庭の柚子の木にたくさんの実がなって嬉しい 今年は柚子が豊作の年
投稿No:9577
柚子が豊作の年 庭の柚子の木にたくさんの実が生りました
柚子
「桃栗3年柿8年、枇杷は9年でなりかかり、
柚の大馬鹿18年」と言われています。
柚子が実をつけるには18年もかかったようですが
今は、品種改良で2.3年の苗木でも柚子の実が付きます。
徳島県那賀郡の「木頭ゆず」
現在全国の柚子産地で栽培されている柚子のほとんどが
木頭柚子の苗なんだとか(別名「本ユズ」「木頭系」)。
その努力と結果が認められ、
『木頭柚子』は昭和52年に果樹としては初めて
「朝日農業賞」を受賞しました。
柚子の木には表作と裏作があり、
沢山実がつく年もあれば、
ほとんど実がつかない年もありますが、
今年は豊作です。
かなりたくさんの柚子の実が、
小さな柚子の木にぶら下がっています。
柑橘類の果樹には隔年結果が起きやすいのです。
豊作の年と、不作の年が交互に来ます。
果実の実りが少ないとき、
その原因として考えられるのは
①.肥料が足りない、
②.受粉のころの長雨で受粉係の虫が来ない、
③.日照不足、それらに起因する病気などですが、
潤沢に土を肥やし、肥料を増やし、
最適な環境を整えても、
柑橘類は裏年だとほとんど実をつけないそうです。
その原因として
1.光合成産物が果実成長に使われるので、
翌年の花芽形成への資源が減少するため
2.植物ホルモンの関与で、
果実の種子には多量のジベレリンやアブシシン酸が蓄積するので
それらが枝に移行し花芽形成に影響することが推定される
だそうです。
(過去ブログ:隔年結果はなぜおきるのか?)
しかし、剪定によってある程度調節、矯正できます。
柚子があると、
料理の香りが一段と引き立ちます。
自家製のお漬物に使用したり、
(過去ブログ:頂いた野菜で漬物を作りました)
これからの季節、お雑煮にも使えます。
(過去ブログ:お雑煮で立春大吉の祝膳が出来ました)
お味噌汁に入れたりもします。
(過去ブログ:温室での炭火焼きなら問題なし)
ほかにも、鍋料理の出汁の味付けにも、
汁物の香りにも、ほんのわずかでも柚子の皮が入ると、
ほんのりと季節の香りが漂ってきます。
そして、12月22日は冬至です。
冬至には、柚子湯に入るという習慣があります。
「冬至の日に柚子湯に浸かると風邪を引かない」と
昔から言われています。
柚子には風邪予防や保湿の効果がある
ビタミンCや血流改善を促すヘスペリジンなどが含まれ、
体に良いことが近年の研究で科学的にも証明されています。
12月に入り、めっきり寒くなってきたので
ゆっくりお風呂に浸かることは、
冬の楽しみの一つでもあります。
庭の木に柚子を選んで正解でした。
様々なことに使え、香りで癒してくれます。
柚子が実ることを、私も奥さんも楽しみにしているのです。
残念ながら八朔は、沢山実らず、不作です。
たくさん収穫できたので、
何に使おうか、何を作ろうか、これから楽しみです。