タケノコを収穫 美味しいタケノコ料理が食べたくて 一生懸命掘りました

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タケノコを収穫 美味しいタケノコ料理が食べたくて 一生懸命掘りました

 

以前、お墓参りを終えたあとのお話です。

せっかくなので、かつて我が家のお墓があった

山へ入ってみることにしました。

目的はタケノコです。

この山は、昔は松林で、

松茸がよく採れた場所でした。

当時は、薪を取ったり、落ち葉を集めたりと、

人の手が日常的に入っていて、

いわゆる里山として、

きちんと管理されていました。

人が関わることで、

風通しの良い明るい山が保たれ、

松茸のような貴重なキノコも

自然と育っていたのです。

しかし、時代の流れとともに

燃料が薪から化石燃料へと変わり、

山へ入る人もほとんどいなくなりました。

手入れされなくなった山は、

いつしか竹に覆われ、かつての松林の面影は

すっかり薄れてしまいました。

竹の生命力はとても強く、一度根付くと

地中でどんどん地下茎を伸ばして

広がっていきます。

気づけば、山のあちこちが竹林と化していました。

そんな竹の勢いを逆手に取って、

せっかくの季節なので

タケノコの収穫をしようと思います。

タケノコ掘りには

ちょっとしたコツがあります。

まずは、地面をよく観察して、

小さく土が盛り上がっている場所を探します。

人の手が入らなくなった山では、

背が伸びてから気づくことも多いのですが、

理想は地面から少しだけ顔を出した

穂先だけ見えている状態のタケノコです。

このくらいの若いタケノコが、

やわらかくてえぐみも少なく、

とても美味しいのです。

見つけたら、

根元の方に向かって掘り進めます。

途中で折ってしまわないように、

根元をしっかりと見極めてから、

最後に抜き取ります。

孟宗竹のタケノコは立派で、

一本一本がしっかり太く、

掘り応えがあります。

根元は固いので、道具を変えて

しっかりと切り取りました。

一つ一つ、大変な作業ですが

美味しいタケノコ料理が食べたくて

バケツいっぱいに掘って

立派なタケノコをたくさん

持って帰ることが出来ました。

タケノコは成長が続く

収穫から時間勝負です

そのままにしておくと、

どんどん成長が進んで、

えぐみが強くなってしまいます。

筍は「湯を沸かしてから掘れ」

という言葉もあるほどです。

家に帰ったら

すぐに下処理に取りかかります。

まず、タケノコを真っ二つに切ります。

そうすると、簡単に

たけのこの皮が剥がれます。

剝いた皮や、

食べられない部分は捨てます。

この作業は、私の担当です。

毎年やっているので、

もう慣れたものです。

食べられる部分だけになったら

たっぷりのお湯で茹でます。

お湯を沸かしたら、赤唐辛子をいれます。

赤唐辛子はアク抜きに重要な働きをします。

赤唐辛子を使用した方が

より筍の美味しさを感じることが出来ます。

時間が経ったたけのこには

米ぬかを使ってアクを抜きますが、

掘りたてのものはその必要がありません。

このままグツグツと

2時間くらい茹でました。

あとは水を入れたタッパーに入れることで

冷蔵庫で1週間くらいは保存が可能です。

さっそく、下処理をしたタケノコで

奥さんが、煮物を作ってくれました。

やはり、掘りたてをすぐに茹でたタケノコは、

香りも食感も格別です。

ダシを効かせたやさしい味付けで、

上品な一品です。

しばらく、我が家の食卓には

たけのこ料理が続きそうです。

たけのこは好きなので、嬉しいです。

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