幼児の誕生日は、ここまで成長してきた喜びの日です。
成人した後の誕生日は、ここまで育ててくれた、周りへの感謝の日です。U君4歳のお誕生日
ドイツから帰国した、孫のU君は、4歳の誕生日を迎えます。4歳になると、言うことも、することも、かなりしっかりしてきました。
今なら、U君はドイツ語の歌をいくつもドイツ語で歌えます。帰国して、毎日周りの日本語の会話を聞いて話していると、急速にドイツ語は忘れられていくそうです。
もったいないなぁと思ってみても、教えることも出来ず、会話の相手になることも出来ず、せめてもの提案は、ドイツの友人と、スカイプをすることです。
と言っても、4歳のU君は、自分一人でスカイプをすることは出来ません。相手の家の家族に、こちらからスカイプして、幼稚園の友達を呼び出してもらって、それが出来たらスカイプが出来ます。
U君のママが調達してきたケーキを、U君は楽しみにしています。このケーキを食べなければ、4歳の誕生日を迎えていないと、U君自身は認識しています。
U君の希望で、ケーキに蝋燭を4本立てて、部屋の電気を消すと、U君と松葉博雄は、並んで部屋に入ってくる手順になっています。
U君の頭には、どこかの教祖様を連想させる、王様の冠が輝いています。
家族の皆さんの、拍手と応援に応えて、U君は4本の蝋燭を、息を吹きかけて消しました。
ケーキよりも、もっと素敵な用意があります。それは、美作で買った地元産の松茸です。中国産や、国内の長野産も、これまで買ってみましたが、今日の岡山美作産の松茸の香りは、格別な香りです。
U君は、誕生祝いのムードに乗って、松茸を掴んで、口に運んで、がぶりとかぶりつくような仕草をして、みんなを笑いに乗せています。ノリノリU君です。
松葉博雄の奥さんは、松茸を使った料理に取り掛かります。
一つは、すき焼きです。松茸をやや厚めに切って、歯ごたえを楽しむすき焼きです。
味付けは、丁寧に、一枚一枚の牛肉に、砂糖と醤油をかけて、焦げないように、味付けしました。それを見ているU君が、自分でもすき焼きの味付けをしたがります。
二つ目は、松茸のお吸い物です。少し残念なのは、春菊が無かったことです。松茸のお吸い物といえば、豆腐と、春菊、スダチです。
すだちは、四国で買ったすだちが、冷蔵庫の中に、黄色くなったものの、まだジューシーな状態で残っています。このすだちを搾ります。
3つめは、松茸と言えば、松茸ご飯です。松茸ご飯は、他の料理とは、格別の存在に感じます。
U君に、じぃじとばぁばからの、お誕生日プレゼントです。このプレゼントは、先日大阪に出かけたとき、阪急百貨店で見つけたおもちゃです。
U君は、音楽が大好きで、自分でも、ピアノ、バイオリン、クラリネットを習いたがっています。そこで選んだのは、幼児用の木製ドラムセットです。
U君は、この選択に大喜びです。早速ドラムスティックを持って、叩いています。
最後の仕上げは、おもしろがりやのU君の発案で、大人用の服を着て、冠を被って、王様の扮装です。
生まれる前から、生まれたときからも、その後の成長後にも、ずっと見てきているので、よくもここまで大きくなったものだと、家族全員で、今日のお誕生日を、感慨深く迎えました。
【過去リンク】
・U君の数え年2歳のお誕生日
・U君1歳のお誕生日
・U君2歳のお誕生日
2013年11月2日(土)