南あわじ市 村上邸枝垂れ紅梅 恒例の花見ですが 竹が生えてきて松竹梅

投稿No:9799

南あわじ市 村上邸のしだれ梅

ここ数年、毎年恒例で

村上邸の枝垂れ梅を

見に行ってきました。

八木のしだれ梅は、

村上さんの個人宅にある梅の木で

樹齢およそ70年ほども

ある幅約10メートルの古樹です。

毎年、2月~3月の開花期間のみ

一般公開しています。

この梅の木は

樹齢70年のしだれ紅梅で、

淡路島で梅の名所となっていて

あわじ花へんろ第五十六番

「花の札所」に認定されています。

今回はすぐ近くに

車を停めることが

できました。

今年は天候にも恵まれ、

一層色鮮やかに咲いていました。

見事な枝ぶり、

鮮やかな薄紅色の花の

美しさを見るため

県内外からたくさんの

見物客が訪れています。

新型コロナウイルスの関係で、

一般公開が中止された年もありましたが

今年もこうやって、

この梅を見に来れたことを嬉しく思います。

今回は例年より少し早めに見に行ったため、

梅が五分咲きでした。

毎年見ごろは2月末から

3月初めなので、

まだ少し開き切らない花や

綻び始めた蕾があります。

満開の頃も見に行ったことがありますが

その時よりは少し寒々し気でした。

これは満開の頃に見に来た時の写真です

不思議とこの時の写真の方が

花の色が濃く見えますが、

小雨模様だったので

空が暗かったためでしょうか。

それでもやはり

整えられた見事な枝ぶり

であることはたしかです。

梅の花は花柄がほぼ無く、

枝に密着するように咲くので、

今回のように開き切った花で

埋まっていない分、

枝ぶりが良く分かります。

梅の枝は本来は垂直方向に

上へ上へと伸びるので、

剪定してこのように

枝垂れさせるのです。

ここまでの枝ぶりにするのは

大変な労力がかかっていることが

よく分かります。

例年より早めに来たこともあり

気温としては肌寒かったですが、

天気が良かったので

日差しの中であれば暖かでした。

来客も多くあり、

夫婦揃っての写真も

撮ってもらえました。

竹が伸びてきて梅の木の管理は大変

以前と景色が違うのは、

梅の木の横に竹が伸びて

きているからです。

写真にはありませんが、

すぐ近くに松の木もあるので、

松竹梅と揃っていて

なんだか縁起が良い

並びではありますが、

実際はそんなに穏やかな

状況ではないようです。

これは以前に撮った写真です

見比べてみると、たしかに

この時には無かった竹が

梅の木に当たっているのが

分かります。

梅の花を撮る時にも

竹の葉が写りこんでしまいます。

この梅を管理している村上さんも、

竹の処理に相当苦労していました。

竹は地下茎を横に伸ばしてくるので、

いつの間にか敷地を跨いできて

生えてきてしまうのが

厄介です。

非常に立派な

ヒイラギの木も敷地内にありました

これほどまでに赤い実が

多く実っているのは

見たことがなかったので

驚きました。

まるで南天の実のようでした。

竹の浸食やヒイラギの豊穣は

敷地全体が豊かであると

いうことなのでしょうか。

できるだけ豊かな土地に

根ざそうという

植物の力強さを感じます。

それを人の手で管理し、

維持することが

どれほどままならないことか。

今後も大事に守り継がれて

いって欲しいものです。

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