「加熱式たばこ」の受動喫煙、「紙巻き」同様の対策強化を検討へ…厚労省の専門委が議論スタート
厚生労働省は、
他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐため、
飲食店などでの加熱式たばこの喫煙について、
対策強化の検討を始める。
現在は飲食可能な喫煙室で吸うことができるが、
25日から専門委員会を開いて
受動喫煙による健康への影響を議論し、
紙巻きたばこ同様の規制が必要かどうかを見極める。
受動喫煙対策は2020年4月施行の
改正健康増進法で規制が強化された。
紙巻きたばこは原則、
飲食店やホテル、事務所などで屋内禁煙となり、
吸えるのは喫煙しかできない専用室のみとなった。
一方、加熱式たばこは
飲食もできる喫煙室での喫煙が認められた。
法改正時に受動喫煙の影響が
十分に解明されておらず、
経過措置が取られた。
衆参両院の厚生労働委員会は付帯決議で、
加熱式の受動喫煙に関する研究を進め、
早期に結論を得て、
必要な措置を速やかに講じるよう政府に求めていた。
法改正から5年余りたち、
厚労省は専門委員会で見直しの議論を進める。
この間の研究結果を集め、
加熱式を紙巻きと同様に
規制するべきかを話し合う方向だ。
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禁煙 お通し:全席禁煙にすべきか、お通しは表示すべきか、居酒屋の悩ましい課題です。
喫煙者は非喫煙者を駆逐すると言われています。20%の喫煙者は、80%の禁煙者をお店から遠ざけています。 ありまやで夜ご飯
外食をすると、気になることがあります。
一つは禁煙がどこまで進んでいるかです。
二つ目は、お通しが
強制的に出されるかどうかです。

居心地の良い、
又来たくなる居酒屋の条件にも繋がります。
喫煙の方は、
禁煙者の気持ちは分かりません。
にんにくを食べている人は、
ニンニクを食べていない人の
気持ちが分からないのと同じです。

煙草の匂いは、
ニンニク以上の影響を持っています。
隣の席で何人もが煙草を吸うと、
その隣で息をするのも苦痛になります。
しかし、お店にとっては、
喫煙者も禁煙者も、
同じ大切なお客様です。
二者択一とはならないようです。

そこで勧めているのは、分煙です。
分煙まで席が整っているところは、
経営者の意識が高いお店です。
居酒屋のお店で、
一つの部屋が大部屋になっているような
居酒屋での分煙は、なかなか進みません。
しかし、禁煙者からは、
喫煙者の配慮ですむ問題ではありません。
お酒の味も、料理の味も、
台無しになるからです。
二つ目のお通しの問題について、
最近は若い人を中心に
問題意識が高まっています。

喫煙者は非喫煙者を駆逐するという、
意見があります。
最近の男女の喫煙者は、
男性が30%、
女性が10%平均すると20%です。
この20%のお客様を大切にすると、
結果的には80%の禁煙者を
お店から追い出してしまう結果になります。
全面禁煙にすると、
経営が好転したとう報告もあります。
ここは社会的傾向を分析して、
どちらに基準を置くか、
お店のオーナーも思案のしどころです。

お通しの強要
例え300円ほどの単価でも、
学生なら300円もあれば、
大学の生協食堂で昼食がまかなえる金額です。
学生でも社会人でも、
低所得も高所得も、
一律均一価格でお通しを強要するのは、
所得に対する不公平負担が生じています。
インターネットで調べてみると、
2014年1月23日、立教大学の学生達が、
代表的な居酒屋グループ10店舗で、
お通しを断れるかどうか調査したそうです。
対応は半々に分かれていました。
そこで、学生達は東京都に対し、
お通しについて条例で分かりやすい表示を
義務付けられないか、
検討するよう東京都に要望しています。

では、お通しは断れるのでしょうか?
なかなか実行経験のある方は、少ないようです。
何故少ないのか、
それはお店のシステムになっているからです。
いわゆる、席料のようなものです。
しかし海外では、お通しはありません。
代わりに、テーブル席の
サービス料としてのチップが必要となります。
2014年1月22日(水)
