アルナグリーンのアルミ温室には、遮光ネットを張り、高温になると天井が自動的に開くようになっています。アルミ温室を建てる(4)

アルナグリーンのアルミ温室の紫外線よけに、ポリカーボネート材を使っています。温室づくり(4) 社長ブログ神戸/社長の趣味/植物/温室建設/ポリカ

アルナグリーンのアルミ温室は工事進行速度が速い

アルミ温室づくりは、意外に早いペースで進んでいます。

プレハブ住宅のように、

工場で作られたアルミ温室の部材が現場に持ち込まれて、

現場では慣れた職人さん達が

図面通りに決まった手順で組み立てていければ、

るで模型の船や飛行機のようにどんどん工事は進んでいます。

プレハブ住宅の場合は、重機を使って組み立てるのですが、

アルミ骨材は軽いので、重機は使っていません。

僅かの時間で、真新しい温室の原型ができました。

感じとしては、なにも置いていないので、広いと感じました。

これで、約25坪弱の広さです。

温室の課題 夏は高温対策 冬は低温対策

アルミ温室の弱点は、夏に温度が上がりすぎることです。

温室には風がないので、

直射日光で温度が上がれば、夏はどうなるか不安です。

沖縄でも、温室を使った農業に、パッションフルーツや、

アテモヤ、パパイヤ、マンゴーなどの作物栽培があります。

夏に温度が上がりすぎて、温室の中で働く人は、

40度以上の高温に耐えて仕事をしています。

遮光ネットで直射日光を弱める

一般的には温室は日当りの良い場所に設置するので、

木陰を好む植物(ランの多く)の場合遮光が必要となるようです。

温室の面材としてのポリカーボネート中空板は

紫外線をほぼ100%カットするため、

ガラスに較べ一部遮光されると勧められました。 

温室の日除けは、遮光ネットを戸外にアルペット

(ネットを巻き込んで留めるアルミ押出材)で

固定張りする方法を勧められました。

遮光率(通常50%)は、目的により選択できます。

遮光ネットを被せることによって、

真上からの直射日光の熱さを弱くします。

価格はかなり高いのですが、遮光ネットを選びました。

電動で高温度の自動調整

更に天井部分は、一定の温度以上に高温になると、

自動的に電動の屋根が開き、気温調整が出来るようにしました。

四方のアルミドアを開閉すれば、熱い空気は外に流出し、

外から涼しい風が入ってくるようになります。

アルミ温室 周囲の外構工事

アルミフレームの組み立てが終わると、

周りの外構工事に取りかかります。

暑い季節には、温室から植木鉢を外に出し、

寒くなると外から温室へと植木鉢を移すようにします。

ポリカーボネートは、強度に強く、

ガラスのように簡単には割れません。

屋根の上にメンテナンスの為に人が上っても、

ポリカーボネートは割れないそうです。

アルミ製の、遮光がついた温室が短期間に出来上がり、

これから温室の中の整備が始まります。

温室の中には、水やりの為の給水や、

時間が来れば植木類に自動的に散水が

出来るような給排水設備をこれから作ります。

2016年4月


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