淡路島岩屋タコステオープン。地元有力企業オーナーの井植家が関係しています。
投稿No:8566
淡路島に新しくオープンした、井植家の淡路島タコステオープン。
明石淡路フェリー(愛称・たこフェリー)の乗り場跡地(兵庫県淡路市岩屋)に、
新たな観光施設「淡路島タコステ」がオープンしました。
明石淡路フェリーは、2010年に運航休止して、2012年に航路廃止をしました。
明石淡路フェリーが廃止されて、岩屋の町は寂れる一方でした。
そこで、関係者はかつての“島の玄関口”の岩屋に活気を取り戻そうと、と意気込んでいます。
淡路島タコステの運営主体は井植家
タコステは「道の駅あわじ」を運営する淡路観光開発公社と淡路島岩屋漁業協同組合と、この2社に、
2018年に淡路市の井植家のフードサービス業「ユーアールエー(URA)」が加わり、運営会社「恵美寿」を設立しました。
井植家はサンヨー電機の創業家で、淡路島では有力企業のオーナーです。
県や市の助成を受け、新たな施設の建設されました。
ユーアールエー(URA)は井植家の企業
会社名 :ユーアールエー株式会社
(旧名称 浦観光株式会社) URAは浦のローマ字表記
所在地 :〒656-2302 兵庫県淡路市大磯6番地
設立 :1963年(昭和38年)5月13日
資本金 :6,500万円
代表 :代表取締役社長 井植 敏彰
従業員数:660名
事業内容:フードサービス全般
レストラン・ショップー
淡路ハイウェイオアシス、サービスエリア内レストラン・フードコート、
パーキングエリア内レストラン・ショップ、ゴルフ場内レストラン
食品製造ー淡路牛加工品・竹ちくわ等練り製品、
FC事業ーミスタードーナツ、ザ・丼、牛角
事業所給食ーサンフードサービス㈱
関連会社:淡路フェリーボート㈱、塩屋土地㈱、
アイジー興産㈱[ジェームス山自動車学院]、
ホテルアナガ、 AWAJI BEER醸造所「AWAJI BREWERY」
タコステ レストランえびす
レストラン「えびす」には、「鯛の卵かけご飯」や「釜揚げしらす丼」など島の海産物を堪能できるメニューがあります。
春には定番の「生しらす丼」も登場します。
直売店では、シラス干しや生ワカメなどの水産加工品のほか、タマネギを使ったスープやカレー、ドレッシングなどを販売していました。
地ビールや、造り酒屋「千年一酒造」のコーナーもありました。
4月には、隣接するチャレンジショップにたこ焼きや唐揚げなどのブースがオープンの予定です。
フェリーの待合所は改装され、地元の漁師が鮮魚や魚料理を提供する店舗として生まれ変わる予定です。
タコステの定休日は水曜日です
営業時間は、午前10時~午後6時。
水曜日は定休です(11日は営業)。
駐車場は約50台分あります。
淡路島タコステTEL0799・64・7551
【出典:2020/3/11 05:30神戸新聞NEXT】
たこフェリーの跡地
明石海峡大橋が出来る前は、淡路島の岩屋と明石とはたこフェリーで繋がっていました。
淡路島の大磯と須磨とは淡路フェリーボートで繋がっていました。
明石海峡大橋が出来てからしばらくして、たこフェリーと淡路フェリーは廃止になりました。
たこフェリーの跡地は広い
岩屋のフェリーボートの発着場には、広い敷地が残ったままでした。
2020年3月にたこフェリーの敷地の後に、
お土産と食事処の淡路島タコステーションがオープンしました。
たこフェリーステーションは、略してタコステです。
2020年3月10日(火)オープンしたばかりの淡路島タコステに早速行ってみました。
明石海峡を望む、あの伝説のたこフェリー跡地にタコステはオープンしました。
目の前に広がるのは明石海峡です。
海峡を渡る世界一のつり橋明石海峡大橋を一望できる海辺で、
ゆっくりと美味しい淡路島の食材を楽める施設を目指しているとのことです。
【出典:淡路島タコステ】
タコステはフローラルアイランドの縮小版
タコステの建物は、それほど大きな建物ではありませんでした。
タコステの中には、海鮮料理のえびすが経営するレストランがありました。
レストランともう一つは、道の駅のような淡路の農産物と土産物を扱うお店です。
印象としては、フローラルアイランドと似ています。
フローラルアイランドと比べると、
農産物の売りはうんと小さくて品数もそれほどありません。
大磯港の近くにある、道の駅東浦とフローラルアイランドの業態とよく似ています。
規模的には、フローラルアイランドの縮小版のようです。
上2枚の写真は、フローラルアイランドと道の駅東浦です。
いつも、大変な賑わいです。
これなら、フローラルアイランドに行った方がいろいろ選べます。
土産物は淡路のあちらこちらですでに販売されているものが大方で、特に目新しいものはありません。
他にないものといえば、淡路の地ビールです。
井植家が経営する会社のビールです。
淡路の地ビールが何種類か並んでいました。
あわぢびーる、ユーアールエー(URA)は井植家の企業
島時間が育てる、世界に一つのクラフトビールです。
淡路島は瀬戸内海で最も大きく、温暖な気候と豊かな自然を誇る美しい島。
淡路島には、ゆったりと穏やかでやさしい時間が流れています。
あわぢびーるは、そんな島生まれの島育ち。正真正銘の島ビールです。
島の自然、島の時間が作り出した味わい深い贈り物。
細部にまでこだわり抜いた手作りならではの味わいです。
世界でここにしかないクラフトビールは、
職人たちが一本一本手作りするまさに工芸品です。
静かな海辺に佇む小さなブルワリーでは今日も、
島の恵みをぎゅっと閉じこめたビールを心を込めて、技を極めて作っています。
【出典:あわぢびーる】
タコステらしいのは、
タコのぬいぐるみが沢山置いてあることです。
駐車場は、フェリーボートの跡地なので広く、
沢山の車がとめられるスペースがありました。
今も残るたこフェリー跡
向こうの方に、昔、たこフェリーが接岸していた、場所がありました。
今は車が落ちないように、囲いをつくって車を止めていますが、
その先にはフェリーボートが接岸していた場所が残っています。
フェリーボートの接岸する向こうには、明石海峡大橋が横たわっていました。
素晴らしい景色です。
タコステ開店祝いの花輪
タコステの開店を祝う花輪がずらりと並んでいます。
送り主は、工事関係者が中心です。
地元の魚を扱っている店があればと期待して行ってみましたが、
どこにでもあるものばかりが並んでいて、目新しさは感じませんでした。
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つての“島の玄関口”が、観光客や住民が集う地域拠点として生まれ変わる。(内田世紀)
乗り場跡地は現在、淡路市が所有。航路廃止後は宿泊施設やコンビニエンスストアなど、民間事業者による
活用案もあったが実現には至らなかった。
そこで3年ほど前、地元で「道の駅あわじ」を運営する淡路観光開発公社と淡路島岩屋漁業協同組合が跡地の再利用について話し合いをスタート。
高齢化が進み商店街が衰退する中、「観光客だけでなく地域住民に役立つ施設を」と、地域拠点建設の構想を練った。
行政に支援を働きかけたところ、市と県による助成のめどが立ったため協議を本格化。
18年10月、同公社、同組合と同市大磯のフードサービス業「ユーアールエー(URA)」が出資して新会社「恵美寿」を設立した。
新たな施設は鉄骨平屋(床面積約250平方メートル)で、海鮮料理を中心とした飲食店と、野菜や魚介類、土産物を扱う物販店などが入る。
URAが運営し、道の駅の経営ノウハウなどを参考にするという。
工事費は1億7千万円余りで、今年12月の完成、来年3月の開業を目指す。
「観光客の力を借りながら、地域を活性化させたい」と道の駅あわじの西田利行駅長。
「海水浴場やジェノバライン船着き場のポートビル、道の駅などと無料バスで結び、岩屋地域が一体的に盛り上がるようなビジョンを考えたい」とする。
淡路島 タコステ
兵庫県淡路市岩屋1414−27
0799-64-7551
2020年3月14日(土)