パン粉は偉い!パン粉は天婦羅をフライに変え、和食を洋食に変える不思議な力を持っていると感心しながら奥さんが揚げる太刀魚のフライをいただきました。

投稿No:7881

パン粉が入ると天婦羅はフライに変わるから不思議

今日の夕ご飯は太刀魚と野菜のフライです。

奥さんは、今の季節なら鱧のフライにしたかったそうです。

神戸大丸の地下でハモを探しましたが、売り切れだったそうです。

ハモがなかったので、代わりに太刀魚を買ったようです。

奥さんは、今夜は天婦羅にしようか、フライにしようか、迷ってフライを選びました。

最近天婦羅を揚げたばかりなので、今夜はフライを選びました。

手間を考えると、天婦羅の方が手がかかりません。

メリケン粉を水で溶かして、それに食材を漬けて油で揚げれば済みます。

フライの方は、小麦粉(うどん粉、メリケン粉)に卵を混ぜて、さらにパン粉をまぶすので、工程は増えます。

天婦羅か、フライかはつまるところ、パン粉の存在が影響しています。

昔、日本人がパンを食べなかった時代には、当然パン粉はありませんでした。

パン粉がなければ、当然フライはできませんし、有りませんでした。

その頃は天ぷらの天下で、天ぷらイコール和食として、揚げ物の独占状態でした。

天ぷらは言います「あのころは良かった!」

材料を水で溶いたうどん粉に漬けて、油で揚げる天ぷらが和食となっていました。

天ぷらの味付けは、天つゆです。

フライの味付けは、ソースです。ソース洋食になります。

こうして考えると、パン粉の存在は大きいことがわかります。

僅かにパン粉を加えることで、和食から洋食に変わるのです。

味付けも洋食風のソースに変わります。

奥さんはパン粉をつけて、太刀魚をフライに揚げてくれました。

太刀魚自身は、自分が天婦羅と呼ばれ和食になるのか、フライと呼ばれ洋食になるのか、

油の中で加熱されても知る由もありません。

パン粉は偉い!パン粉は天婦羅をフライに変え、和食を洋食に変える不思議な力を持っていると感心しながら奥さんが揚げる太刀魚のフライをいただきました。

わが社でも、既存の商品を新しい商品カテゴリーとして増やす、パン粉のようなものがあったらいいなと思います。

2018年7月日()