何食べようか。と考えていると、奥さんは「あてがないなら、高砂のかつめしにしましょうよ」と、この一言で決まりました。
何食べようか:お休みの日だから、外で食べたいな。高砂にある、絹うどんとかつめしの店 川政へドライブです。 高砂ツアー(1)
何食べようかな?朝ご飯と、昼ご飯を一緒にして、何食べようかな?
何食べようかと奥さんに尋ねると、「4年ほど前に行った、高砂のかつめしが食べたいわ」と、リクエストがありました。思い出しました。高砂のJR曽根駅近くに、かつめしの川政に行ったことがあります。
カーナビを高砂白陵中学校・高等学校の近く、阿弥陀町交差点にセットして出発です。何食べようかと、奥さんが思いついて、かつめしを食べる事になりましたが、かつめしの川政は、その後、店内を改装して綺麗になっていました。
川政は創業昭和42年のお店です。兵庫県内で、初めて手打ち讃岐うどんを開業したお店だそうです。
お店の入り口には、今も結婚相談の案内が三升瓶に書かれて、結婚相談は続いているようです。
昔は親戚、知人、町内、職場といった人が集る所には、縁談をまとめる世話焼きの方がいて、写真と釣書を預かって、この人にはあんな人がいい、あんな人にはこんな人がいい と、いわゆる釣り合いをはかって、お見合いをさせるような、マッチングのシステムがありました。
それが最近では、お見合いはすっかりマイナーになり、若い男女は自分で相手を探す事が当たり前のようになりました。
しかし、これには少しリスクがあります。仲介者がいれば、第三者的な目で、この人とこの人は釣り合ってると、ある程度の釣り合いを考えて縁談をすすめていました。
諺に、『釣り合わぬは不縁の基』と言います。身分の釣り合わない男女の結婚はうまくいかず、離縁などをすることが多いということです。
不縁の基のリスクを回避したのが、お互いの身分が釣り合っていかどうかを第三者的にみてカップルを作っていく縁談システムです。
今の時代は、身分というより価値観です。お互いの男女の価値観が、あまりにも違いすぎると不縁の基になります。従って、今の縁談システムでは、価値観を先に明らかにしておいて、こんな価値観の人を探していますと予め言っておかないと、水と油のカップルが出来てしまいます。
何を食べようかと、席に座ってメニューを見て選んだのが、一日10食限定のビフかつめしです。ビフかつめしには味噌汁が付きますが、100円を追加すると味噌汁をミニうどんに変えることが出来ます。
何食べようかで始まった、今日のお昼ご飯は、朝昼兼用食なので、1400円のかつめしとミニうどんのセットを、松葉博雄と奥さんが2人とも注文しました。
何を食べようかと考えている時、カかつめしや丼ものなど定番メニューが揃う中、一番のおすすめは名物の絹うどんだそうで、それで、かつめしとミニうどんセットにしました。
つややかな光沢と適度なこしがある細麺で、店主の川嶋正臣さんが一人で粉から練って手作りしているそうです。注文を聞いてからゆがくため多少時間はかかりますが、美味しさの為には「待ってほしい」ということです。
絹うどんと名付けられたのは、 ゆがきたての細麺は、シルクの様ななめらかさ・透き通った麺であることから 、絹うどんという名が付いたそうです。
テーブルの前に座って、かつめしが出来るのを待っていると、右隣の女性の親子連れは、子どものほうが30を過ぎた年代で、この人が機関銃のようによく喋る人で、聞いていると、語尾がはっきりせず、言っていることの中身が軽薄で、聞いていると、頭痛がしてきました。
さて、かつめしの登場です。何を食べようかと迷っただけ、値打ちがあります。
「一日十食と言わずに、もっと沢山作ったらいいのに」と、奥さんは積極的な経営論を提唱していますが、やはりここは、仕入れするお肉の量が十食分くらいしか確保できないのではないでしょうか?
絹うどんとはよく言ったもので、絹のような柔らかい、つややかな、光沢のある細いうどんです。
かつめしのかつは牛肉です。予め、包丁でカットされていて、横断面を見ると、ステーキでいえば焼加減はレアです。豚肉なら大変ですが、牛肉だったら赤身でも大丈夫です。
確かにやわらかい歯ごたえの上等な牛肉です。ステーキで食べても、1300円では食べられそうもない値段です。何を食べようかと選んでいる内に、売り切れになりそうな美味しいお肉です。
コーヒーを飲んで下さい。無料ですからコーヒーをどうぞと言われ、コーヒーを頂く事にしました。うんと薄くして、超アメリカンで頂きます。
川政のお店を見渡すと、座敷席も出来て、店舗改装で一層たくさんのお客様が入れるような席の配置になっています。
あの結婚相談の看板はどこにいったのでしょうか? 店内を探してみると、ありました、ありました。結婚相談の案内には、『小さな事からお気軽にお問い合わせ下さい。再婚さんも大歓迎!!』だそうです。
お世話をしているのは、個人仲人 川嶋君代さんです。川嶋君代さんに少し話しを聞きたかったのですが、お昼時の厨房が忙しい時間だったので、声掛けが出来ませんでした。
2012年12月13日(木)