ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーの優位な立場で迫る不公正取引 過去の基本契約を破棄する通告に反対です。

ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーの優位な立場で迫る不公正取引 過去の基本契約を破棄する通告に反対です。ジョンソン・エンド・ジョンソンビジョンケアカンパニーは25年前の基本契約を遵守し、細則や覚え書きなどで対応するべきだとの意見を述べました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンビジョンケアカンパニー

ジョンソン・エンド・ジョンソンビジョンケアカンパニー

の営業本部 営業部統括部長の安田勇一さんが、

中長期計画の説明について来られました。

 

前回中長期計画の説明の為に来られたのは、2015年2月9日でした。

以下はその時の回想記事です。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社ビジョンケアカンパニー 営業本部 営業部統括部長 安田勇一さんが、中長期計画についての説明に来られました。

安田勇一さんから、お会いしたいとアポイントがあり、

本日会社を訪ねて来られました。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社ビジョンケアカンパニー

営業本部 営業部統括部長 安田勇一さんと、

営業本部 西日本リージョン 大阪第一営業部ディストリクトマネージャーの

梶芳学さんと、小山潤さん、岡﨑裕之さんも一緒です。

今日のお話は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社が方向転換する、

新しい企業戦略のお話です。

 

今日のお話は、これから3年先を読んだ、

中長期プランの説明だそうです。

話は難しいので、パワーポイントを使った説明になります。

ブラインドをおろして、部屋をやや薄暗くして、

『2015 Mid-term Plan』中長期プランの提案を聞くことになりました。

安田勇一さんのお話では、

2015年からジョンソン・エンド・ジョンソンは、

再出発したいという意気込みです。

①なぜ再出発するのか
②どうして再出発しなければならないのか
③どのように変革しようとしているのか
④その目標のゴールは、どのような戦略なのか

これを、パワーポイントを使って、概要を説明してくれました。

この後、質疑応答です。

中長期プランの経営戦略を作成するには、

デイビッド・R・スミス社長以下、経営首脳陣が参加しています。

端的に言えば、『クレド』に戻ることです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンには、

世界的にも有名な企業理念のクレドがあります。

それは、『我が信条』とも言われています。

クレドについては、前任の大瀧守彦社長とも、何度もクレドについての議論をした思い出があります。

松葉博雄とジョンソン・エンド・ジョンソン社の大瀧守彦社長さんとは、

コンタクトレンズの医療性と営利性の問題について、

これまで何度も、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の経営理念について、

議論してきました。

以下は大瀧守彦社長へのインタビューの回想です。

 

「我が信条(クレド)」の理念が大事か、商売拡大が大事か

コンタクトレンズを販売する、ジョンソン・エンド・ジョンソンの

企業理念である、「我が信条(クレド)」が

大事か、商売拡大が大事か、どちらか大事なのかという、

経営理念と事業の拡大が両立できるかどうかという議論のテーマでした。

企業理念とコンタクトレンズビジネスの拡大が両立するように、

大瀧守彦社長と松葉博雄は議論してきました。 

 

大瀧守彦社長には経営理念の研究に協力をしていただきました(2004年)

社長インタビュー:

ジョンソン・エンド・ジョンソン社の大瀧守彦社長に

企業経営についてインタビューです。

インタビューのお相手は、

使い捨てコンタクトレンズのトップメーカー

ジョンソン・エンド・ジョンソン社の大瀧守彦社長です。

ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長インタビュー

 

大阪府立大学大学院の経営組織研究の為に

ジョンソン・エンド・ジョンソン社にご協力をいただいております。

ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長インタビュー

ジョンソン・エンド・ジョンソンといえば、

経営学での関心事は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社が掲げている

「我が信条」(Our Credo) に基づく経営を行っていることです。

顧客、社員、地域社会、株主に対して、

それぞれへの4つの責任を掲げています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長インタビュー

ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、

わずか10年ちょっとで

日本の使い捨てコンタクトレンズのトップメーカーになっています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長インタビュー

大瀧守彦社長は、

日本でジョンソン・エンド・ジョンソン社の採用第一番目の社員であり、

初代社長です。

大瀧守彦社長とさんプラザコンタクトレンズとのお付き合いは、

ジョンソン・エンド・ジョンソン社のビジョンケアの

創業以来のお付き合いになります。-

ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長インタビュー

ジョンソン・エンド・ジョンソンの大瀧守彦社長は、

情熱家でもあります。初期の頃は一軒一軒顧客を自らが訪ね、

開拓していきました。

その時に、さんプラザコンタクトレンズにもアプローチがあり、

以来、10余年のお付き合いが続いています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長インタビュー

 

今回は、学問的な見地でのインタビューでしたので、

「買って下さい」とか、「まけて下さい」と言った内容の話は一切ありませんでした。

ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長インタビュー

エネルギッシュな大瀧守彦社長にエネルギーをいただきました。

これで大瀧守彦社長へのインタビュー回想は終わります。

 

場所を変えて、さんプラザビル19階の東天紅でビジネスランチです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンが、

2015年から改めてクレドに戻るという方針は、

以前からクレドを守るべきだと主張していた私には、嬉しい提案です。

そうは言っても、市場シェアの最大化を目指していた、

ジョンソン・エンド・ジョンソンにとって、

方向転換することは、棘の道でもあります。

今日初めて聞いた、中長期プランなので、

もっともっと詳しいことが背後にあります。

そのことは、企業秘密の段階なので、

まだ聞いていないことが沢山あります。

ジョンソン・エンド・ジョンソンを動かしている、

時代の変化があります。

その大きな変化に対して、クレドに逆らってまで進むべきか、

クレドに戻るか、大きな決断をしたようです。

兵庫県立大学経営学研究科で、経営学の研究を始めたときから、

企業理念の研究に進んだ、大阪府立大学大学院での研究、

その後の大阪市立大学での博士課程後期での、

研究のほとんどの時期に、

ジョンソン・エンド・ジョンソンの企業理念が関わってきました。

それが改めて『Our Credo(我が信条)』と言われる企業理念に、

基軸を移すという判断は、

日本のジョンソン・エンド・ジョンソンにとってみても、

歴史的な事です。

今日はビックリするような、

でもとても大切な企業理念の大切さについて、

普段と違ったお話になって実りの多い面談となりました。

2015年2月9日(月)

僅か数か月の間で、経営政策に大きな変化が起きているようです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの計画では、

自己都合により本年7月から中長期計画を実行する為に、

従来のビジネスのスタイルから大きく転換するそうです。

自社の都合で、従来の取引先に対して一方的に基本契約を書き換える積りです。

JJの意見では、商売のやり方が変われば、

これまで交わした企業間取引の基本を定めた、

売買基本契約書自体も書き換える必要があるそうです。

これに対して、基本契約はそんなに変えるものではなくて、

変えるなら、追加細目や覚え書きなどで変えるべきではないか、

という意見を述べました。

企業対企業が交わした基本契約は守るべきです。

その後の経営者の恣意的な判断や

経営方針の変更で原始的な基本契約まで破棄することは、

メーカーの優位な立場から、

優位的な立場を利用して自己の利益につながる要求を迫る、

不公正な取引ではないかと、反論しました。

例えば、日本とアメリカの国交の条約の最初は、

日米和親条約でした。

明治政府になって、徳川幕府が結んだ日米和親条約は、

新しい明治政府では引き継げないとは言いませんでした。

アメリカが優位な立場で日本に対して条約の変更を強行したのは、

日本が太平洋戦争に降伏した時で、

アメリカが軍事的に優位な立場にあった時でした。

今回のJJからの基本契約破棄の通告は、

JJが日本の使い捨てコンタクトレンズ市場で、

40%を超える市場シェアを獲得した、

優位性の表れとして視れば、成程と合点できます。

JJの市場シェアを高めるために協力した結果、

協力した販売店に対して、強い立場で迫られては本末転倒です。

中長期計画の骨子は、5項目あります。

これらは既にこれまで我が社では25年間実行していることなので、

問題はありません。

禁じ手 メーカーが直接小売りに参入し、さらに販売店に協力させる

全ての取引先にとって大きな影響となるのが、

ジョンソン・エンド・ジョンソン社が自ら行う

通信販売(オンラインストアー)に協力させられることです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社が、

直接エンドユーザーに向かって通信販売を始める事は、

これまでのジョンソン・エンド・ジョンソン社が掲げてきた、

我が信条(Our Credo)の第一の責任である、

全ての顧客に対する責任から、

特定の顧客に対する責任に変わるのではないか、

責任の対象とさらに取引先に

適正な利益をあげる機会を提供しなければならない、

という機会の逸失という疑問があります。

安田勇一さんのお話を聞いて、

今年2月9日のCredoに戻るという計画とはまるで違う、

JJ優位の不公正取引につながるのではないかと、悩んでしまいます。

クレドに戻るのであれば賛成ですが、

そのために1992年にジョンソン・エンド・ジョンソンの前身である、

ジョンソン・エンド・ジョンソンメディカル株式会社の廣瀬光雄社長と、

取り交わした売買基本契約書まで破棄する必要があることに、

心理的抵抗感を憶えます。

 

2015年6月9日(水)