牡丹鍋を自宅で味付けします。味の決め手は、味噌です。牡丹鍋用の味噌に、沖縄宮古島の宮古味噌を加えて、鰹味が入ると、肉と魚のコラボレーションになります。
例年、寒くなってくると、猪は脂肪を付けて冬を乗り切ろうとしています。
猪肉をスライスして、お皿に盛りつけると、まるで、牡丹の花が咲いたように、
艶やかな彩りとなるので、猪肉料理を「牡丹鍋」と呼んでいます。
四国の香川の知人から、猪肉が届きました。
以前にも頂いて、「おおみや」さんの味噌だれに近い味付けにしました。
今日は、日曜日で、家に帰る時間もいつもより早く、
メンバーも揃っているので、牡丹鍋をすることになりました。
11月の沖縄訪問で、許田の道の駅で買った、宮古島の味噌があるので、
宮古味噌を使って、味付けをします。
ベースになるのは、そごう三宮店で買ってきた、牡丹鍋の味噌です。
これに宮古味噌を入れ、さらに、合わせ味噌も加え、ブレンドします。
後は、甘味はみりん、香りは日本酒で、臭み消しに山椒を加えて、味付けします。
牡丹鍋は、当日はもちろん、一晩置いた翌日の味、
また一晩置いた翌々日の味が一層味が染み込んで、美味しいのです。
今日は、シャンパンの「モエシャンドン」の封を切ります。
これは、コウちゃんが勤務先の院長先生からお歳暮に頂いたシャンパンです。
猪肉は、よく煮込んだ方が柔らかくなるので、鍋が煮立つまで、
しばらくビールを飲んで団欒し、さらに、シャンパンを飲んで、
今年の成果として、Uくんが生まれたことと、
辛いつわりに耐えたUくんのお母さんへの健闘を讃えて乾杯します。
比重の重い猪肉は、下に沈み、軽い野菜が上に浮かんでいます。
おたまを使って、底の方から猪肉を上に上げ、取りやすくして、
脂肪の良く乗った柔らかくなった猪肉を頂きます。
だんだん煮込んでいくと、味噌が濃くなり、
カレーライスのルウのように、濃くなれば、上等です。