お父さんのにわか料理:桜の葉を春の香りに桜鯛の煮付け、桜鯛の鯛飯作り
2006年4月、桜が美しく咲く頃、鯛も桜鯛と言われる美しい鯛がお向かいのTさん宅から届きました。料理について、味付けには、奥さんからの依頼があり、松葉博雄がこの鯛を使って、鯛の煮付けと鯛飯作りにとりかかります。
ご飯を炊くときに、味付けの用意をします。ご飯は2合洗って、これに醤油、みりん、酒、砂糖塩を使いご飯のお水に味を付けていきます。
鯛は一匹お頭付きのまま、入れて炊きあげます。
炊きあがると、鯛を取りだし、箸を使い、鯛の身の部分だけをご飯の上に戻し、ご飯と混ぜて鯛飯が出来ました。これをお弁当に詰めます。
お家でいただく鯛飯は、上に木の芽を乗せ、香りも楽しみます。鯛の煮付けは一匹はお頭のまま、もう一匹は二つに切って炊きました。
やや、砂糖を多く使い、甘辛炊きにしていきます。砂糖、酒、みりん、塩、醤油で鯛飯と同じ調味料ですが、割合が違います。この辺はもう、勘で分量をいれているので、職人のような気持ちで作っています。
このイカナゴは、「小町」でモダン焼きを食べていたときに、奥さんとお店のママさんが、かなり顔なじみになったので、「持って帰る?」と言われ、戴きました。先日、元町のお好み焼き屋の「小町」さんでいただいたイカナゴも一緒にいただきます。
春の演出として、一つ工夫をしたのが、さくらの木の葉っぱを、庭から取ってきて、桜の香りを添えた事です。
少し、熱を加えて、桜の香りが、桜鯛の煮付けに染み込むように工夫してみたところ、桜餅の桜の葉の香りのように、ほのかに桜の葉の香りが、桜鯛の身にも移り、桜が見事に桜鯛と調和しました。
いただき物を中心としたお料理になりました。出来る物なら、その場で、戴いた方々と一緒に、松葉博雄の味付けしたお料理を食べて、感想などもお聞きしたいものです。きっと、こんな美味しい物は食べたことがない!とお世辞を言ってくれるはずです。。。