そごう神戸店の閉店 阪急神戸店の開店 そごう神戸店の栄枯盛衰
投稿No:8385
11月百貨店売上高、1~2割減 コロナ再拡大、客足遠のく 大手4社
神戸阪急 フロア割り刷新へ H2O荒木社長「伸びしろある」
阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリングの荒木直也社長は30日、
昨年から運営する神戸阪急(神戸市中央区、旧そごう神戸店)について、
婦人服や服飾雑貨、紳士、子ども、家庭用品など商品別のフロア構成を刷新する考えを示した。
そごう神戸店の閉店 阪急神戸店の開店
そごう神戸店の閉店 神戸阪急に屋号変更
阪急神戸店の開店 そごう神戸店の閉店
阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは16日、
そごう神戸店(神戸市中央区)から屋号を変更して、
新たに「神戸阪急」の屋号での営業を10月5日から始めると発表しました。
そごう神戸店は9月30日で営業を終え、新規営業に必要なレジシステムの変更などで4日間休業します。
そごう神戸店が9月30日をもって閉店することになったので、売りつくしセールが始まっています。
新しい名称は、神戸阪急です。神戸阪急の名称になれば、誕生記念セールが期待できます。
阪急神戸店の開店 そごう神戸店閉店までの流れ
1995年の阪神・淡路大震災に被災したことがそごう破綻の遠因となりました。
三宮地区の大型商業施設であるそごう神戸店、ダイエー三宮店、国際会館は建て替えるまで販売活動は休止していました。
そごう神戸店の取り壊し工事は外からでも見えました。
再建のために、罹災した建物はすべて撤去され、更地にしたあと、新しいビルが建てられました。
その間、休業していたので、そごうの震災による被害は甚大でした。
そごう神戸店の競争優位は 大丸神戸店の経営戦略に逆転負け
そごう神戸店は1933年に開業した老舗のデパートです。
神戸市三宮の駅前の好立地に位置し、売上高はピーク時に年間約1500億円までありました。
そごう神戸店は従来型の規模の拡大、大型店で客を集める手法でした。
水島社長はそごう神戸店で得た利益を、そごうの他の店舗拡大の原資に使うので、
神戸そごうの店舗は旧態のままで、神戸市民への利益還元策はありませんでした。
それに対して、ライバルの大丸神戸店は、店舗の周辺の神戸的な古い文化を持つビルを、
ブランドショップにして、元町の神戸らしいハイカラ文化のショッピングゾーンを形成して、
そごうとの差別化に成功しています。
大丸に水をあけられて売上高も直近ではピーク時の半分まで落ち込んでいきました。
そごう神戸は、地域の一番店で、そごうの店舗の中でも直営店舗で、販売は稼ぎ頭でした。
それでも、そごう全体を支え切れず、2000年には、とうとうそごうは経営破綻してしまいました。
そごう経営破綻後
2016年には、セブン&アイ・ホールディングス(そごう・西武の親会社)と
エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O、阪急阪神東宝グループ)の業務資本提携に合わせ、
西武高槻店共々、運営がH2O傘下のエイチ・ツー・オーアセットマネジメントに移管されました。
当面はそごうの店舗として運営されていましたが、グループ内事業再編に伴い、
運営母体が2019年(令和元年)10月1日付で阪急阪神百貨店に移管され、
同日付で屋号を「神戸阪急」とすることが2018年9月27日にH2Oから発表されていました。
出典 ウィキペディア(Wikipedia)
そごう神戸から神戸阪急になると
神戸阪急としてあらたに開業するに際して、これまでの館内も改装する予定です。
計画では、9階の催事場を3割増の約1300平方メートルに広げ、
2階と3階に実演販売などを行う「パティオステージ」をそれぞれ新設予定です。
2階北側の入り口前広場は、床材や植栽を入れ替え「グランパティオ」として刷新します。
営業開始の10月5日は、神戸出身の女優浅野ゆう子さんのトークショーがあるほか、
催事場で北海道物産展を開く予定です。
そごうカードのポイントは同日から使えなくなります。使うなら9月中です。
神戸阪急のポイントカードは9月以降、申し込みを受け付ける予定で、すでにカードを作りました。
出典 神戸新聞Next ひょうご経済 2018.09.27
三宮は都市開発が遅れていました
神戸は阪神淡路大震災の被害が甚大だったため、他の都市に比べると再開発が遅れています。
最近になって、再開発が始まりました。
先ず、JR三宮駅の再開発です。
ターミナルビルは取り壊しが進んでいます。
そごう神戸は神戸のメインストリートであるフラワーロードと国道2号の三宮交差点に位置する重要な拠点です。
そごう神戸店は地下では阪神神戸三宮駅改札口があり、
地上ではJR三宮駅とペデストリアンデッキで直結している好立地です。
ここを拠点にすれば、神戸大丸との競争に挽回の可能が残っています。
2019年9月14日(土)