沖縄では、「休んで行きませんか」と言われます。休むとはどういう事でしょうか?社長ブログ神戸/恩納村前兼久

沖縄の集落には、地元の人が利用する共同売店があります。社長ブログ神戸/恩納村前兼久 第154回沖縄訪問(11)

8月の沖縄の空は変わりやすくて、突然雲が湧き、雷が鳴り、スコールのような集中的な大雨が局地的に降る場合があります。

ゴルフ場で大雨が降り雷が鳴ったときは、急いで建物の中や安全な場所に逃げ込まないと、

持っているゴルフクラブや身につけている金具に雷が落ちて、命がなくなることもあります。

今朝の恩納村前兼久のムーンビーチ沖の空は、大きなお腹で空腹の音が鳴っているように、ゴロゴロと雷の音が続いています。

朝ご飯は、奥さんが用意してくれた完全な和食です。

完全な和食になるためには、

一つは、味噌汁があること。

一つは、当然ながら御飯であること。

そして、ちりめんとか、鮭とか、卵焼きなどの和食の定番のおかずがあることです。

味噌汁の中には、沖縄風の味噌汁となるように、磯辺で穫れる海藻であるアーサーが入っています。

アーサーと合わせて、丘で穫れる三つ葉が一緒に入って、海と陸のコラボレーションになっています。

今日のお天気も、穏やかなお天気です。

昼からの活動の前に、松葉博雄は奥さんと一緒に前兼久の親しい人のお家に廻り、前兼久に来ているご挨拶をして廻ります。

沖縄の各地域には、字(あざ)という地域集落単位があります。

字の結束は強く、繋がりは太く、地域共同体の役割をしています。

最初にご挨拶に行ったのは、金城正浩さんのお家です。

金城正浩さんは、畑仕事に出ておられて不在でした。

奥さんの金城初子さんがいらっしゃって、ご挨拶をしました。

金城初子さんの事を、初ちゃん姉さんと呼んでいます。

初ちゃん姉さんは、「休んでいらっしゃい」と、すすめてくれました。

沖縄のお家に行くと、休んでいらっしゃいと、お家の中に上がるようにすすめてくれます。

これは、内地とは大きな違いです。

特に都会地では、かなり顔見知りでも「家の中に入ってお茶でもどうぞ」とは、言ってくれません。

この辺には沖縄特有の共同売店があります。

前兼久には、前兼久売店があります。

周囲にスーパーマーケットやコンビニストアが出来てかなり競争に苦戦していますが、車で行かなくても家から近くて、ちょっと歩けば食品、日用品雑貨が買えるお店として、根強い人気があります。

幹線道路から少し中に入れば、沖縄の市民の人達が実際に生活している住宅地域があり、そこには、隣近所と地縁で繋がっている生活があります。

大抵の字は、昔ながらの路地で、何とか車が通るように拡張はしていますが、

それでも車がすれ違うときには当てないように慎重な運転が必要です。

何軒かお家を廻ってみたかったのですが、時間帯が悪く皆さんお仕事に出ている時間なので、あの家もこの家も、というわけには行きませんでした。

2015年8月14日(金)


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