草は簡単に引けます。

男性は鍬で耕して、女性は草を抜く分業作業です。

皆さん長靴を履いて、軍手をはめての作業です。

しゃがみこんでの作業なので、腰痛の腰には堪えました。

抜いた草は、布籠に集めておきます。

みんなでやってるので、

草はどんどん除去されていきました。

花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ④土壌改良

除草が出来たら、土壌に肥料を入れます。

肥料の散布・漉き込みは、肥料を計量して行います。

基準となるのは花壇の広さですので、

広さに応じて肥料を散布します。

規定量の肥料を花壇の面積に応じて散布しました。 

肥料にムラができないように、花壇全体に散布します。 

肥料については、酸性土壌を中和するため、石灰を撒きます。

石灰の量は、1平方メートル当たり、50gです。 

土壌改良には、バーク堆肥を使います。

目安は1平方メートル当たり、1リットルです。 

ゆっくり効く肥料(緩効性肥料)には、

マグアンプK(中粒)を使います。 

目安は1平方メートル当たり、150gです。

花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ⑤耕運機で漉き込み

除草が出来て石灰と肥料の散布が出来ると、

土を耕す漉き込みです。

鍬ですれば、家庭菜園や園芸では一番エネルギーを消耗する作業です。

道具は耕運機・備中鍬などで漉き込みをします。 

学校では、耕運機の登場です。

ヤンマーの小型機です。

燃料を入れて始動です。

私もこんな耕運機が欲しいのですが、まだ持ってません。

耕運機の操作は慣れないと難しいので、

インストラクターだけです。 

各班の花壇を回って、耕運機で花壇を耕してくれました。

石灰、肥料を耕運機を使って漉き込みをします。 

みるみるうちに、土は柔らかくなっていきます。

花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ⑥整地作業

整地はレーキなどで平らに耕します。

枕木を使って、段差を調整しています。

この枕木がアクセントにもなるので、

見栄えを良くします。

木の根など異物を取り除きます。

これで、今回の作業は終了です。

皆さん、また教室に戻ります。

次の作業は、花苗の植込みレイアウトを考えることです。

花苗が成長した姿を想像しながら、

植えるデザインを考えます。

花壇に実際に苗を並べ、

花の種類ごとに苗を植える場所、感覚などを確認します。

花の色と、色の組み合わせ、背丈の高低、

株端の大小などを考慮します。

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2020年11月4日(水)