サービス研修は受けてますか?
サービス研修は受けてますか? このサービスは研修で修得したのですか? 孫と一緒のカニツアーin越前(8)
サービス研修は受けてますか? このサービスは研修で修得したのですか? このサービスは個人的に身についているサービス精神ですか?
望洋楼は、元々は料理旅館だったそうです。 温泉は後からついて、温泉旅館になっているそうです。
壮大な大自然の織り成す、燃え尽きるような夕日が沈んでいく様子を見た後、部屋の方にサービス係の人がやって来て、これから食卓の準備をしてくれます。
3のテーブルを横に並べて食卓づくりです。 テーブルクロスを広げて、3つの食卓をひとつのテーブルのように、白いクロスで覆い、一本道のような白い食卓が出来ました。
食卓を作る間、その作業動作を観ながら、二人のサービス係の女性の方に、少し質問をしてみました。
夕日の後、18時頃まで待って夕食です。 U君はDVDを見ています。 リッキー君は忽ち歩きが上手になりました。
サービス研修は受けてますか? 気になる質問をしてみます。
まずは制服です。 旅館の制服のようには見えません。 「この制服のデザインは、なんとなく中国の服を連想するような絵柄ですね」と、質問をふってみると、「そうなんです。 お客様の皆様から、そのようによく言われます。」 と、会話が始まりました。
テニスのサーブと同じように、一言、二言、会話してみると、その受け答えでサービス精神がある程度わかります。
尋ねられたことに対して、用件に返事をするだけの場合は、あまりサービス精神を感じません。 用件に何かを付け加えて返事がある場合、サービス精神を感じます。 次に、望洋楼の始まった年代を尋ねて見たところ、ちょっと考え込んで会話がとまりました。
どうやら答えられない質問をしてしまったようです。 でも、見直したのは、しばらく時間をおくと、フロントに行って確認して下さいました。 明治11年頃ですと、返事がありました。 そうなると、西南戦争の直ぐ後になります。 相当な老舗旅館です。
サービス研修は受けてますか? このサービスは、研修で修得したのですか?と、尋ねてみます。
特に、研修のようなものは無いそうです。 では、ほとんど自分で考えてサービスをするのですか? と、気になるサービスについて質問が始まりました。
とても、笑顔が美しい女性です。 話も弾みます。
今夜の夕食はどんなメニューか、少し聞いてみました。
食事は、食前酒、先付に2巻のお寿司、八寸に子持ち昆布や焼き栗、銀杏などが出てきました。
お寿司には真っ赤なもみじ、八寸のお皿には銀杏の葉が添えられていて、秋を感じさせる美しい盛り付けです。
沢山のお料理が運ばれ、ひとつひとつお料理の説明をして下さいました。 このお料理は、研修の為や、毎度味を確かめる為に、調理場でサンプルを頂いているのですか?と、尋ねると、お料理の品を食べる事はほとんど無いそうです。
お献立は、女将さんが毎日毛筆で書いているそうです。 とても達筆な筆跡で、一枚の献立をコピーして、落款を押しています。 今日の日付もついています。
TVの取材で、時々は日本の料理旅館の女将さんのサービスについて、見る事がありますが、噂通り料理の献立まで、毎日毎日毛筆で書くのは、とても隠れたご苦労だと思います。
一般に、女将さんはお客様の見えるところでサービスを提供しています。 他方、宿の亭主の方は、料理の仕入れとか、料理とか、旅館のマネージメントなどのお客様から見えないところでサービスを提供しています。 望洋楼もそのようです。
季節の香りがする、柚子が使われています。
お部屋に飾っている、生け花の華の名前も、毛筆で、書かれています。
サービス係の、愛想の良い女性は、お刺身が出たときに、わさびをすり下ろしてくれました。 これを見て、あっと思い出しました。 松葉博雄もこれと同じような兼正のサメの皮で作った、わさびおろしを持っています。 ずいぶん前に買って、あまり出番がなく忘れられています。
神戸に帰ったら、またこれでわさびおろしの出番を作ってあげなくては、わさびおろしが泣いています。
ここからはメインのカニ料理の始まりです。蒸し蟹、焼き蟹、刺身、茄子茹で、蟹の釜飯など、蟹尽くしのコースです。 蟹味噌は、セコガニに沢山入っています。
U君とリッキー君はお母さんの側で、蟹の身をほぐしてもらいながら食事をしています。
蟹の味わい方は、生の刺身、ゆで蟹、焼きガニと続きます。
2011年11月22日(火)