農業機械 サタケの乾燥機・籾摺機が活躍する ヤマウチファーム 神河町③

投稿No:8747

サタケの乾燥機・籾摺機が活躍する 神河町ヤマウチファーム

農業機械のサタケが、おむすびの店を展開

外には出てみるものです。

今回神河町へ来てみて、

知らなかった事を知る機会になりました。

それは、サタケという会社のことです。

サタケが農機具メーカーであることは知っていましたが、

川上のお米から川下のおにぎりに事業を発展させ、

なんと、ハワイにおにぎりのお店を

オープンさせていたのです。

その辺の事情を調べて書きました。

農業機械のサタケの乾燥機・籾摺機 小田原農産物直売所

旅館「豊楽」で食事をした後、

帰り道にお米の自動販売機を見つけました。

9月は新米が出始める季節です。

こちらの小田原農産物直売所の

自動販売機で新米を買いました。

直売所と言えば昔は畑の側の

東屋に簡素な台が置かれていて、

その上に野菜や果物が袋詰めされて置いてあり、

金額が張り紙されたカンカンに

購入者がお金を入れて持っていく、

というシステムでした。

東屋は常に無人で、日本人がいかに

誠実であるかを絵に描いたようなやり方ですが、

それも今は昔。

すっかり近代的な売買方法に変わっています。

この自動販売機の名前は『 あっちゃん 』です。

お米に限らず、野菜や果物、

卵の自動販売機としても利用でき、

産地直売所に多く設置されている優れモノのようです。

9月とは言え、秋晴れというには暑すぎる気温ですが、

緑豊かな山々とその裾に広がる畑や田んぼを

見ながらドライブするのはいいものです。

風景と同じく、のんびりと車を走らせてここまで来ました。

農業機械のサタケの乾燥機・籾摺機が活躍する ヤマウチファーム

小田原農産物直売所の隣は

「ヤマウチファーム」です。

大掛かりな穀物乾燥施設です。

馴れ馴れしくもヤマウチファーム作業所に

入り込んで、根ほり葉ほり尋ねて

色々と教えていただきました。

勿論、見せて下さいと、

許可を得て施設内を見学させてもらいました。

愛想の良い方もいれば、

余り構っていただけなかった方もいました。

ここに稲刈りをしたばかりの

お米が軽トラックで搬入されてきました。

お米は、籾殻が付いたお米です。

これをすぐに脱穀します。

脱穀した玄米から、お米の品質を測定します。

昔なら、俵に棒を差し込んで、コメを抜き取って、

一等米、二等米と判別されていました。

今は、自動分析器で判別をしていました。

設置している農業機械は、

サタケの乾燥機・籾摺機でした。

乾燥機のブランド名は『solana(ソラーナ)』です。

大きな設備装置の上層部に、solanaの商標が見えました。

トラックから、籾殻のついたお米が降ろされます。

これをまず、籾摺り機にかけて籾殻を取っていきます。

山内ファームの農業機械は

東広島市のサタケの農機具です。

農業機械 サタケの概略

  • 1896年(明治29年)- 初代社長・佐竹利市が 
  • 「佐竹製作所」を設立し、日本初となる動力精米機を考案、生産販売を開始
  • 1939年(昭和14年)– 12月、株式会社に改組
  • 1955年(昭和30年)– 食糧用パールマスター精米機発売
  • 1956年(昭和31年)– 農家用ワンパス精米機発売
  • 1962年(昭和37年)– コンパス精米機を発売。 
  • 大型精米設備の独占供給を開始
  • 1964年(昭和39年)- 政府指定のモデルプラントである
  • 日本初のカントリーエレベーターー(3ヶ所)全てをサタケが独占受注
  • 1966年(昭和41年) – 循環型の穀物乾燥機、テンパリング乾燥機を発売
  • 1974年(昭和49年) – 籾摺機の革命と呼ばれる
  • 揺動選別方式のライスマスターを発売
  • 1986年(昭和61年) – 食味計測システム「食味計」を開発
  • 1989年(平成元年)– 高始動特性三相交流モーターを開発
  • 1995年(平成7年)– 湯を注ぐだけで食べられる「マジックライス」発売
  • 1996年(平成8年) – ペリテック精麦製粉システムを発売
  • 2000年(平成12年)– 無洗米製造装置
  • 「ネオ・テイスティ・ホワイト・プロセス」を発売。
  • 2001年(平成13年)– 社名を株式会社サタケに変更。
  • 2006年(平成18年)– ファミリーフレンドリー企業表彰において
  • 「厚生労働大臣賞」を受賞。
  • 2011年(平成23年)– 無洗GABAライスを使った
  • おむすび店舗「おむすびのGABA(ギャバ)」をオープン。
  • 2015年(平成27年)– 「無洗米 GABA ライス」
  • 機能性表示食品届出が公表(受理)。
  • 2017年(平成29年)– ライステクノプロダクト株式会社を設立し、
  • コニカミノルタテクノプロダクト株式会社から
  • 業務用自動洗米機事業を譲り受ける。

出典 Wikipedia

農業機械のサタケ 会社概要

社名 株式会社サタケ 
 
業種 食品産業総合機械、プラント設備及び食品の製造販売
 
資本金 280,000,000円 
 
従業員 1,000名(サタケグループ総従業員 3,000名)
 
 
広島本社 〒739-8602 広島県東広島市西条西本町2番30号
TEL.082-420-0001(代) /Fax.082-420-0004

地図・交通

東京本社
〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目7番2号
TEL.03-3253-3111(代) /Fax.03-5256-7130

地図・交通

 

農業機械のサタケ 取締役・監査役

代表取締役 佐竹利子 代表取締役 福森武 代表取締役 木原和由
 

サタケ おむすびのGABAワイキキ店 (2019年10月31日 閉店)

サタケは農機具だけでなくおにぎりも販売しています。

国内だけでなく、海外でのGABAライスの

認知・普及を目的に、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市に

海外初の店舗となる「おむすびのGABAワイキキ店」

を2015年2 月10 日にオープンしました。

「おむすびのGABAワイキキ店」の外観

サタケ「おむすびのGABAワイキキ店」の外観

 

「おむすびのGABAワイキキ店」は、

これまでの日本国内の3店舗(西条店・秋葉原店・そごう広島店)

に続く海外初の店舗として2月10日にオープンしました。

ハワイは世界的観光地として情報発信力が強く、

アンテナショップの設置に適しており、

日系人や日本人観光客も多いことも

海外店舗としての魅力に富んでいると考えています。

「おむすびのGABAワイキキ店」は、

ホノルルでも有数のコンドミニアムが立ち並ぶ

人口密度の高いエリアにあり、テイクアウト専門店として、

オープン当初は「塩」「鮭ほぐし」など

5品目程度のGABAおむすびとお茶などの

飲料を販売し、ニーズや状況を見ながら

徐々に品目を増やす計画です。

また、お客様に新鮮なGABAライスを

自宅で食べていただけるよう、

GABA玄米を販売直前に精米する

「今摺り米」も提供します。

通常ハワイでは

アメリカ本土や日本から送られた白米を使用しますので、

鮮度低下が気になりますが、

今摺り米による搗きたての美味しさを

PRできる絶好の機会になると考えています。

なお、GABAおむすびや今摺り米に

使用するGABA玄米は、

サタケでGABA加工した

広島県産ヒノヒカリをハワイへ発送します。

サタケ おむすびのGABAワイキキ店の概要

  • 1.店舗名:「OMUSUBI GABA Waikiki」(おむすびのGABAワイキキ店)
  • 2.事業主:Satake Honolulu Inc.
  • 3.所在地:438 Hobron Lane,#107,Honolulu,Hawaii 96815
    (アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市)
  • 4.電話番号:+1-808-946-2515
  • 5.開店日:2015年2月10日
  • 6.定休日:未定
  • 7.営業時間:午前8時~午後6時
  • 8.販売品目・価格:
    (1)GABAおむすび5品目程度(塩むすび、GABA玄米むすび、鮭ほぐしむすび、昆布むすび、明太子むすびなど)1.5~2ドル/個
    (2)今摺り米(GABA玄米を店頭精米し販売)11.99ドル/kg
    (3)お茶などの飲料
  • 販売方法:対面販売(テイクアウトのみ)

※おむすびのGABA Waikiki店 2019年10月31日 閉店しています(日本の店舗は営業)

出典 サタケHP

サタケ まとめ

知ることは、その対象への興味や探求心を育みます。

農作物を始めとしたさまざまな

食材が自分たちの口に入るまで、

どれほど多くの手間がかかっているかを知れば、

自然と食べ物を大切にする気持ちも生まれます。

『 一粒のお米には七人の神様がいる 』

小さい頃から、こんな風に教えられて

食べ物を粗末にしないよう育てられた人は多いと思います。

米という字を分解すると「八十八」になります。

これは、田植えから収穫までに八十八もの工程を経る、

というところからこの漢字ができたと言われています。

米に限らず、農作物の栽培や収穫には

時間と労力がかかり、とても根気のいる仕事です。

大切に育てても、自然災害に見舞われて

無に帰してしまうこともあります。

現代人は忙しくて、スマホを片手に食事をしている

光景が当たり前のようになっています。

しかし、それでは何を食べているのかわからず、

ただお腹を満たすだけになってしまいます。

ときにはスマホを置き、目で楽しみ、味わって食べる。

そんな時間を大切にすることも必要ではないでしょうか。

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2020年9月8日(火)