牛タンといえば仙台 仙台と言えば牛タン どうしてかな?実は、進駐軍の残した牛タンを、「もったいない」の思想で活用したのが牛タンの始まりです

牛タンといえば仙台、仙台と言えば牛タンです。仙台で牛タンが有名なのはどうしてなのかというと、実は、進駐軍の残した牛タンを、「もったいない」の思想で仙台の人達が活用したのが牛タンの始まりなんです。

牛タンといえば仙台 仙台と言えば牛タンです。

予告編で書いたように、仙台に学会出張に行った、

娘の旦那さんが、お土産に買ってきてくれた、

牛タンを頂きます。

牛タン

太平洋戦争後、仙台に もGHQが進駐しました。

その際、大量に牛肉を 消費する駐留米軍が

残 したタンとテールを有効に活用するために、

1948年(昭和23 年)、

仙台の焼き鳥店 「太助」初代店主・佐野啓四郎が、

牛タン焼 きの専門店を開業した ことが

「仙台牛タン 」 の始まりだそうです。

牛タン

テーブルコンロに網を置き、焦げないように、

ご飯を炊くときに使う、釜の台を使って、

火から距離を置きます。

最初に頂いているのは、牛タンの味噌漬けです。

網に置いて、弱火でゆっくり焼いていると、

少しずつ牛タンの表面に、脂が浮き上がり、

乾いた牛タンの表面が、汗をかいたように、

脂に覆われてきました。

牛タン

奥さんに言われるように、塗り物の箸で、

火の側に近づけると、箸が焦げるので、

牛タンを焼くときには、焦げても心配のないように、

お弁当についている割り箸を使います。

牛タン

そろそろ焼き上がった頃には、

冷蔵庫からビールを取り出し、

100円ショップで買った、

200円のビールジョッキに注ぎ、

熱々の牛タンを口の中で、ビールで冷まします。

牛タン

牛タンだけでなく、ウナギの山椒焼きも、

冷蔵庫から取り出して、一緒に焼いています。

牛タン

息子が教えてくれた、お多福豆を火で炙って、

焦げ目が付くほど、外側を焼くと、

少し塩を振って、味付けしてみれば、

これがまたビールとよく馴染みます。

牛タン

牛タン

あるときには、あるもので、

冷蔵庫の中には、買い置きの食材がいろいろあり、

「近江今津西友」の小鮎醤油煮もありました。

牛タン

さらに、奥さんが毎日糠味噌をかき混ぜて、

漬けている、胡瓜と茄子の漬け物もあり、

これに、ちりめんじゃこと花かつおをトッピングして、頂きます。

牛タン

ガスコンロで、テーブルの上で焼いていると、

あれもついでに、これもついでにと、

炉端焼き屋さんみたいになってきました。

次に焼いたのは、厚揚げとこんにゃくです。

厚揚げは、一度食べてみると、

なかまで熱くなっていなかったので、

厚揚げを焼くのは、辛抱強く焼かなければ、

焼き上がらないことを学習しました。

牛タン

最後は、お茶漬けです。うなぎの山椒焼きを、

ご飯の上にのせ、熱々の白湯をかけて、

うなぎの脂がしみ出てくるのを待ちます。

牛タン

そうすると、じわりじわりと脂が出てきて、

これがとっても美味しいお茶漬けになりました。

2010年6月1日(火)