大阪市立大学大学院創造都市研究科 佐々木雅幸先生の「創造都市」への視野が紹介されていました

2008年7月10日(木)朝日新聞夕刊「文化」ページの「文化のお値段」コーナーに、大阪市立大学大学院の佐々木雅幸先生の記事が掲載されていました。

歳出の大幅削減を掲げた大阪府の「財政x再建プログラム試案」が、府議会で審議され、福祉や教育も見直される状況で、「行政は文化とどう関わるのがいいのか」という問題に対する意見が紹介されています。

朝日新聞「創造都市」への土壌自ら閉ざすな
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大阪市立大学大学院の佐々木雅幸先生は、次のように答えています。

大阪府は、製造業からの税収が、財政の基礎を支えてきたが、このような大阪の企業が研究開発の拠点を東京に移したり、工場をアジアに移したりして、二重の空洞化が進み、システムがうまく機能しなくなった。

経済のグローバル化で脱製造業の流れが進む中、都市が埋没しない存在感を保つには、創造活動を産業振興に繋げる「創造都市」になるしかない。

製造業で失われた雇用が復活し、失業や不安定就業の問題も解決する。

それには、創造性豊かな人材が集まって刺激し合い、新しい何かを生み出すためのインフラが必要になる。

「創造都市」への動きは、世界的な潮流になっており、国内でも取り入れられているところもあるが、大阪府の動きは、こうしたものとは明らかに逆行している。

大阪には、歴史的な寺、上方文化、オーケストラなど、文化の伝統に裏打ちされた創造都市への土壌は整っているのに、その道を自ら閉ざそうとしているようだ。

必要なものまで削れば、衰退は加速するばかりなので、負担を強いられる市民に理解と協力を求めてでも、「創造都市」を視野に入れた長期的な計画を練るべきだと思う。

という意見でした。松葉博雄は、現在、大阪市立大学大学院に在籍しているので、興味深く、記事を読みました。