揖保川の鮎を、鮎茶屋 正起で頂きました。

揖保川の鮎は、苔と水量に恵まれて、順調な生育です。生け簀には、いっぱい鮎が泳いでいます。 U君と鮎捕り(1)

異常気象が全国的に起きています。2013年の夏は、四国の四万十川では観測史上初の、気温41度を記録しました。日本海側では、各地で豪雨が、しかも、バケツの水をひっくり返したような、集中豪雨が続いています。

こんな異常気象になると、河川の水量は増水し、水温が上がった場所は、川魚はどこかへ、水温の低い所へ移動していっているというニュースもあります。

そうなると、気になるのは、今年の鮎の生育状態です。U君を連れて、U君のママと3人で、例年訪れている、宍粟市の揖保川の鮎を食べさせてくれる、『正起』に出かけました。

正起で鮎を食べる前に、旬彩蔵で夏野菜を買っておきました。その後、お食事処「鮎茶屋 正起」で鮎を食べに行きます。U君にとってみて、生きた鮎を見るのは初めてです。

正起の売りは、「揖保川を望みながら、四季折々の地元の味を川床風座敷にてお楽しみ頂けます。春は地元で採れた山菜、活あまご、活稚鮎料理を、夏は川風をたのしみながらの活鮎料理、のどごしの良い播州そうめん揖保の糸、

秋は子持ち鮎、もくずがに(川がに)、自然薯とろろ、冬は天然猪肉のぼたん鍋、ご当地グルメ猪鹿鳥料理など揖保川のせせらぎに心を癒し寛ぎのひと時を鮎茶屋正起で是非お過ごしください。」(情報提供元:ヤフージャパン ロコプレイス)

鮎料理は、2013年の今年は5月26日からだそうです。鮎の解禁は毎年6月頃ですが、解禁直後の鮎はまだ育ちきっていないので、10~15センチ程度のものしかない場合もあります。

8月の今の時期くらい迄の、土用の頃の鮎は、「土用鮎」といって、季節を通じて一番香り高く、風味の良い、旬の鮎なのだそうです。

U君は、動物が好きで、魚にも興味があります。今暮らしているドイツのボンでは、鮎はいません。そこで、正起の生け簀に囲われている、揖保川の鮎を、見せてあげることにします。

丁度、正起のご主人が、生け簀の鮎を捕りに来たので、この機会に生け簀から取り上げた鮎を、U君が素手で捕まえさせてもらいました。

元気な鮎は、命がけで逃げようとします。水をはねて、桶から飛び出そうとします。鮎には、海の魚のようなトゲが無いので、素手で捕まえても、トゲに刺されることはありません。

正起のご主人にお願いして、U君にも生け簀の鮎を、網ですくい取らせてもらいました。

U君はもう興奮状態です。こんなに身近なところで、鮎を網ですくえるなんて、とても得難い体験です。

正起のご主人も、松葉博雄が毎年のように訪れる常連なので、普通ならお断りしそうな、鮎を弱らせるような、網で鮎を追いかけることは、して欲しくないはずですが、ここは目を瞑ってくれました。

8月になれば、鮎の成長も順調で、鮎は美しい体型と、美しい肌をしています。

鮎を捕まえて、素手で鮎を握ってみれば、鮎の蛍のような新鮮な香りは、手に残ります。

U君は、まだまだ鮎を追いかけたいところですが、鮎は、心臓麻痺を起こしそうなくらい、強い恐怖感でパニックに陥っています。U君の鮎捕りは、このへんでお終いです。

2013年8月22日(木)

旬彩蔵過去訪問一覧

2008年7月

2006年8月

2005年7月

2004年6月