すき焼きの味付けの腕は、伝承すべきか、既存の味付けの素を使うべきか。

すき焼き一筋、60年。そろそろ、味付けの後継者を育てないと・・・社長ブログ神戸/手作り料理/ふるさと納税/すき焼き

おいしそうなお肉が、届きました。

木箱に入っています。といっても、本当の木箱ではなくて、発泡スチロール製の木箱です。

霜降りの具合も良さそうです。

これ実は買ったのではなくて、ふるさと納税のお返しの、地元から送られたお肉です。

奥さんと二人だけの食事なので、これだけの肉を二人で食べきれるわけもなく、一部はラップして、冷凍保存しておきます。

松葉博雄は、小学生の頃からすき焼きの味付け当番を家族の中でしていたので、すき焼きの味付けは、誰でも出来る事だと思っていました。

ところが、すき焼きの味付けは誰にでも出来る事では無くて、家庭によっては、すき焼きの味付けのタレを買ってきて、有料のタレを使ったすき焼きの味付けの方が、むしろ一般的である事を知って、驚きます。

我が家に当てはめてみても、子供達の中で、すき焼きの味付けを私に代わって新しい担当になろうという人はいまだにいません。

すき焼きの味付けは、食べた人からストレートな評判があるので、どうやらたじろいでいるみたいです。

このままでは松葉博雄のすき焼きの味付けの秘伝を継承する人が途絶えてしまいます。

せっかくの技をここで途絶えさせてはご先祖様にも申し訳ないと思いつつ、まだまだ正統な後継者が出ません。

奥さんと二人で食べるすき焼きは、最初、霜降りの薄くスライスしたお肉を油で炒めて、他の具材は入れないでお肉だけで頂きました。

とってもおいしいお肉で、生卵をといて、卵汁で一緒に頂きました。

誰かこのすき焼きの作り方を是非伝承したいという身内が現れたら良いのですが、何しろ年齢は1年ごとに重ねていくので、後継者の問題は、喫緊の問題です。

一代おいて孫の代になれば、孫の誰かがすき焼きの味付けを教えて欲しいと手を挙げるかも知れません。

と、まぁ、こんな他愛のない話をしながら、奥さんと二人だけのすき焼きは出来上がり、一緒に食べています。

更に秘伝として、すき焼きのもう一つの美味しい食べ方は、鍋の中にそのまま一晩寝かせておいて、翌日頂くことです。

牛丼にすれば、手間もかからない翌日のメニューの出来上がりです。