イカナゴの釘煮の始まりは、神戸の垂水からといわれています。

イカナゴの釘煮は、三宮の新聞会館より西のお家は、春になったら作ります。 淡路でイカナゴの釘煮第二弾(1)

イカナゴの釘炊きは、醤油と、砂糖が基本です。家毎に味が違い、年毎に味が変わります。

仕事のない日は、よく眠れます。朝目が覚めたのは10時です。奥さんは、こんなによく眠れるものだと感心しています。そうです。私は、眠れる海辺のおじさんなのです。

波の音、潮騒の音は、私の子守歌なのです。目を覚まさせてくれるのは、お姫様ではなく、太陽のまぶしさです。さすがに10時となれば日差しも強くなって、部屋の明るさは、寝ている子も起きるほどのまぶしさになりました。

起きると即朝食です。朝食は、いつもの渡舟食堂に直行です。

暖簾をかき分け、元気な声で「おはよう!」と、ご挨拶をすると、奥の方から渡舟食堂の女将さんが、「おはよう」と返事してくれます。

味噌汁は3つの味から選びます。プレーンの味噌汁、アサリの味噌汁、魚の入った味噌汁です。今日はアサリにします。

なんとなく、アサリの方が昨夜飲んだアルコール分の代謝に役立って、肝臓に良いのではないかと、肝臓をいたわっている気がするからです。

2月といってもまだ寒く、石油ストーブには火が点いて、その上にはヤカンが鎮座しています。ヤカンを置くより、この石油ストーブの余熱利用でおでんを置いたらどうですか?と以前に提案した事があります。

その提案は採択され、渡舟食堂では、おでんを長時間煮込むのに石油ストーブの余熱が利用されています。

朝食を済ませると、奥さんの好きなフローラルアイランドでお買い物です。なんといっても淡路の楽しみは、お花が安い事です。

家にお花を飾るのは、経済的ゆとりは当然としても、花を飾りたいという気持ちがあってこそです。綺麗な花も、そう長くは持ちません。それでも、その一瞬の美しさを愛でる気持ちが、花を栽培した人の気持ちを生かす事になります。

サニーレタスを買っています。これは何かあるなぁと、近い将来に献立の中に起きる、近い未来を予測します。このサニーレタスは、きっとお肉を包むのかなぁと思います。

カーネーションは、目を惹きます。東浦地区には、多くの温室があり、カーネーションが栽培されています。

カーネーションには蜜蜂はくるのでしょうか?

もう一つ、東浦地区に多いのは、金盞花の栽培です。金盞花は仏壇によく似合う花です。長持ちはするし、匂いはあまりなく、値段も高くありません。

海の中では、そろそろワカメが育ってる頃です。2月のワカメは、柔らかい草のように、波に揺れる姿は、稲穂が風に揺れるように、柔らかく踊っています。この茎ワカメを買って、茎わかめ炊きをする事にします。

今日の買い物の中心テーマは、先週に引き続き、イカナゴの釘煮第二弾です。

イカナゴを買ったお店で、レシピをもらいました。醤油と砂糖の分量は、先週のおばあさんに聞いたものと、もらったレシピは違っていました。

大磯港の突堤に渡り鳥が並んで、ひなたぼっこをしています。

渡舟食堂の女将さんが、自宅の姫柚子をあげるからと言ってくれたので、お言葉に甘えてお家に入り、お庭の姫柚子を頂きました。

姫柚子は、普通の柚子のサイズより、やや小さいサイズです。でも、サイズは負けても、香りは負けません。近づくだけで、周りにとても芳しい香りがします。

かなり準備が整ってきました。一旦、昼ご飯を食べて、午後から釘煮第二弾を始めます。

2013年3月7日(木)