月桃の花が咲く 万国津梁館 九州・沖縄サミット会場
投稿No:8266
万国津梁館にゲットウの花が咲く頃 第173回沖縄訪問(8)
万国津梁館て何だ?
ドライブの途中、お茶を飲みに万国津梁館に来てみました。
難しい漢字です、なんと読むのか?「ばんこくしんりょうかん」です。
ここは、「九州・沖縄サミット」の首脳会合会場として2000年7月から使用が開始された会場です。
万国津梁館は、結婚式や催し物があるときは貸し切りになるので、一般客は利用出来ません。
今日は貸し切りがなかったので、お茶を飲むことができました。
万国津梁館は隠れスポット
万国津梁館から見る名護湾の景色は、素晴らしい景色です。
さすが、世界の首脳が集まって、サミット会議の場所に選ばれただけの値打ちがあります。
過去には、名護湾に沢山のイルカが回遊してきていたそうですが、イルカを捕獲して殺していたので、最近ではイルカは名護湾の奥まで入ってきません。
万国津梁館は、森喜朗内閣総理大臣の時、サミット会議の会場になったところです。
小渕恵三元首相の銅像
敷地の一隅に、平成の年号を掲げた、当時の官房長官小渕恵三元総理の銅像が建てられています。
お茶を飲む場所は、会議室よりさらに奥に入った場所にあります。
万国津梁館を訪れる観光客の方は少なく、ここは落ち着いた場所です。
要所要所に守衛さんが目を光らせています。
この守衛さんがガードしている様子を遠くから見ると、ここには一般客が入ってはいけないと感じるような警戒態勢です。
今日もあまり観光客はいません。
実にゆったりとした雰囲気で、お茶を頂くことができます。
サミットの会議室
サミットの会議室に使われた大広間は、今では公開されています。
ここに、当時の米国大統領クリントンさんも会議のためにやってきました。
その当時の写真は、万国津梁館の各所に掲示されています。
5月の万国津梁館には、ゲットウの花が咲いていました。
部屋はいくつも分かれて建てられています。
そして、建物と建物の間には、中庭や、池が作られていて、その雰囲気は日本風よりヨーロッパ風です。
個人でも、企業でも、万国津梁館は、利用を申し込むことが出来ます。
なかなか良い施設ですが、問題なのは那覇からかなり離れたリゾート地にあることです。
宿泊設備は隣接するブセナホテルを利用すれば、かなりの人数が泊まることができます。
景色は絶景の喫茶室
喫茶室がついていました。
外は寒くないので、室内よりテラスの方を選んで、名護湾の景色を見ながらお茶を頂きました。
ブセナホテルに泊まったのは2回です。
1回目は、社員の皆さんとの社員旅行です。
2回目は息子の結婚式の時です。
そんなことを思い出しながら、お茶を頂きました。
今日選んだお茶は、珈琲や紅茶でなく、ゲットウ茶です。
月桃(ゲットウ)の花が咲いている
月桃茶を選んだのは、今、ゲットーの花がこの庭に咲いていたからです。
月桃の葉を加工して、お茶にした香りが清々しいお茶でした。
ゲットウの葉は、防虫効果もあります。
タンスに入れておくと、着物に虫が付かないと言われています。
ゲットウの花は、フジの花のように、一塊の房のように、沢山花が開いています。
とても甘い蜜が出るので、ゲットウの花の蜜が床に落ちると、アリが沢山集まってくるほどの甘さです。
2019年5月5日(日)