皮を食べる 皮が美味しい 金柑(キンカン)の収穫と砂糖煮 甘露煮

投稿No:8513

皮を食べる 皮が美味しい 金柑(キンカン)の収穫と砂糖煮 甘露煮 皮を食べる 皮が美味しい 僅か3年で金柑の実が収穫できました。

皮を食べる 皮が美味しい 

みかんキンカン 酒の燗 嫁御もたさにゃ働かん

こんなCMソングを思い出しながら、

大磯の庭の金柑を収穫しました。

キンカンの果実は、他の柑橘類と違って、

果皮が美味しいのです。

キンカンは皮がおいしい、皮を食べるのです。

キンカンの歴史

キンカンが日本へ渡来したのは、

江戸時代の文政9年(1826年)のことです。

まだ200年も経っていない、比較的近年のことです。

日本に渡来したきっかけは、

現在の中国浙江省寧波(ニンポウ、当時・清)の商船が

遠州灘沖で遭難し清水港に寄港したことがきっかけでした。

ファイル:Mount Fuji and Port of Shimizu from Nihondaira.jpg

その際に船員が礼として

清水の人に砂糖漬けのキンカンの実を贈ったのです。

その中に入っていた、キンカンの種を植えたところ、

やがて実がなり、その実からとった種が

日本全国へ広まったそうです。

日本中のキンカンのルーツは

、砂糖漬けの金柑からだったのです。

出典 ウィキペディア(Wikipedia)

皮を食べる 皮が美味しい金柑は、3年で実を付けました 

金柑の苗を買って植えておくと、

三年ほどで沢山金柑の実が収穫できるようになりました。

潮風と日当たりが良かったのか、

小さな金柑の樹に、大きな金柑の実が鈴なりです。

この金柑も、中国浙江省寧波から、

砂糖漬けで日本へやってきたキンカンが祖先です。

一粒一粒がとても大きくて、

金柑の実の艶も美しい輝きをしています。

自家用のミカンなので、

農薬は一切使っていません。

金柑の成長要素は 日当たり、肥料、潮風

金柑を大きくするためには、年に二回化成肥料と、

牛糞を根本の周りに施しました。

こんなに大きな金柑の実が3年で収穫でいるように成長したのは、

大磯の日当たり、一年に2回の肥料、

そして温かい潮風ではないかと思います。

沢山の金柑の実の中には、

使えない金柑も出ています。

野鳥が実をつついて傷をつけている金柑です。

金柑の樹は、まだ1mほどの高さで、

このくらいの金柑の樹なら、

苗木で売っているような大きさです。

それが沢山の金柑の実をつけているので、

この大磯の庭が金柑には向いていたのだと思います。

キンカン同様 沖縄のバナナ、月桃(ゲットウ)も成長中

金柑の実を全て採取すると、庭の植木を見て回りました。

株分けしたバナナの樹からは、

早くも新しい株の芽が出ています。

これなら新芽がどんどん出て、株は広がりそうです。

月桃の株も、野外に植えてみました。

大磯の土地は、日当たりが良くて温暖な気候なので、

沖縄の月桃(ゲットウ)が地植えで繁殖し、周りに広がっています。

新しい芽もどんどん出て、

わずか一年で一つの茂みになりました。

柚子の樹は、まだ柚子の実をつけるところまでいっていません。

日当たりのいいところで移植した柚子の樹ですら、

移植後、台風で潮をかぶったので塩害が起きたようです。

水仙が花盛り

1月の下旬には、南あわじでは、水仙祭りが始まります。

南あわじ市黒岩地区の水仙郷には、みごとなほどの水仙が咲いています。

大磯の庭にも、水仙を植えています。

どんどん株が増えて、水仙の球根が広がっています。

梅の枝には、蕾は膨らみ始めてます。

後ひと月もすれば梅の花が咲きそうです。

キンカンを甘露炊きします

キンカンはは薬として咳や、

のどの痛みに効果があると言われています。

キンカンが一年中あるわけがないので、

金柑を保存食として加工する必要があります。

そこで、金柑を甘露煮にしようと考えました。

収穫してきた金柑は、砂糖で煮込みます。

金柑を洗う、ヘタを切り落とす

保存食にするので、下処理を先に行います。

金柑の実を良く洗って、外気のホコリを洗い落とし、ヘタを切り落とします。

そして、破裂しないように爪楊枝を刺して穴をあけます。

金柑を茹でてアクを取り除きます。

アクが取れたら一旦ザルにあげます。

ひたひたの水に、

アク抜きした金柑を入れてしばらく浸けます。

キンカンに砂糖を使って煮込む

鍋に金柑、砂糖を入れて、

ひたひたの水が半分になるくらいまで煮込みます。

金柑が冷えたら、上から砂糖を入れて、煮込みます。

こうして見ても、わが家の金柑は、姿が美しいと思います。

粒は大きく、張りがあって、ふくよかです。

これも、日当たりが良くて、肥料が効いていて、

お世話が良かったからでしょうか。

金柑の甘露煮を瓶詰

煮込んだ金柑は予め煮沸消毒したガラス瓶に移して、保存します。

瓶は、必ず滅菌消毒しておかなければ、

後日、カビが発生して、食べられなくなります。

滅菌消毒は、煮沸消毒が確実です。

いきなり熱湯をかけるのではなくて、常温から加熱します。

金柑の甘露煮を試食

金柑の砂糖煮を一つ試食してみました。

甘さがあるので、金柑の実の酸っぱさは、納まっていました。

これなら、丸かじり、丸ごといただけます。

風邪をひいたとき、喉に効果があるそうです。

とても甘い味でした。

風邪はひかない方がいいのですが、

もし風邪をひいて喉が痛くなった時は、

この金柑の甘露煮が活躍します。

瓶詰保存食 関連記事 アーカイブ

2020年1月13日(月祝)