日本経済新聞を読んでいると、教育のページに、経営系大学院に関する記事がありました。

2008年8月4日(月)付けの日本経済新聞「教育」ページに、「経営系大学院 質の向上を・次世代企業リーダー育成」という記事が掲載されていました。

松葉博雄は、経営系大学院に在籍しているので、思わず、興味が沸いて、記事を読みました。

大学界と産業界が人材育成について幅広く対話を行い、具体的な行動に繋げていく場として、昨年秋、「産学人材育成パートナーシップ」が創設され、中間とりまとめが7月に公表されました。

議長を務める法政大学学事顧問(元総長)の清成忠男先生の記事です。

大学教育と企業のニーズの間に存在するミスマッチを解消することを目的としています。

中間とりまとめでは、「経営・管理人材」の分野でいうと、教育のターゲットは、次世代のビジネスリーダーに絞られました。

日本経済新聞「経営系大学院 質の向上を・次世代企業リーダー育成」
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経済社会の著しい変動の過程で、どのレベルの経営・管理人材においても、ビジョンや新しい実務能力に基づいたリーダーシップが求めら、とりわけ次世代のリーダーの育成は急務であると言われています。

こうした人材の育成は、これまで企業内で行われていましたが、最近では企業が追いつけなくなりつつあります。

日本においても、経営系の大学院が増えましたが、教育方法に問題があり、業種業態、企業規模、学生の専門性などによって方向性が異なり、学習ニーズも一様ではありません。

今後、大学院相互の協力や産業界と連携して教育の質的向上を図る必要があり、教育の質が高まれば企業側の認知度が上昇し、大学院の市場が拡大し、国際的な評価が高まるとされています。

次世代のビジネスリーダーを育成するためには、産学人材育成パートナーシップは、有効な手段であると思われます。産業界の理解と大学側の教育改善努力が望まれます。

「MBAは、ひとつに」という、意見でまとめられていました。