鹿児島の世界遺産 仙巌園を訪れました。
仙巌園(せんがんえん)では、入場券を払うと両棒餅(ぢゃんぼもち)のサービスがありました。 鹿児島ツアー(1)
会社の仕事から、なるべく距離をおくようにしていると、ついどこかに旅行したくなります。
選んだのは、鹿児島です。
神戸空港から、鹿児島空港まで、1時間で到着するのが魅力です。
朝9時半に神戸空港を飛び立つと、一時間もすれば鹿児島空港に到着です。
鹿児島空港は、広島空港と同様に山間部の山を切り開いた大地にありました。
鹿児島空港の飛行場は、国内空港としては大きな規模だと思います。
それだけ、観光客が多い証拠です。
たくさんの飛行機が離発着しているようです。
ここからはレンタカーに迎えに来てもらって、レンタカーの会社に向かいます。
鹿児島の温度は30度を超えて、沖縄のような温かさです。
街に茂る木も、神戸とは違う、沖縄のような亜熱帯植物ビロー樹などが目立っています。
楠木の大きな木が街路樹に揃っている事も同じです。
今回車を借りる、バジェットレンタカーにつきました。
乗車する車は、エコカーのプリウスです。
これから指宿(いぶすき)の方向に向かいます。
高速道路で途中、鹿児島のサービスエリアに入ります。
ここで地図をもらって、どこに行けばいいか少し考えてみます。
サービスエリアの名前は桜島です。
ここから桜島が大きく見えます。
駐車場の真ん中には、照明灯の塔が空をつくように、そびえています。
鹿児島は豚骨ラーメンが有名なので、ラーメン屋に行きたいと思っていますが、昼時は混むそうで、行列が出来る店もあるそうです。
鹿児島市内に入ってくると、交通量が増えてきました。
こうなると、カーナビが頼りです。
目指す方向は仙巌園です。
まずは名勝庭園・史跡仙巌園に向かいます。
鹿児島の藩邸のあった仙巌園(せんがんえん)です。
ここからも桜島が見えます。
仙巌園は、島津のお殿様島津光久公が作った、別邸です。
この仙巌園には、勝海舟、ロシア皇帝ニコライ2世などが訪れたそうです。
ここは、世界遺産に登録されています。
これまで、全国各地の城下町に行くと、お殿様が作った庭園や、別邸がありました。
たとえば岡山では後楽園、名古屋の徳川園、高松の栗林公園などがあります。
仙巌園に入ると、入り口の正面にいきなり出てきたのが、鉄製150ポンド砲です。
約68kgの鉄製の丸い弾を約3km先まで飛ばす威力があるそうです。
このような大砲を作ったのも、幕末のころ列強大国が世界中に植民地を広げていた時代に、日本も列強の植民地にならないようにと、島津の殿様は当時の最新の兵器を自国で作り、薩摩藩の守りを固めたそうです。
仙巌園に入る入場券のおまけに、お団子がついていました。
両棒餅(ぢゃんぼもち)です。
お店に入って、食券を渡すと、
甘い砂糖醤油のとろみタレをつけた焼き餅を二人分くれました。
お店としては、試食してもらって気に入ってもらえば、その場でお土産用のぢゃんぼ餅を購入して頂きたいところだと思いますが、見ていて、サービスの両棒餅を食べるだけの人の方が多いようでした。
私も奥さんと、パックに入った両棒餅を頂いて、この場ではなくどこか景色のいい場所を探して食べることにしました。
ただのお餅は嬉しいけれど、ただより高いものはないという教えもあり、
どこで座って食べようかと歩きながら場所を探していると、ちょうどソテツが見える日陰に椅子が置いてあり、ここに座ってソテツを見ながら、両棒餅を頂きました。
鹿児島の気温は、神戸より一年を通して暖かいので、あちらこちらで見る植木や植物は、奄美大島や沖縄で見るような、温暖な地方で育つ植物が多いことに気が付きます。
綿密なスケジュールを組んでいないので、お団子を食べながら、次はどこに行こうかと、奥さんと思案しても、奥さんも知るわけもなく、皆が行く方向についていくことにします。