夏のすき焼きは、松茸のような目玉のないすき焼きです。

すき焼きは、始めお肉だけを味付けして、生卵で頂きます。 社長ブログ神戸/手作り料理/夏のすき焼き/

宍粟市のアユ茶屋「正起(しょうき)」で、鮎の塩焼きを食べた後は、もう帰るくらいしか他の用件がありません。

でも、一時間半もかけて高速道路を走って兵庫県の西の端まで来たのですから、何かとっておきの食材でも買って帰りたいものです。

奧さんがスマホで検索して見つけたのは、波賀にある地元のお肉屋さんです。

ここなら鹿肉の加工品を扱っているようですが、山﨑インターからは15km以上も離れた鳥取県側の方にあります。

それでは、波賀のお肉屋さんに出発です。

と思っていたら、インターチェンジの近くに、ぶっちゃーというお肉屋さんがありました。

15km離れた所へ行くよりは、今見つけたぶっちゃーでお肉を探してみることにしました。

ぶっちゃーで買ったのは、すき焼き用のお肉、100g、995円を600gです。

お店に入った感じは、揖保川の川辺でバーベキューをするために、その食材を探している人をターゲットにしたようなお店でした。

奧さんは迷いながらも、ぶっちゃーですき焼き用のお肉を買って、家に帰ると今夜は、すき焼きです。

ぶっちゃーで買ったときは、お肉の色はややどす黒い感じでしたが、時間が経って解凍されたせいなのか、お肉に赤みが差してきました。

今日のすき焼き当番で、すき焼きの作り方は、割り下を使った、たれの多い味付けをしようと思っていたら、

奧さんは鉄鍋で、最初お肉だけを、砂糖と醤油、みりんとお酒で味漬けして、生卵で頂く方法をリクエストされたので、こちらの方で味付けをします。

しそうふれあい市場旬彩蔵で見た揖保川トマトと、我が家の家庭菜園のトマトを比べてみれば、我が家の自家製トマトも、完熟で立派なものです。

奧さんのリクエストに従って、鉄鍋に牛脂を馴染ませて、お肉だけを先に味付けしていきます。

鉄鍋は、火加減を誤って熱してしまうと、すき焼き用のお肉は鉄鍋に張り付いてしまいます。

お肉を一枚一枚丁寧に広げて、鉄鍋の空いている所に置くと、素早く砂糖をまぶし、お醤油をかけ、一枚一枚を焼いていきます。

これは一人ではやりづらい作業ですが、手伝ってくれる人がいなければ、一人でやる事もあります。

大井のお肉を買ってくると、お肉のスライスが、一枚一枚、油紙で包まれているときがあります。

今日のお肉は、薄く折りたたまれて、ラップなしで並んでいます。

お肉を一枚一枚広げながら、一枚一枚に味を漬けて、お肉が増えてくると、全体の味を確かめてみます。

醤油が多すぎると辛くなり、砂糖が多すぎると甘くなり、ほどほどの味を求めています。

お肉だけをすき焼きにして生卵で頂くと、とても美味しいすき焼きになっていました。

脂が強いのか、何枚か食べると脳の方からもう満腹だと指令が出て、これ以上食べたくなくなります。

この後、野菜と、こんにゃく、豆腐を入れて、すき焼きを完成させていきます。

ちょっと多すぎたかなと思ったすき焼きでしたが、翌朝のお弁当に使えば、適量になっていました。

2016年7月3日(日)