コンタクトレンズケア用品のオフテクスは神戸の会社で、社長は米田 穣さんです。

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コンタクトレンズケア用品のオフテクス

コンタクトレンズケア用品のオフテクス 田中義計さんと栗山真実さん来社

オフテクスの営業本部・アイプロフェッショナル営業部 

関西課参事の田中義計さんと、

主任の栗山真実さんがケア用品の紹介に来られました。

オフテクスは神戸の会社です。

神戸市中央区港島南町に本社・研究所があります。

三宮から神戸空港に向かうモノレールに乗ると、

進行方向に向かって、

右側にオフテクスの会社が見えます。

田中義計さんは、

前職のクーパービジョンの時に、

たびたびわが社を訪問していたので、顔なじみです。

オフテクスからクーパービジョンに移籍し、

その後またオフテクスに戻っています。

コンタクトレンズケア用品のオフテクスのドメインと基本理念

オフテクス(OPHTECS)とは、

Ophthalmology(眼科学)とTechnics(技術)を

組み合わせた造語です。

オフテクスは眼科領域に特化した事業で

社会に貢献しようとしています。

1981年の創業以来、

オフテクスが一貫して掲げている理念は

「創意工夫と挑戦」です。

オフテクスのこだわり

1988年に世界初となる液体酵素による洗浄剤

「バイオクレンエル」の発売を皮切りに、

画期的な製品を市場に投入しています。

コンタクトレンズケア用品のオフテクスの概要と略歴

オフテクスはコンタクトレンズ洗浄液の専門メーカーです。

代表取締役は米田 穣さんです。

資本金1億円 売上高 41億2,000万円(2019年10月) 

従業員 191名(2020年1月1日現在)

沿革

1981年 東京都中央区日本橋人形町にて創業

1988年 世界初の液体酵素洗浄剤「バイオクレン エル」発売

1996年 1回使い切りタイプ人工涙液「ティアーレCL」発売。

1988年 兵庫県豊岡市に工場を竣工したことに伴い、本社を大阪に移転。

2007年 神戸市中央区に新本社ビルを竣工  同時に神戸研究所を設立。

2009年 ポビドンヨード(ヨウ素)を使った有核錠タイプの 

 ソフトコン タ クトレンズ用コールド消毒剤

 「バイオクレン ファ  ーストケア   CT」発売。

2010年 ハードレンズ用除菌機能付き洗浄剤 「バイオクレンO2セプト」発売    

2014年  神戸・東京二本社体制になりました。

2015年 新ブランド「cleadew(クリアデュー)」を立ち上げ、

     同ブランド第1号製品「cleadewファーストケア」を発売。

写真出所 オフテクスHP

オフテクス オランダのコンタクトレンズメーカーを買収

オフテクスは、オランダのコンタクトレンズメーカー

「Microlens Contactlens Technolgy B.V.

(本社:オランダ、以下 マイクロレンズ社)」の全株式を取得し、

 完全子会社化しました。

(買収価格は未公開)新社名は、

「OPHTECS Europe B.V.」で、

 2019年1月より新たな体制の下で、

 営業を開始しています。

 新会社は、マイクロレンズ社の

 コンタクトレンズ製造販売事業を継続し、

 オフテクスのケア用品事業との相乗効果を図り、

 欧州事業拡大を目指しています。

オフテクスの主力ケア用品 ソフトレンズ

オフテクスの今の主力ケア用品は、

cleadewファーストケアです。

消毒成分にポビドンヨードを使用した

ソフトレンズ用ケア用品です。

主に2ウィークタイプの

使い捨てレンズが対象のレンズです。

眼障害の原因となる微生物を

しっかりと消毒し、不快感を引き起こす

汚れも洗浄することで、大切な眼の健康を守ります。

オフテクスの主力ケア用品 ハードレンズ

ハードレンズタイプのケア用品は、

cleadewO2セプトです。

ハードコンタクトレンズのケアにも除菌が必要と考え、

ポピドンヨードを配合しました。

除菌と洗浄がワンステップで行える

便利性の高いケア用品です。

 

オフテクスは神戸の会社

オフテクスは神戸の会社なので、

神戸の新商品認定カタログにも

掲載されています。

オフテクスの思い出は、

ソフトコンタクトレンズがまだ液体消毒が

認可されていない、

加熱消毒の時代に思い出があります。

神戸本社は、日本で唯一、

コンタクトレンズケアに特化した研究所です。

オフテクス独自の品質方針に則り、

独創性の高い研究開発を行っています。

コンタクトレンズケアのあらゆる問題を

解決するための研究成果は、

国内外の学会で高い評価を得ています。

昔のソフトレンズはケアが大変

使い捨てレンズが市場に登場したのは、

1990年代からです。

それまではソフトレンズは、

購入した後は、装用者がレンズを使用した後は、

ケアをしながら使い続けていました。

ソフトレンズを使用すると、

眼の中の涙液からたんぱく質や、

脂質が分泌までレンズを汚します。

さらに、細菌が付着してケアを怠ると、

レンズにカビが発生することもありました。

一つのレンズを一年・二年も

続けて使うためには、ソフトレンズを

清潔にかつ安全にケアしていく必要があったのです。

ユーザにとってみては大変な負担でした。

ソフトレンズのケア 煮沸消毒とタンパク除去

旧厚生省は殺菌消毒は

加熱消毒しか認めていませんでした。

各社とも、電気熱でレンズを加熱していました。

写真・図

たんぱくと脂質の除去は、

ケア用品を使って、除去していました。

熱消毒とタンパク除去を同時にすると

ユーザの手間を省くために、

煮沸消毒とたんぱく質と

脂質の除去を同時に出来たら、

ユーザの負担が軽くなるので、

熱消毒とタンパク除去を同時に出来る

ケア用品が各社から発売されました。

ユーザにとってみたら、

手間が省けて省略化になるのですが、

ソフトレンズが変形

実際に使ってみると、

とんでもないほど沢山のクレームが発生しました。

原因はたんぱく質に熱を加えると、

たんぱく熱変性が起きてくるのです。

例えば、卵の白身に熱を加えると

白く固まるように、レンズに付着した

たんぱく質に熱を加えると、

レンズが変形してくるのです。

レンズの変形とは、

ソフトレンズがスルメを焼いたように、

くるくると巻いてくるのです。

これにはユーザの皆さんも困りました。

固まったたんぱく質で

異物感を感じることもありました。

こんな昔話が出たのも、

オフテクスが煮沸消毒の時代に

熱消毒とたんぱく除去が

同時に出来るケア用品を販売していたからです。

ヨードを使用したケア用品

今はヨードを使用したケア用品を開発しています。

使い捨てレンズが中心の現在では、

ソフトレンズでケアをするのは

2週間タイプの使い捨てレンズです。

使い捨てレンズの時代はケアは簡単に

一日で使い切るワンデータイプには、ケア用品は要りません。

コンタクトレンズのケア用品市場は、

過去に比べると年々小さくなっています。

その中で、他社にない独自性のあるケア用品の開発と販売を

目指しているという基本方針をお聞きしました。

出典 オフテクスHP Wikipedia 共同通信PRワイヤー

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2020年7月15日(水)