大阪天満の長池昆布に入ると、天野元次郎社長へTV朝日が番組「LIFE」の取材中でした。

大阪の老舗昆布店と言えば、小倉屋、神宗、おきな昆布と、天満の長池昆布店です。

昆布が好きなんです。松茸昆布や、松の葉昆布、とろろ昆布など、上質な昆布が好きなんです。

大阪では、昆布のお店で有名なのが、「小倉屋」「神宗(かんそう)」「おきな昆布」などがあります。

この他にも美味しい昆布のお店があると聞いて訪れたのが、大阪天満の「長池昆布」です。

長池昆布店では、長池ビルという自社ビルの店舗でした。店構えは、いかにも老舗の感じです。

西天満の近くには、裁判所があります。裁判所の近くには、古美術の店がたくさんありました。

長池昆布を訪れた時、店の奥で、何か人が集まっていました。

何が起きているのか、お店の人にたずねると、TV局の取材でした。

長池昆布の社長へ、TV局が取材に来ています。

取材の邪魔になってはいけないので、息を殺して静かにして、取材を終わるのを待っていました。

取材中、今日の目的である、長池昆布の商品を選ぶことにしました。

長池昆布では、贈答用の上質な昆布の詰め合わせが用意されていました。

こんな贈答品だったら、頂きたいなと思います。

よく頂くのは、ケーキやクッキー、和菓子などの苦手な甘いものが多く、私はこれらをほとんど食べていません。他の方にあげています。

しかし、昆布なら大丈夫です。製品だけでなく、道南産の真昆布もありました。

あれも買いたい、これも買いたいと、美味しそうな昆布ばかりです。

長池昆布の社長さんは天野元次郎さんです。

長池昆布は、慶応元年、(1864年)に大阪西天満で創業しています。153年も前のことです。

製品に使う昆布は、北海道道南の、天然真昆布のみを使っているそうです。

代表的な商品は、塩昆布、塩とろろ、おぼろ昆布、松茸昆布などがあります。

私の知っている知識では、そもそも大阪に北海道産の昆布が根付いたのは、江戸時代に、北海道から日本海を通って大阪まで海路が開かれた時代からです。

その代表的なのが、淡路島出身の、高田屋嘉兵衛です。

淡路島には、高田屋嘉兵衛の、記念館があります。ここに行って、高田屋嘉兵衛の功績を学んだことがあります。記事はこちらです。

陸路に比べると、海上運送では、たくさんの荷物を1度に運ぶことができます。

大阪から下関をまわり、日本海に出ると、途中の港では、その地域の特産品を積み込んで、北陸・東北を経由して、函館に到着します。

北海道では、本州で集めた商品を、北海道の特産物と交換して、帰りの荷物に積み込みます。

その中に、軽くて運びやすい昆布が入っていたようです。

帰りの航路では、昆布は各地の港で売られ、そこではその地方ごとの、昆布の文化が育っています。

大阪まで運ばれた昆布は、遠く鹿児島まで運ばれ、鹿児島からは、沖縄(琉球)や、中国大陸にも、密貿易の形で、輸出されていたようです。

沖縄では、沖縄特有の昆布の文化が育っています。

何か祝い事があると、たいてい昆布が使われています。

天野元次郎社長に、

「TVに出ると、お店は大繁盛するのでしょうね」とたずねると、

「いや、噂になるのは1ヶ月ぐらいですよ。食べ物屋さんならTVの効果が続くようですが、お店の広告は、ひと月もすれば、静まりますよ」と言われました。

2017年10月21日土曜日、テレビ朝日の「LIFE~夢のカタチ~」を楽しみにしています。