猪のボタン鍋を美味しく頂くには、骨から取ったスープを使います。

骨から取ったスープに、黒味噌と白味噌を合わせて、味噌仕立てでボタン鍋の出来上がりです。

四国香川の冨田さんから頂いた、新鮮な猪肉を使って、ボタン鍋を作ります。冨田さんに教えて貰った通り、猪肉の骨ガラでスープをとっているので、このスープを出汁のベースに使います。

今までは、味噌仕立てでボタン鍋を味付けしていましたが、今日は、3時間煮込んだ、猪の骨と肉のスープが味付けに参加します。

野菜やきのこ類、コンニャク、豆腐などと猪肉を一緒に煮て、頂きます。ただし鍋に入れる順番は、熱が伝わりにくい物から先に入れます。

猪のガラで取ったスープがベースになると言っても、やはり味噌は使います。

今日の味噌は、二つの味噌を合わせて味付けをしていきます。

いつものように、灰汁取りは欠かせません。取っても取っても、灰汁がどんどん出てきます。

今回頂いた猪肉は、100kg級の大きな猪だったので、脂肪もたくさんついています。

程なく猪鍋は煮え立って、食べられるようになりました。ここで、コンロのガスの火力を弱めます。

これだけのたくさんの猪鍋を、松葉博雄と奥さんの2人だけで食べきれるわけではありません。食べられる所まで食べて、残りは一晩置くと、もっと美味しい猪鍋になります。

2月の中旬に入ると、全国的に寒さが厳しくなり、各地で大雪のテレビ報道があります。寒いときには猪鍋はとても体を温めてくれます。出来ることなら、もっとたくさんの家族で頂きたかったです。

2014年2月11日(火)