大瀧守彦ジョンソン・エンド・ジョンソン社長はついに退任です。アキビューでお馴染みのジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長の退任挨拶です。
大瀧守彦ジョンソン・エンド・ジョンソン社長はついに退任です。 コンタクトレンズのアキビューでお馴染みのジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長の退任挨拶です。
ジョンソン・エンド・ジョンソン大瀧守彦社長は退任です。
コンタクトレンズのアキビューでお馴染みのジョンソン・エンド・ジョンソ
ンの大瀧守彦社長とは、
1991年に、コンタクトレンズの使い捨てレンズが
日本に上梓されるときからの、おつきあいです。
最初は廣瀬光雄社長に伴って、ご挨拶に来られていました。
1990年代から使い捨てレンズの伸長が始まりました
コンタクトレンズの使い捨てレンズは、
1995年に、ワンデータイプの使い捨てレンズが発売され、
使い捨てレンズ市場は急拡大しました。
コンタクトレンズの装用者は、
1950年代から始まる、ハードコンタクトレンズの時代で150万人、
1970年代から始まる、ソフトコンタクトレンズの
時代で800万人が、1990年代から始まる、
使い捨てコンタクトレンズの時代には1500万人以上に、
コンタクトレンズの装用者は増えています。
こうしてみると、およそ20年置きに、
新しいコンタクトレンズのイノベーションが起きています。
ソフトコンタクトレンズの滅菌消毒の方法は、
従来は煮沸消毒だけでした
が、この頃から、コールド滅菌(液体消毒)が認可され、2WEEKタイプの
使い捨てコンタクトレンズが、伸びてきました。
価格競争のはじまり
使い捨てコンタクトレンズが日本に上陸し、
新しいコンタクトレンズの市場を開拓して、
使い捨てコンタクトレンズは過度な価格競争が起きました。
その中で、ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、コンタクトレンズ市場を
伸ばし、使い捨てコンタクトレンズ市場シェアナンバーワンのコンタクトレ
ンズメーカーとして活躍してきました。
大瀧守彦社長は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の社長を、14年余り
も務めてこられました。 それがついに社長退任です。
松葉博雄とジョンソン・エンド・ジョンソン社の大瀧守彦社長さんとは、コ
ンタクトレンズの医療性と営利性の問題について、これまで何度も、ジョン
ソン・エンド・ジョンソン社の経営理念について、議論してきました。
「我が信条(クレド)」の理念が大事か、商売拡大が大事か
コンタクトレンズを販売する、
ジョンソン・エンド・ジョンソンの企業理念である、
「我が信条(クレド)」が大事か、
商売拡大が大事か、どちらか大事なのかという、
経営理念と事業の拡大が両立できるかどうかという議論のテーマでした。
企業理念とコンタクトレンズビジネスの拡大が両立するように、大瀧守彦社
長と松葉博雄は議論してきました。
大瀧守彦社長には経営理念の研究に協力をしていただきました(2004年)
社長インタビュー:
社長インタビューは大阪府立大学大学院で企業組織研究を行っている北居明
先生と一緒にジョンソン・エンド・ジョンソン社の
大瀧守彦社長に企業経営についてインタビューです。
社長インタビューを行いました。
社長インタビューのお相手は、使い捨てコ
ンタクトレンズのトップメーカー ジョンソン・エンド・ジョンソン社の大
瀧守彦社長です。
大阪府立大学大学院で企業組織研究を行っている
北居明先生と一緒に、
大瀧社長に企業経営についての社長インタビューを行いました。
北居明先生は、
神戸大学経営学部の加護野忠雄教授の門下生で経営学博士です。
大阪府立大学大学院の経営組織研究の為に
ジョンソン・エンド・ジョンソン社にご協力をいただいております。
ジョンソン・エンド・ジョンソンといえば、
経営学での関心事は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社が掲げている
「我が信条」(Our Credo) に基づく経営を行っていることです。
顧客、社員、地域社会、株主に対して、
それぞれへの4つの責任を掲げています。
ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、
わずか10年ちょっとで日本の使い捨て
コンタクトレンズのトップメーカーになっています。
大瀧守彦社長は、
日本でジョンソン・エンド・ジョンソン社が使い捨てコン
タクトレンズの販売を始めたときからの、
採用第一番目の社員であり、初代社長です。
大瀧守彦社長と、松葉博雄、さんプラザコンタクトレンズとのお付き合い
は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社のビジョンケアの
創業以来のお付き合いになります。-
ジョンソン・エンド・ジョンソンの大瀧守彦社長は、情熱家でもあります。
初期の頃は一軒一軒顧客を自らが訪ね、開拓していきました。
その時に、さんプラザコンタクトレンズにもアプローチがあり、以来、10
余年のお付き合いが続いています。
コンタクトレンズの研究の為に、
大瀧守彦社長には、お忙しい中を時間をさ
いていただきまして、有難うございました。
これまでのご訪問は、ビジネス中心のお話でしたが、今回は、学問的な見地
でのインタビューでしたので、「買って下さい」とか、「まけて下さい」と
言った内容の話は一切ありませんでした。
エネルギッシュな大瀧守彦社長にエネルギーをいただきました。
これでインタビューの回想は終わりです
それがついに、大瀧守彦社長が退任です。
議論の相手がいなくなって寂しくなります。
しかし、本日、大瀧守彦社長が、
日本のジョンソン・エンド・ジョンソンの、
ビジョンケアカンパニーの社長を退任することをお聞きして、
とても寂しく感じます。
大瀧守彦社長が、遅かれ早かれ、
いつかはジョンソン・エンド・ジョンソンのコンタクトレンズ部門の
社長を退任するときが来るので・・・
と言われた言葉に、ついにその時が来たと、納得しました。
日本のコンタクトレンズ市場を、
1990年代から使い捨てコンタクトレンズの市場開拓をし、
市場リーダーになったジョンソン・エンド・ジョンソ社の
大瀧守彦社長が、ついに辞任です。
辞任する事は、聞いていなかったので、
今日が、大瀧守彦社長の送別会になるとは、
思いもしない食事会になりました。
大瀧守彦社長へ:使い捨てコンタクトレンズが神戸に、上梓され、
普及が広がっていく時代を、一緒に市場開拓した事が、
いつまでも記憶に残ります。
長きにわたり、ご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
これからも、宜しくお願い申し上げます。 松葉博雄