花と緑のまちづくり 栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工で腰が痛くなりました
投稿No:8804
花と緑のまちづくり 花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 兵庫県立淡路景観園芸学校・実習演習記⑦
花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 1.ねらい
兵庫県立淡路景観園芸学校では、
花と緑の栽培実習があります。
実際の花壇への植え込み方法の基本的技術と
植栽デザインなど花壇づくりに必要な技術の実習です。
今回は、花の栽培の実習です。
インストラクターについて、花壇に向かいます。
キャンパスには、いくつもの花壇があります。
花壇を班別に分担して、
花の栽培の実習に取り組みました。
花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ① 担当花壇の割り当て
インストラクターに率先されて、
実習花壇に植栽を行います。
花壇には、A花壇、B花壇、C花壇 、 D花壇、
E花壇と名前が付けられていて
班ごとに担当する花壇が割り当てられていました。
花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ② お手本の実演
担当花壇が決まると、インストラクターが
実際の植込みの準備の見本を見せてくれました。
キャンパスにはイノシシが出入り自由なので、
相当荒らされていました。
季節が変わると、以前に植えた花は枯れています。
それらの片づけが必要です。
花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ③花壇の片づけ 草抜き
これまでの花壇の片づけから始まりです。
農具は、学校が用意してくれています。
イノシシがミミズを食べるために掘った穴が、
あちらこちらにあります。
昨年の花壇はすっかり荒れているので、
整地作業に取り掛かります。
先ずは、草取りです。
鍬を使って草が抜きやすいように耕します。
手で抜ける草は先ず引いて、
固まった根は鍬で耕しました。
耕すと、草は簡単に引けます。
男性は鍬で耕して、女性は草を抜く分業作業です。
皆さん長靴を履いて、軍手をはめての作業です。
しゃがみこんでの作業なので、腰痛の腰には堪えました。
抜いた草は、布籠に集めておきます。
みんなでやってるので、
草はどんどん除去されていきました。
花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ④土壌改良
除草が出来たら、土壌に肥料を入れます。
肥料の散布・漉き込みは、肥料を計量して行います。
基準となるのは花壇の広さですので、
広さに応じて肥料を散布します。
規定量の肥料を花壇の面積に応じて散布しました。
肥料にムラができないように、花壇全体に散布します。
肥料については、酸性土壌を中和するため、石灰を撒きます。
石灰の量は、1平方メートル当たり、50gです。
土壌改良には、バーク堆肥を使います。
目安は1平方メートル当たり、1リットルです。
ゆっくり効く肥料(緩効性肥料)には、
マグアンプK(中粒)を使います。
目安は1平方メートル当たり、150gです。
花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ⑤耕運機で漉き込み
除草が出来て石灰と肥料の散布が出来ると、
土を耕す漉き込みです。
鍬ですれば、家庭菜園や園芸では一番エネルギーを消耗する作業です。
道具は耕運機・備中鍬などで漉き込みをします。
学校では、耕運機の登場です。
ヤンマーの小型機です。
燃料を入れて始動です。
私もこんな耕運機が欲しいのですが、まだ持ってません。
耕運機の操作は慣れないと難しいので、
インストラクターだけです。
各班の花壇を回って、耕運機で花壇を耕してくれました。
石灰、肥料を耕運機を使って漉き込みをします。
みるみるうちに、土は柔らかくなっていきます。
花と緑の栽培実習 花壇のデザインと花壇の施工 ⑥整地作業
整地はレーキなどで平らに耕します。
枕木を使って、段差を調整しています。
この枕木がアクセントにもなるので、
見栄えを良くします。
木の根など異物を取り除きます。
これで、今回の作業は終了です。
皆さん、また教室に戻ります。
次の作業は、花苗の植込みレイアウトを考えることです。
花苗が成長した姿を想像しながら、
植えるデザインを考えます。
花壇に実際に苗を並べ、
花の種類ごとに苗を植える場所、感覚などを確認します。
花の色と、色の組み合わせ、背丈の高低、
株端の大小などを考慮します。
2020年11月4日(水)