芝生の根止めは、エントロピー増大の法則、パーキンソンの法則を連想しました。

投稿No:8689

芝生の伸びは、エントロピー増大の法則、パーキンソンの法則につながります。

エントロピー増大の法則、パーキンソンの法則 芝生の伸びを止めないと、

庭の芝生の芝がよく育っています。

良く育って、美しい芝がきれいに庭一面に根付くのは嬉しいのですが、

芝は組織が膨張するように、無秩序な状態の度合いが拡大するように、

膨張が続きます。

このままでは植木の栄養を奪い取る様で、ときに厄介でもあります。

芝の生長は梅雨になると特に活発です。

植木の周辺にまで伸びた芝は、果樹の勢いを止めかねないので、

根を止める必要があります。

梅雨の芝は、あっという間に伸びます。

伸びる速さは高校球児の坊主頭並みで、こうなると芝との攻防になります。

すぐに伸びるので、週に一度芝刈りをするのが望ましいくらいなのです。

芝生は種を介さずに茎などの体を使って増殖していく栄養繁殖という

性質があります。

増殖していくときに芝が伸ばす茎をほふく茎(ランナー)と言います。

ほふく前進で増殖する芝の恐怖

ランナーをほっておくと、どんどん越境して増殖し、根を張ってしまいます。

芝生の傍に植えた植木の栄養分が取られてしまうのです。

芝生の増殖を見て思い出すのは、

エントロピー増大の法則、パーキンソンの法則などの組織膨張のことです。

芝のランナーがほふく前進して侵入を試みているその様を

想像するだけなら、ちょっと笑ってしまいますけれども。

実際はちょっと笑ってはいられません。

きれいに生え揃った芝生は本当に見てて気持ちがいいものですが、

傍に植えられた植物たちは戦々恐々です。

エントロピー増大の法則

エントロピー(entropy)とは、ドイツの理論物理学者・クラウジウスが

1865年に熱力学で導入でした概念です。

「エネルギー」の en と「変化」を意味するギリシア語 tropy の合成語です。

エントロピーは、『無秩序な状態の度合い』を数値で表すもので、

無秩序な状態ほどエントロピーは高く(数値が大きく)、

整然として秩序の保たれている状態ほどエントロピーは低い(数値が小さい)

のです。

すべての事物は、「それを自然のままにほっておくと、そのエントロピーは

常に増大し続け、外から故意に仕事を加えてやらない限り、そのエントロピー

を減らすことはできない」ということになります。

芝生の伸長は、無秩序な状態の勝手気ままな、自然のままの伸長です。

外からの力が必要のようです。

パーキンソンの法則

パーキンソンの法則は、1958年、英国の歴史学者・政治学者の

シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:

進歩の追求』、およびその中で提唱された法則です。

役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続けるという法則です。

第1法則 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで

膨張する。

第2法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。この二つからなる

法則です。

芝生の伸長も、芝生が生き続ける限り、膨張しそうです。

ほふく茎(ランナー)の侵入を食い止める 「根止め」

そこで、芝ランナーの越境を食い止めるべく「根止め」を施すことにしました。

レンガやブロックを並べるだけでもいいのですが、それだと

隙間から越境を試みられて、あっさり侵入されてしまいます。

方法は、木の板を土の中まで埋め込んで、

ランナーと芝の根っこを一定のラインからはみ出さないように

する作業を庭師さんにお願いしました。

植わってる植物に影響が出ないラインを決めます。

ラインを決めて手入れをすれば、例えばあちらこちらの庭園で

自由自在に形作られて手入れの行き届いた芝生のように、

境界線を作ることが出来ます。

ランナーに戦々恐々の植物たち

芝生は、沖縄の月桃の直ぐ側まで、伸びてきています。

月桃は、野外なのに冬を越えて、根を張って、花が咲きました。

月桃も可愛いので、大きく育ってほしく思います。

そのためには、芝の膨張は阻害要因になっています。

月桃は、竹のように新しい茎が芽を出して、増殖してきます。

群生すれば、冬の強い北風にも耐えられそうです。

月桃を守るために、芝の膨張は制限します。

木の板を埋め込む根止めの作業が終わりました。

ほっとくとどうなるの? 成行きの検証と結果

因みに、芝刈りを諦め、ランナーの好き放題にしたらどうなるでしょうか?

エントロピー増大の法則やパーキンソンの法則が示すように、

膨張が続き、無秩序な状態は、他の植木、果樹を阻害してきます。

ほかの植物の根元までランナーが魔手を伸ばし、あらゆる雑草と

手を組んで、庭を破壊します。

たいへん性質(たち)が悪いです。

おまけに、最後は雑草に駆逐されてしまいます。

芝生の手入れは本当に根気がいります。

刈りすぎることを「軸刈り」と言い、生長点より下を刈ってしまうため

枯れた部分が残り、茶色くなります。

図々しいのに繊細、という手のかかる植物なのです。

人間が喜ぶ「造園」と植物がのびのび生長できる自然との違い

本来、自然(じねん)の状態であれば植物はお互いに淘汰を繰り返し、

強いものがどんどん繁殖し、あるいは弱くてもその特性を活かして

強かに生き残り、自然(しぜん)を形成していきます。

「造園」というのは、人間が見て美しい自然の在り方を表現するもので、

植物が喜ぶ状態になっているかというと、そうではない場合も多いはずです。

一種の芸術だからです。

庭を植物の組織体とみた場合、底には一定の秩序が必要です。

組織が勝手気ままに、無秩序に膨張しないよう、

エントロピー増大の法則、パーキンソンの法則の知恵を生かすことも必要です。

出典 ワシモ(WaShimo)

   ウイキペディア Wikipedia パーキンソンの法則

   芝生のお手入れ&ガーデニング / WORKERS TREND 

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2020年7月5日(日)