南の島の伝説に、島で愛する人を待つ美しい娘の伝説があります。洞窟に住んで、じっとあの人が帰る日を待っています。
浜比嘉島の洞窟では、昔々の沖縄の神代の時代に、愛する人を待つ、美しい娘の伝説があります。第139回沖縄訪問(19)
浜比嘉島は、通り抜けると小さな島ですが、
中を探索すれば二つの村があり、あちらこちらに沖縄の伝統的な遺産が残っています。
目指すのは、古代遺産バマヒガムイです。私有地だそうで、中に入るのは、有料のお茶を飲むか、入場料を払う事になります。
シーサイドガーデン浜比嘉です。ここで氷をいただきます。
1月の寒い時期ですが、ここ沖縄では太陽が照ると忽ち気温が上がるため、1月でも氷を食べておかしくない暑さになります。
奥さんはマンゴージュースです。
拝所を見たいとリクエストをすれば、ガイドをしてくれるそうです。
私有地なので、オーナーの好みの様にガーデンが整備されています。芝生を張り、亜熱帯植物を植え、ブーゲンビリアのトンネルを作っています。トンネルをくぐって先へ進みます。
かなりの広いお庭です。このお庭の先には、海岸が広がっています。その途中に拝所があります。
ガイドの後をついて、祖先を祀っている所に行きます。
200円のミルク金時を食べると、ガーデンのシルミチュー ミルク門をガイド付きで見せてくれます。
拝所です。この辺りは沖縄の古い神々が暮らしたという言い伝えのある洞窟です。
沖縄に文字が伝わったのは内地よりかなり後で、内地の古事記のような昔の事を記した書物はありません。古代のことは、ほとんど伝承で、確かめるすべもありません。
ガイドさんが言っていることは、
岩が何々のご縁だとか、日が当たると、その模様は何々に見えるとか、そういう逸話です。
一定の時期になると、光りが差し込む岩があり、その岩の中には、光りの反射で輝く場所があると言われています。
ミルクとは、実は、仏教でいう弥勒の事のようです。ミルク門は、弥勒菩薩が現れる門のようです。
自然現象や自然の形が、見ようによっては、何かに似て見えるとは、よくある事です。この岩も、この岩の模様も、なにかに似ているでしょうと言われると、そういえばそうかなと思います。
2013年1月2日(水)