アイリスオーヤマの大山健太郎社長の『私の履歴書』を読みながら…。
成功する人は、他人には見えなかったものが、成功者には見えているようです。 社長ブログ神戸/手作り料理 朝ご飯/穴子巻
私の履歴書 2016年3月の、日本経済新聞社の私の履歴書を書いているのは、アイリスオーヤマ社長の大山健太郎さんです。
大山健太郎社長の、これまでの歩んできたビジネスの道を、ご自身で紹介されています。
今日の3月13日日曜日の私の履歴書の記事は、マーケティングについての記事でした。
オイルショックが起きた頃、会社の業績が悪化し、なんとかしなければと、当時考えたそうです。
そこで考えついたのは、帝国データバンクから、日本企業140万社の経営データを購入し、半年かけて丹念にチェックし、儲かっている会社を探し当てたそうです。
目に止まったのは、園芸用品を作っている会社で、地方企業で規模は小さいが、売り上げを伸ばして利益率も高い会社の二社を見つけたそうです。
そこから、事業のヒントを家庭菜園に見つけたそうです。
植木鉢や、プランターなど、プラスチックで出来る園芸用品の誕生です。
これまでなかった需要を、新たに創造したことになります。
開発した植木鉢やプランターは、これまでの販売店から変えて、ホームセンターに売り場を求めたそうです。
DIU(Do it your self)ホームセンターは、敷地も広く、商品を並べるスペースも十分にあったそうです。
狙い通り、1980年に、名古屋のホームセンターカーマで、販売を始めると、すぐにヒットして、次から次へとホームセンターの売り場が広がったそうです。
この成功の要因に、なんと功労者がいたそうで、その功労者とは、大山健太郎社長の奥様です。
奧さんが、自宅の庭で家庭菜園を楽しんでいるのを見て、これだ!と思ったそうです。
ジェフリー・A・ティモンズの『ベンチャー創造の理論と戦略』で、ベンチャーの成功要因として、ベンチャーを志す人は、他人が見えない物が見えると、書いています。
確かに、自宅の庭で奧さんが、家庭菜園をしている姿を見るのは、多くの家であることです。
ところが、大山健太郎社長は、多くの人が見えなかった、家庭菜園の道具を、プラスチックで成形して作るというアイデアがひらめいたのです。
日本経済新聞の私の履歴書を読みながら、今日は奧さんが作ってくれた朝食の材料を使って、手巻きの穴子巻を作ります。
今朝の奧さんが作っている朝ご飯の用意とお弁当作りを側で見てて、ここからベンチャー成功の為に、他の人が見えない何かを松葉博雄が発見出来れば良いのですが、巻きすでお寿司を巻きながら考えても良い考えは浮かびません。
それにしても食卓の上には、沢山の料理が並んでいます。
食べる役なら誰でも出来るし、手間のかかる食事の用意も、多くの主婦の皆さんはこなしています。
その中から、これがあったらいいなぁ、こうすればもっと簡単に料理ができるという新しい発見は、なかなかみつかりません。
2016年3月13日(日)